東姫路駅はJR神戸線、姫路~御着間に2016年3月26日に開業した新しい駅です。普通電車(西明石から快速となる電車も含む)のみが停車し、そのほかの列車は通過します。今回、新しくできた東姫路駅を軽く散策してきましたので、写真を用いながら簡単に紹介してみます。
まずは駅舎。普通電車のみが停車し、列車の退避設備などもないため、駅舎もコンパクトに作られています。駅舎は姫路市の鳥「白鷺」の姿をイメージしています。
駅のすぐ横には駐輪場があります。有料ですが、現在は開業直後のキャンペーンでしょうか、無料で駐輪できるようになっていました(31日まで)。
駅の出入口があるのは北側だけで、南側は何もありません。
駅入口にはインフォメーションディスプレイがあります。ディスプレイはタッチパネル式になっており、路線図や時刻表などをこのボードで確認することができます。なお、同じものが同日開業したJR神戸線 摩耶駅にも設置されています。
続いて駅施設の紹介。
自動券売機が2台(うち1台は定期券発行機能付き)と、
「みどりの券売機プラス」が設置されています。当駅には「みどりの窓口」はなく、証明書が必要なきっぷ・定期券の発行などの際は横に設置されている装置を用いてオペレータに遠隔対応してもらいます。
自動改札機の扉部分にも白鷺のイラストがあしらわれています。当駅は改札窓口が無人になる時間帯があるのか、改札機横にインターフォンが設置されていました。発車標、駅構内は最近のJR西日本のよくあるデザインといえます。
階段部分ののりば案内もJR西日本の一般的なデザインですが、下のほうに白鷺のイラストがあしらわれています。さらに、
階段を上りきってホームへ続く通路の途中に、白鷺の足跡をイメージしたタイルが敷かれていました。
続いて駅名標の紹介。姫路駅在来線ホームに設置されているものと同じく縦に短いタイプで、隣駅の英語表記がひらがな表記の横に書かれています(JR西日本の通常の駅名標はひらがな表記の下)。
発車標はほかの駅で新たに設置・交換されている発車標のデザインと同じです。
足元の乗車位置案内もJR西日本で新たに設置・交換されているものと同じタイプでした。
ホームの壁にも白鷺をイメージした板が取り付けられており、いたるところに白鷺を取り入れた、姫路らしい駅です。
それはそうと、この駅を探訪していて思ったのですが……
かなり電車を撮りやすい!!!
東姫路駅は、姫路駅の留置線東端からしばらく直線となり、直後の左カーブを抜けたところに位置しています。また、東姫路駅のすぐ東(厳密にはホームの大阪方4両目付近)から右カーブとなり、すぐ市川の橋梁に差し掛かるという、全体としてはS字カーブの途中にある駅です。また、当駅付近では在来線高架と新幹線高架がほぼ同じ高さにあり、まれに姫路駅を発車した新幹線と在来線が当駅(の所在位置)付近まで並走することもあります。市川橋梁に差し掛かるカーブで110km/h制限がかかっているため、通過列車は速度を落としますが、カーブで列車が車体を傾けながら高速で通過していく様子を間近に見ることができます。さらに、駅ホームの端に視界を遮るものがないため、このダイナミックな走行を思う存分カメラに収めることもできます!ネタになりそうな列車が通るかはさておき、もし当駅で列車を撮影したらどうなるか、作例をいくつか撮影してみましたのでご紹介します。以下、小さく並んでいる画像はクリックすると拡大します。
2番のりば(姫路・相生方面ホーム)の姫路方から撮影。高架の直線部を走行中の列車は真正面から撮影でき、駅に差し掛かる手前のカーブで車体を傾けながら通過していく様子を撮影できます。
同じ場所からは博多方面からの新幹線も撮影できます。この付近は防音壁が低いため、駅ホームからでも容易に撮影できます。
同じ2番のりばの大阪方はホームすぐ近くに架線柱があることや橋梁部分の架線柱により列車が先頭数両しか見えず、この位置からの編成写真の撮影は不向きです(顔面のみの撮影であれば架線柱の間からなんとか撮影はできます)。
新幹線については若干遠くはなるものの、撮影は可能です。市川橋梁を渡る新幹線車両が撮影できます。
1番のりば(大阪方面ホーム)は撮影位置によって作風が変わります。ホーム中ほどから撮影するとこんな感じ(ただし人の多い時間帯は撮影は難しいと思われる)。
ホームの前より(おおむね8両停目~10両停目の間がベストポジション)から撮影すると、市川橋梁とその先に続く直線を見通せるので、いい写真が撮れそうです。
1番のりばでも大阪方ホーム端まで行くとやはり市川橋梁の架線柱で電車が見えにくくなるため、ホーム前より~中ほどがちょうどいいといえそうです。いうまでもありませんが、撮影時はほかの利用者の迷惑にならないよう配慮が必要です。
最後になりましたが、駅周辺についても簡単に紹介。
駅から歩いてすぐのところに「ナフコTWO・ONE STYLE 姫路店」があります。あまり大きい・重たいものでなければ、ナフコで購入した家具を手で持ち帰り、そのまま電車に乗って帰る、といったこともできそうです。さらに少し歩くと「イオン宮西ショッピングセンター」があるほか、姫路警察署・兵庫県立ものづくり大学校も当駅の近くにあります。
というわけで、写真が多くなり長文記事となってしまいましたが、東姫路駅についてご紹介しました。私自身、当駅でこれほど電車を撮影しやすいということは予想していなかったため、驚くと同時にそう遠くない時期にこの駅も鉄道カメラマンの人気スポットの一つになるのではないかと期待しています。個人的には当駅で朝日をバックにサンライズ瀬戸・出雲号を撮影してみたいと感じました。サンライズ瀬戸・出雲号が当駅を通過するよりも前に始発列車が発着しており、ホームからの撮影が可能なので、機会があればぜひとも撮影してみたいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
まずは駅舎。普通電車のみが停車し、列車の退避設備などもないため、駅舎もコンパクトに作られています。駅舎は姫路市の鳥「白鷺」の姿をイメージしています。
駅のすぐ横には駐輪場があります。有料ですが、現在は開業直後のキャンペーンでしょうか、無料で駐輪できるようになっていました(31日まで)。
駅の出入口があるのは北側だけで、南側は何もありません。
駅入口にはインフォメーションディスプレイがあります。ディスプレイはタッチパネル式になっており、路線図や時刻表などをこのボードで確認することができます。なお、同じものが同日開業したJR神戸線 摩耶駅にも設置されています。
続いて駅施設の紹介。
自動券売機が2台(うち1台は定期券発行機能付き)と、
「みどりの券売機プラス」が設置されています。当駅には「みどりの窓口」はなく、証明書が必要なきっぷ・定期券の発行などの際は横に設置されている装置を用いてオペレータに遠隔対応してもらいます。
自動改札機の扉部分にも白鷺のイラストがあしらわれています。当駅は改札窓口が無人になる時間帯があるのか、改札機横にインターフォンが設置されていました。発車標、駅構内は最近のJR西日本のよくあるデザインといえます。
階段部分ののりば案内もJR西日本の一般的なデザインですが、下のほうに白鷺のイラストがあしらわれています。さらに、
階段を上りきってホームへ続く通路の途中に、白鷺の足跡をイメージしたタイルが敷かれていました。
続いて駅名標の紹介。姫路駅在来線ホームに設置されているものと同じく縦に短いタイプで、隣駅の英語表記がひらがな表記の横に書かれています(JR西日本の通常の駅名標はひらがな表記の下)。
発車標はほかの駅で新たに設置・交換されている発車標のデザインと同じです。
足元の乗車位置案内もJR西日本で新たに設置・交換されているものと同じタイプでした。
ホームの壁にも白鷺をイメージした板が取り付けられており、いたるところに白鷺を取り入れた、姫路らしい駅です。
それはそうと、この駅を探訪していて思ったのですが……
かなり電車を撮りやすい!!!
東姫路駅は、姫路駅の留置線東端からしばらく直線となり、直後の左カーブを抜けたところに位置しています。また、東姫路駅のすぐ東(厳密にはホームの大阪方4両目付近)から右カーブとなり、すぐ市川の橋梁に差し掛かるという、全体としてはS字カーブの途中にある駅です。また、当駅付近では在来線高架と新幹線高架がほぼ同じ高さにあり、まれに姫路駅を発車した新幹線と在来線が当駅(の所在位置)付近まで並走することもあります。市川橋梁に差し掛かるカーブで110km/h制限がかかっているため、通過列車は速度を落としますが、カーブで列車が車体を傾けながら高速で通過していく様子を間近に見ることができます。さらに、駅ホームの端に視界を遮るものがないため、このダイナミックな走行を思う存分カメラに収めることもできます!ネタになりそうな列車が通るかはさておき、もし当駅で列車を撮影したらどうなるか、作例をいくつか撮影してみましたのでご紹介します。以下、小さく並んでいる画像はクリックすると拡大します。
2番のりば(姫路・相生方面ホーム)の姫路方から撮影。高架の直線部を走行中の列車は真正面から撮影でき、駅に差し掛かる手前のカーブで車体を傾けながら通過していく様子を撮影できます。
同じ場所からは博多方面からの新幹線も撮影できます。この付近は防音壁が低いため、駅ホームからでも容易に撮影できます。
同じ2番のりばの大阪方はホームすぐ近くに架線柱があることや橋梁部分の架線柱により列車が先頭数両しか見えず、この位置からの編成写真の撮影は不向きです(顔面のみの撮影であれば架線柱の間からなんとか撮影はできます)。
新幹線については若干遠くはなるものの、撮影は可能です。市川橋梁を渡る新幹線車両が撮影できます。
1番のりば(大阪方面ホーム)は撮影位置によって作風が変わります。ホーム中ほどから撮影するとこんな感じ(ただし人の多い時間帯は撮影は難しいと思われる)。
ホームの前より(おおむね8両停目~10両停目の間がベストポジション)から撮影すると、市川橋梁とその先に続く直線を見通せるので、いい写真が撮れそうです。
1番のりばでも大阪方ホーム端まで行くとやはり市川橋梁の架線柱で電車が見えにくくなるため、ホーム前より~中ほどがちょうどいいといえそうです。いうまでもありませんが、撮影時はほかの利用者の迷惑にならないよう配慮が必要です。
最後になりましたが、駅周辺についても簡単に紹介。
駅から歩いてすぐのところに「ナフコTWO・ONE STYLE 姫路店」があります。あまり大きい・重たいものでなければ、ナフコで購入した家具を手で持ち帰り、そのまま電車に乗って帰る、といったこともできそうです。さらに少し歩くと「イオン宮西ショッピングセンター」があるほか、姫路警察署・兵庫県立ものづくり大学校も当駅の近くにあります。
というわけで、写真が多くなり長文記事となってしまいましたが、東姫路駅についてご紹介しました。私自身、当駅でこれほど電車を撮影しやすいということは予想していなかったため、驚くと同時にそう遠くない時期にこの駅も鉄道カメラマンの人気スポットの一つになるのではないかと期待しています。個人的には当駅で朝日をバックにサンライズ瀬戸・出雲号を撮影してみたいと感じました。サンライズ瀬戸・出雲号が当駅を通過するよりも前に始発列車が発着しており、ホームからの撮影が可能なので、機会があればぜひとも撮影してみたいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。