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6月, 2022の投稿を表示しています

【VRChat】プレイヤーが特定のエリアに立った時ボイスを大きくする(オーディオオーバーライド)方法【UdonGraphで作る】

 VRクラブワールドなどを構築するにあたり、DJの告知を聞き取りやすくするために特定のプレイヤーのボイスを大きくしたい場面があると思います。今回は私のワールド「VUG Studio Tokyo」でも導入している、「特定のエリアに入った時そのプレイヤーのボイスを大きくする」方法について簡単に解説します。Udon Graphで作成できるため、コーディングの必要もなく手軽に作成できます。 マイクなどにボイスを大きくするギミックを実装するのと比較して、プレイヤーはただそのエリアに入るだけでボイスが増幅されるため、マイクをGrabし続ける必要がなく楽です。一方で、そのエリアに入っている間プレイヤーのボイスは常に増幅された状態になり、環境音やわずかな声も大きな音で拾ってしまうため、不必要なときはボイスをミュートにするか、今回解説するギミックをオンオフできる別のギミックを実装するなどして対処する必要があります。 ①ボイスを増幅したいエリアを設定する Hierarchyに適当なオブジェクトを新規作成し、Box Colliderをボイスを増幅させたいエリアに設定します。また、Is Triggerにチェックを入れます(チェック入れないとColliderの中に入れないため)。 ②Udon Graph Programを作成する ①で作成したオブジェクトのInspectorでUdon BehaviourコンポーネントをAddします。今回はUdon Graphで実装していきますので、赤枠で示しているプルダウンで「Udon Graph Program Asset」を選択してNew Programを押します。Program Sourceが作成されたら「Open Udon Graph」を押して編集画面を開きます。 ③Variablesを設定する GameObjectの変数をpublicで作成します。変数名はなんでもいいですが、ここではわかりやすさのため「voiceBoostArea」としています。 ④エリアに入った時、エリアから出た時の処理を記述する 以下、どんな処理をやっているかだけ解説します。 まず、プレイヤーがColliderの中に入ったかどうかをOnPlayerTriggerEnterで拾います。 今回重要になるのがVRCPlayerApiのSetVoiceGainとSetVoiceDist

2022年前半を振り返って~開拓と出会いの半年~

 早いもので2022年も半分が終わろうとしています。毎年のように言っていることですが、年月の過ぎ去り方は年々早く感じるようになるもので、特に今年に入ってからは身の回りを中心に様々な変化があり、なおさら月日が経つのが早く感じる今日この頃です。私廻音あじおは毎年6月末にその年前半を振り返る記事を投稿していますが、今回も2022年前半を振り返ってみたいと思います。 この半年間を完結に振り返るなら「開拓」と「出会い」だと思いました。大きなトピックとしてはやはりVRChat上でのDJ活動:VRDJを本格的に始めたことでしょうか。昨年10月にVRChatを始め、同月末頃から様々なVRDJイベントに顔を出すうちにVRDJというカルチャーに惹かれ、もともとリアルDJとして1年半近くやってきた経験も生かして「いつかVRDJとして自分もVRChat上でDJをしてみたい」と思うようになりました。そんな中、ご縁があり今年1月にVRDJイベントに出演させていただけることとなり、ここでVRDJデビューとなりました。あとから聞いた話として、一般にVRDJを始めたユーザーの多くは即席でDJができる練習用ワールドでフレンドの前でDJをしたり、Publicのワールドで自分のボイスからDJのMixを流したり(いわゆる「野良DJ」)して経験を積みつつ、いくつか開催されている初心者向けDJイベントに出演するなどしてステップアップしていく、という流れがあるそうですが、私はそれらをすべてスキップし、いきなり初心者向けではない、しかも当時人気急上昇中だったイベントに出演することとなりました(今となってはそのイベントはスタート直後にインスタンスフルになる大人気イベントとなっている)。なんなら「HMDをつけて、自分のDJ音声をワールド内へ配信しながらプレイする」という行為自体、そのイベント(の開始30分前の音出し)が初だったので(当時は恥ずかしながらDJ練習用ワールドを知らなかった)、我ながらなかなかデンジャラスなことをしたなぁ、と思います(笑)。 一方同じ頃、複数のVRDJイベントを回っていく中で、自分でもDJ用クラブワールドを作ってみたいと思うようになりました。当時Unityは自分のアバターのアップロード用にほんの少し触っただけ、という超初心者でしたが、販売・頒布されているアセットに頼りつつおよそ1ヶ月でワールド

【開封レビュー】HP Victus 16 (AMD CPUモデル)

  今回はHPのエントリークラスゲーミングノート「Victus 16」のAMD CPUモデルを購入しましたので、開封の様子とファーストインプレッションをお送りします。 購入理由としては、私廻音あじおが今後力を入れて取り組もうとしているVJ・映像制作等で必要となったからです。主にDJ・トラックメイキングで使用しているMacBook Pro(13インチ・2020年モデル)は、グラフィックがCPU内蔵のもので、DJやトラックメイキングの場面では特に不満のない性能でしたが、最近急きょVJをピンチヒッターで任された際にこのMacBook ProにResolumeを入れてオペレーションしたところ、CPU使用率がほぼ100%に張り付き、使用する映像素材によっては映像がカクついたりスムーズに映像切替ができなかったりと、明らかに性能不足を感じました。今後、主にVRChatにおいてVJにも力を入れていくことを考えたときに、VIVE Cosmosを接続して使っているVR用PCに匹敵する性能のPCが必要だと判断。とはいえ、VJの現場でユーザが多いMacBook Pro 15インチモデルは高額なため、もう少し手頃な価格のPCがないか探していたところ、以前からたびたびお世話になっているHPからコストパフォーマンスに優れたゲーミングノートが発売されていたため、購入した次第です。 それでは早速開封していきましょう! 今回購入した「Victus」シリーズは、もともと「Pavilion Gaming」ブランドとして展開されていたモデルラインで、「Pavilion」ブランドがミドルレンジをカバーするところからも分かるとおり、主にエントリーゲーミンググレードのPCをラインナップしています。HPのゲーミングPCブランドにはほかに「OMEN」がありますが、それと比較して「Victus」はPCゲームをプレイするに十分なスペックを備えつつコストを抑えられる部分は抑え、またデザインも派手すぎないものとすることで、私のようなクリエイター用途や、普段づかい用PCとしても使いやすいものとなっています。 というわけなので、PCが送られてきた外箱は無機質なダンボールで、内部の緩衝材も紙ベースの最低限のものでした。過去に「Spectre」シリーズを使用していた時期もあり、そちらは豪華な化粧箱入り(内部の緩衝材はスポンジ)の高級