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日本半周ぐるり旅~12. めまいの朝と長丁場の移動~

旅はいよいよ3日目、最終日です。この日は最初に乗る列車が10時台だったため、チェックアウト時刻ギリギリまで部屋で休むことができましたが、
「ん、めまいがするぞ……」
昨日一日中列車に乗り続けていたことによる疲労が取り除ききれなかったのか、起きた瞬間に軽いめまいを催しました。幸い動けないほどひどいものではありませんでしたが、列車酔い一歩手前の何とも言えない気分の悪さを引きずったままこの日の旅行を開始することに。また、2日目は雨も降らず、時折雲が薄くなる場面もありましたが、今日は朝から1日目と同様の雨です。気分が落ち込むばかりですが、まだ旅は終わっていませんので、なんとか気合を入れていきます。

朝食は昨夜駅前のコンビニで調達しておいたものを部屋で食べ、9時半ごろにチェックアウトしました。

昨夜は高山駅到着時点で真っ暗で何も見えなかったため存在に気付きませんでしたが、やはり有名な観光地というだけあって、駅前には観光案内所が設けられていました。
10時ごろに改札を入り、ホームに向かいます。

ここから乗車するのもキハ25系。ここから次に乗り換える美濃太田駅までは2時間40分という長丁場の移動です。

10時半前に出発です。

飛騨の山々を車窓に見ながら列車は走ります。高山駅発車時点で団体客と思われる多くの乗客がいましたが、2つ隣の久々野駅でほとんどが降車し、以後下呂駅まではローカル線さながらの車内でした。
この日は日本で部分日食が見られるとのことでしたが、ご覧の通りの厚い雲に覆われ、また食分も小さかったためいつの間にか日食は終わっていました。


途中、下呂温泉で有名な下呂駅にも停車します。駅ホームには温泉の湧き出るコーナーがあります。気温が低かったこともあり、さかんに湯気を立たせていました。下呂駅からは下呂温泉を訪れた後と思われる観光客が多く乗り込み、以後終点までそこそこの乗車率でした。

高山本線は全線単線ですが、特急「ひだ」も走行します。普通列車は途中の駅で対向列車待ち合わせを行いながら走行します。
朝からのめまいは悪化はしませんでしたが快方にも向かわず、外の景色を眺めつつ気分が悪くならないよう注意しながらの乗車となりました。

13時過ぎに美濃太田駅に到着です。高山本線はこの先岐阜駅まで続きますが、今回はここから太多線に乗り換えます。太多線は高山本線の美濃太田駅と中央本線の多治見駅を結ぶ路線です。

太多線もまた全線非電化なので、またまたキハ25系に乗車します。


列車の発車を待っていると、高山方面から特急ひだ号が入線してきました。

美濃太田駅から30分ほどで、太多線の終点、多治見駅に到着です。ここから中央本線で名古屋を目指します。

次回に続きます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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