今回はSONYのタブレット端末「XPERIA Z3 Tablet Compact(SGP611JP/B)を購入しましたので、その開封レビューをお送りします。が、記事が長大になることが予想されますので、開封・おおよその概観紹介と、レビューに分けて記事をお送りします。
まず購入の経緯ですが、正直なところ以前のタブレットを購入した時から「いつかこうなるのではないだろうか」と予想はついていました(笑)。
去年の11月、僕はドスパラのGoogle Play対応格安Androidタブレット「DG-D07S/GP」を購入しました。購入直後のレビューの時点ですでに「動作がかなり重たい」「タッチ感度が悪い」「電池の持ちが悪い」と思っており、それでも「スマートフォンの補助としてなら何とか使える」と自分に言い聞かせて使用を続けてきましたが、気が付くと今までDG-D07S/GPでやっていた屋外でのTwitter・ネット閲覧などは再び手持ちのXPERIA ZL2でするようになり、ここ最近は下宿先のキッチンで時刻確認やタイマー程度にしか使用していませんでした。
また、このほど縁あってSONYのネットワークレコーダー「nasne」を買ってもらえることになり、それを使って屋外でも快適に録画番組を楽しめるようになるため、この際思い切ってSONYのタブレット端末にしてしまおう!ということになったのです。
実はタブレット端末を選ぶ際、最後の最後まで「XPERIA Z Ultra(Wi-Fiモデル)」と悩んでいました。最終的に以下を理由にXPERIA Z3 Tablet Compactを選択しました。
- 大画面のほうがnasneで転送したテレビ番組も見やすいだろうし、webサイトのリンクも拡大などの操作なしにタッチしやすいだろうということ(当初はポケットに入るサイズのZ Ultraも大変魅力的でしたが、これらの用途での使いやすさを考え、Z3 Tablet Compactを選択しました)
- バッテリーの持続時間(両モデルともDG-D07S/GPの2倍以上のバッテリー持続時間でしたが、Z Ultraの約2倍の持続時間であるZ3 Tablet Compactのほうが充電頻度も少なくて済むだろうと考えました)
- Z UltraとZ3 Tablet Compactは発売時期に約10か月の差があった(スペックはどちらも高いですが、より新しいZ3 Tablet Compactのほうが長期間使えるだろうと思いました)
- ハイレゾ・FLAC対応、DSEE HX装備であること(現在はハイレゾ音源もハイレゾ対応ヘッドフォンも持っていませんが、できるだけ良い音で楽しみたいため、FLAC対応(Z Ultraは非対応)は選択に大きな影響を与えました。また、普通の音楽ファイルをハイレゾ相当の音質にアップコンバートするDSEE HX対応であることも、将来的なハイレゾ対応ヘッドフォンの導入可能性を考えると外せないスペックだと感じました
それではさっそく開封していきましょう!
色はブラックで、16GBモデル(SGP611JP)を購入。32GBモデルは高額であることと、nasneによって転送した番組がどのぐらいストレージを消費するかが未知数でしたし、そもそも大量に番組を転送して視聴することは考えていないので、どうしても足りなくなったらmicroSDHCまたはmicroSDXCカードで容量を追加するスタイルとしました。今回は本体のほかに液晶保護フィルム、純正カバーも同時に購入しました。
僕はこのタブレットをリュックやブリーフケースに入れて持ち運ぶつもりですが、それらの中でものが激しくこすれあい、その拍子にZ3 Tablet Compact本体に傷がついては悲しいことと、うっかり机などに本体をぶつけてしまっても衝撃が伝わりにくいように、このタブレットに対してはフリップタイプのカバーを装着し、しっかり保護することにしました。
カバーはサードパーティからも数多くの製品が出されていますが、価格に差があまりなかったこと(むしろ純正品より高額なサードパーティ製カバーもあるほど)と、
純正品なのでカバーにもSONYロゴが入っている!これは外せませんでした。また、このカバーはマグネット?が埋め込まれており、カバーを開くとスリープ解除、カバーを閉じるとスリープに移行するスグレモノです。
本体パッケージの裏面には本体写真・各種ロゴ・注意事項などが書かれています。
それではオープンしましょう!
SONY製品おなじみの、「パッケージを開けるといきなり本体だけが目の前に現れる」スタイルでした。
さて、しみじみと眺めている暇もありませんので(笑)、本体はいったん横に置いといて、先に付属品を紹介します。
各種取説や注意事項などの書かれた紙と、これまたSONY製品おなじみの「製品登録のおすすめ」、また電子書籍の案内リーフレットも入っています。
続いてUSBケーブルとACアダプター。ACアダプターは最大出力1500mAのハイパワータイプです。もちろんパソコンのUSBポートでも充電はできますが、バッテリー容量が大きく充電に時間がかかるので、ACアダプターの使用をお勧めします。なお、XPERIA ZL2には付属していた充電スタンドはZ3 Tablet Compactには付属しておらず、別売り品となっています。
それではいよいよ本体の登場!……の前に、先に液晶保護フィルムを貼り付けます。購入日は元日、この液晶保護フィルムをきれいに貼れるかが、今年の身の回りのデジタルガジェット関連の運勢を決定づける……などと考えながら慎重に貼り付け作業を行いましたが……
自己新記録レベルできれいに貼り付けることができました(´・_・`)
というわけで、本体の登場です。「一切の無駄を排したデザイン」と称された外観は、いつ見ても素晴らしいです。
側面。SONYのスマートフォン・タブレット端末のアイデンティティともいえるシルバーに輝く電源ボタン。デザインはスマートフォン「XPERIA Z3」に準じたものですが、ボタンのサイズがZ3とわずかに異なります。電源ボタンの下には音量ボタン、右上にはヘッドセット端子があります。なお、液晶保護フィルムはいつもの通り非光沢タイプを選択しました。光沢タイプのほうが映像がより鮮やかに見えるのですが、指紋が目立ちやすいですし自分の顔が映り込むのも嫌なので、XPERIA ZL2、DG-S07S/GPも非光沢タイプのフィルムを貼り付けています。
裏面。前述の純正カバー装着によって基本的には見えない部分になりますので、記録用も兼ねて撮影しました。裏面はマットブラックであるため、指紋が目立ちにくくなっています(Z Ultraは裏面もガラス張り)。SONYロゴの右あたりにNFCロゴがあり、ここに対応製品をタッチすることで簡単にペアリングや設定ができます。
下部にmicroUSBポート、
左側面にmicroSDカードスロットがあります。防水性・防塵性を重視する方はこれらはなるべく開閉したくない場所ですね。充電を別売りのスタンドで行うことでmicroUSBポートの開け閉めの頻度を減らすことができますが、僕は水につけたり水しぶきの多い場所で使ったりするつもりはないので、今のところ購入予定はありません。
手に持つとこんな感じ。DG-D07S/GPより一回り大きいですが、なんとかホールドすることはできます。ただし、この持ち方の場合中指や薬指のあたりに電源ボタンや音量ボタンが来ますので、誤って押してしまいそうです。
なお、カバーを付けるとこのような持ち方もできませんので、大画面タブレットのような、親指を画面のふちにかけ、ほかの指を背面に添える持ち方、または本を開いてそれを片手で持つときの持ち方になりますかね。
カバーをつけるとこんな感じ。さすが純正カバー、装着しても本体のデザインを損なっていません。それでいてガタや強度に不安なところもないです。また、このケースはスタンドスタイルとしても利用可能で、文書作成や映像鑑賞の際に重宝しそうです。
次回はセットアップを進めつつ、実際に使ってみて気付いたことをレビューしていきたいと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。