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自作PCパーツを換装しました

今回は自作PCリニューアル計画第二弾としてPCパーツの換装をしましたので、写真を交えながらレビューをします。経緯紹介からパーツ紹介・レビューまでを一つの記事で紹介するため、長大な記事になりますことをあらかじめご了承ください。


「自作PC」


当ブログをご覧いただいている方の中にも、もしかしたら自作PCを持っている、あるいはその自作PCで当ブログを見ているという方がいらっしゃるかもしれません。僕自身も2010年にパソコンを自作し、以来約5年ほどほとんど内部構成を変えずに使用してきました。しかし、近年の技術進歩は非常に素晴らしいもので、現在発売されているCPUは私が使用している世代のものよりも省電力でありながら性能が大幅に向上しています。また、僕が自作PCを組んだのは今から5年前ですが、自作PC完成時から5年前、すなわち2005年1月ごろといえば、爆熱でおなじみPentium 4およびPentium D全盛の時代。

「もうそろそろ、内部構成変えてみてもいいんじゃないかな……」

そこで、現在の構成での自作PC完成から5年となる今月をめどに、システムを刷新する計画を立て、まずはその第一弾として去年PCケースを交換しました。そして今回、ついに内部パーツの一斉換装が実現しました!


以後、今まで使っていたPCのパーツ群をまとめて「旧構成」、今回換装するパーツ群をまとめて「新構成」と呼ぶことにします。


旧構成でのパーツ選びにおけるコンセプトは「性能重視」で、一時はCore i7 900番台で組むことも考えていましたが、当時自作PCに関する知識が乏しかった僕が性能を重視したのはCPUだけで、メモリーは3GB(旧構成はデュアルチャンネルのため本来2枚1組で2GBとなりますが、もともとトリプルチャンネルのCore i7 900番台で組む予定だったところ予算不足でCore i5 750で組むことになったため、またメモリー2GBでは動作がやや重たいことが判明したため、先に購入してしまっていた3枚組のメモリーをそのまま3枚とも装着したという経緯があり、3GBという中途半端なメモリー容量となっています)、グラフィックは当初エントリー向けのRadeon HD 4350搭載ボードを装着していました(その後、このボードを親に譲渡したうえで、安売りしていたGTX465搭載ボードに換装しました)。また、ストレージはすべてHDDを使用していたため、旧構成完成直後から「思ったより動作が遅い」などと嘆いていました。

その後、体感速度向上にはSSDの使用とメモリー容量が重要になってくることがわかり、いつかは旧構成でSSDを導入したいと考えていましたが、OSをSSDに移行するには手間と時間がかかりますし、旧構成完成後数年はソフトウェアや周辺機器などを充実させることを優先していましたのでなかなかSSDを導入する機会がなく、そうこうしているうちに旧構成完成から5年が経過してしまいました。さすがに5年もたつとCPUなども最新モデルから見劣りする部分が出てきましたので、「こうなったら新しくPCを1台作り上げる勢いで内部構成をガラッと新しくしちゃおう!」ということになったわけです。

新構成のパーツ選びにおけるコンセプトは「省電力化と体感速度の向上」としました。後で詳しく紹介しますが、CPUはCore i5からCore i3に、グラフィックもGTX465からCPU内蔵グラフィックに変更し、文字だけ見ればスペックダウンになります。しかし、メモリーを従来の3GBから8GBに増強し、CドライブにSSDを採用したうえで、写真やビデオなどのデータをほかのHDDから読み出す形(データを別のHDDから読み出す方式は2013年ごろから導入済み)とし、体感速度を向上させる構成としました。

また、技術の進歩によりプロセスルールがCore i5 750の45nmから今回導入したCore i3の22nmになるとともに4コア4スレッドから2コア4スレッドになったことにより、TDPが95Wから54Wへと大幅に減少したほか、グラフィックをCPU内蔵のものにしたため、グラフィック関連のTDPもCPUのTDPに含まれました(GTX465のTDPは200W)。もちろんTDPの値はCPUやGPUがフル負荷で稼働しているときの最大の値ですから常にこれらのTDPの値を消費しているわけではありませんが、用途に大きな変化がないこと、またパーツ換装に伴って電源ユニットを変換効率のより良いものにしたことなどを考慮すれば、全体的には省電力化したのではないかと考えています。


と、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、ここからいよいよ写真を交えながらパーツ換装の様子をお送りしていきます!






まずは記念に旧構成のケース内部。ケースは新構成で使用しますので、この中に入っているほとんどのパーツをこの後取り外していきます。


CPUはCore i3 4160(2C4T、Cache 3MB、3.6GHz)としました。当初はCore i3 4370(2C4T、Cache 4MB、3.8GHz)にしようと考えていましたが、今回購入した店舗では取り扱いがなかったこと、また近隣の店舗でも取り扱いがなさそうなことがwebページ上から推測できたため、今回パーツをまとめて購入した店舗で在庫があるi3 4160を選択しました。CPUのみ通販などで購入することも一時検討しましたが、今回パーツをまとめて購入した店舗で対象のCPUとマザーボードを合わせて購入すると値引きされるキャンペーンを行っていたため、スペックはi3 4370には及ばないもののより安く導入できるということでCPUもこちらで購入しました。また、Core i5も一時検討しましたが、予算をやや超過することと、旧構成で4コアをフルに使い切っているところをあまり見なかったため却下し、クロックで速度を稼ぐCore i3の上位モデルとしました。2コアとはいえ、HTTが機能し4スレッド動作しますので、2コア2スレッドよりはましでしょう。


マザーボードはGIGABYTEのGA-H97-HD3としました。旧構成では親からのすすめでMSIのマザーボードを使用しており、今回も店頭にあればMSIのマザーボードを候補に入れるつもりでしたが、今回購入するCPUに対応したH97チップセット搭載マザーボードでMSIの製品がなかったため、こちらのボードを選択しました。これより400円ほど安いASRockのマザーボードもありましたが、一部に電解コンデンサが使われていることがわかり、「400円でオール固体コンデンサにできるなら」ということで却下しました。


旧構成で使用していたMSIのP55-GD65は、SATAケーブルが4本、IDEケーブル、SLIケーブル、CrossFireケーブル、PCIスロット用USB端子など、至れり尽くせりの付属品でしたが、GA-H97-HD3はSATAケーブル2本とバックパネル、取説だけというシンプルな付属品でした。なお、SATAケーブルは旧構成で使用していたものを流用するため、新構成では使用しません。


ボード本体。ATXサイズですが横幅がせまく、右側3本のネジ止めが不要です。


続いてメモリー。ADATAの4GBx2のメモリーを購入。


メモリー装着。スロットに番号が振られていますので、デュアルチャンネル動作させる場合は番号にしたがってメモリーを取り付けます。


CPUクーラーは旧構成のものを流用。


SSDはADATAの128GBモデルを購入。SSDの導入を検討し始めた当初はintelしか候補にありませんでしたが、最近はそのほかのメーカーでも高性能な製品が続々登場してきましたので、複数のメーカーから候補を挙げ、最終的にこちらの製品としました。ADATAなら先ほど紹介したようにメモリーも出しているし、まぁ安心だろうという考えで(笑)。


ちなみに現在使用しているケースは底面にSSD装着用のネジ穴が切られており、このようにSSDを装着することができます。が、これでは電源コネクタが挿せないことが判明しましたので、いったん別のスペースにSSDを仮設置しておき、後日変換アダプタなどを用いて底面に設置していても電源コネクタを挿せるようにしたいです。


続いて電源ユニット。旧構成のものの流用も検討しましたが、電源ユニットを新たに購入し、使用頻度の少ないHDDを新構成で使用しないことにより、旧構成をケースの外に取り出したまま独立して運用させることができるようになるため、新たに電源ユニットを購入することにしました。メーカーは以前から気になっていたCorsairとしました。電源容量は430Wと、旧構成の650Wから少なくなっていますが、グラフィックボードを使用しないことなどにより500W未満でも足りるだろうと判断しました。また、旧構成の電源ユニットは80PLUS準拠でしたが、こちらは80PLUS BRONZEとなっており、電源変換効率がやや高いものとなっています。


この電源ユニットはプラグインタイプの電源ユニットで、自分で必要な電源ケーブルだけを電源ユニットに差し込んで使用することができるため、ケース内部が余分なケーブルでごちゃごちゃしなくて済みます。最低限必要なATX24pinとCPU8pinのみユニットから直接出ていますが、そのほかのSATA電源ケーブルやペリフェラル4pinケーブル、グラフィックボード用6+2pinは付属品から必要なものだけ差し込みます。とはいえ、僕の構成はSATA電源コネクタが4つとペリフェラル4pinが1つ必要でしたので、不要だったのはグラフィック用電源ケーブルだけでした。


OSはWindows8.1 64bit版(DSP版)としました。Windows7を導入した際はパッケージ版を購入したため、32bit版・64bit版両方のインストールディスクが入っていました。旧構成完成直後はWindows Vista 32bit版を使用しており、いつか64bit版に切り替えたいと考えていたため、ここで64bit版への乗り換えも可能でしたが、32bit版から64bit版への切り替えはクリーンインストール(設定などを引き継いだアップグレードができない)となるため、結局32bit版でアップグレードしたという経緯があります。今回はSSDに新しくインストールする形になりますので、僕の選択肢はもちろん64bit版一択。32bit版と64bit版では一部のソフトウェアに互換性の問題などもありますが、去年9月に購入したノートPC(64bit版Windows8.1搭載)ではほとんどのソフトウェアが特に問題なく動作していましたので、「問題があればその都度対処する」という形をとることにしました。


DSP版の購入となりましたので、家電量販店など?で販売されているパッケージ版とは異なりインストールディスクは封筒のようなものでの提供となります。ディスクは32bit版または64bit版の、購入時に選択したどちらか1枚だけが封入されています。プロダクトキーは封筒の中に封入されているステッカーに記載されており、クイックスタートガイド的なものは何も付属していません。





続いてOSなどのインストール作業に移ります。もうしばらくの間お付き合いくださいませ。


OSのインストールに最小限必要な構成で仮組みをし、電源オン。まずはBIOSの設定確認を行います。といっても変更が必要な箇所はほとんどありませんでした。

続いてOSのインストール。ここまではスムーズに進みました。メモリーの相性問題も特にありませんでした。

問題はこの後のソフトウェアのインストール。まずウイルスバスターのインストールでいきなり互換性エラー。試行錯誤した末、ウイルスバスターのサイトからインストーラーをダウンロードし、こちらからインストールすることで解決。その後もいくつかのソフトウェアで互換性エラーが発生しましたが、すべてwebサイト上から最新のインストーラーをダウンロードすることで解決しました。

そして、一番大きな問題は、データ移行の失敗。旧構成でWindows7をインストールしていたHDD(ここでは旧Cドライブとします)にはいくつかデータが残っていましたが、そのままSSD(ここでは新Cドライブとします)にWindows8.1をインストールし、旧Cドライブをデータ用HDDの扱いで接続すれば中のデータを取り出し、新Cドライブに移行できるのではと考えていました。しかし、旧Cドライブのユーザーフォルダ(C:\Users\ユーザー名\)にはアクセス権限の設定がかかっているらしく、すぐにはアクセスできませんでした。フォルダを開こうとした際に出てきたダイアログで「続行」をクリックすると何か読み込みを始めましたが終わる気配もなく、その後試行錯誤しているうちにユーザーフォルダのデータの大半が破壊されてしまいました。幸い重要なデータは破壊されておらずかろうじて取り出せたことと、ほとんどのデータを別のHDDから読み出す形にしていたこと、また外付けHDDにバックアップを取っていたことなどにより、全データ喪失という悲劇は回避できましたが、データ移行の際はあらかじめ別のHDDなどにデータを移動させておくべきだという教訓を得た重大な出来事となりました。あるいはダイアログで「続行」を押した後長時間待たされているときにもしかしたらアクセス権限の設定変更を行っていたのかもしれないと考えると、あの時もう少し待っていたらデータの破壊は免れたかもしれません。旧Cドライブはソフトのインストールやデータの保存用にすでにフォーマットしたので、今さら悔やんでも仕方のないことですが、次回以降そのような機会があれば注意したいポイントです。


とまぁ、紆余曲折ありましたが6時間ほどですべてのソフトウェアのインストールとデータの移行はほぼ終了し、旧構成とほぼ同じ環境を構築できました。


すべての作業が終了したため、ここでパーツ類をケースに収めます。前述のとおりSSDをケース底面に固定できないため、暫定的にHDDの上あたりに置いています。また今後何らかのトラブルが発生した時にすぐに分解することができるよう、ケーブルなどはまとめずに放置しています。もうしばらくの間使ってみて、特に問題がなければケーブルなどをきれいにまとめ、ついでに電源変換アダプタを購入してSSDをケース底面に設置したいと思います。グラフィックボードがなくなったこと、マザーボードがコンパクトになったこと、またHDDが1台少なくなったことにより、よりシンプルなケース内となりました。





それでは最後に動作についての簡単なレビューを。

今回のパーツ選びのコンセプトの一つに「体感速度向上」を挙げましたが、現時点ではその目的は十二分に満たされています。PCの電源ボタンを押してからログオン画面が表示されるまで10秒もかからず、ログオン後にデスクトップが表示され、そのあとTwitterクライアントやwebブラウザなどを表示するまでに1分もかかりません。旧構成ではログオン後からここまで3分近くかかり、電源オン後10分程度は動作の重たい状態が続いていましたが、新構成ではすぐに快速動作をするためとっさの調べ物でも待たされることがほとんどなく助かっています。

メモリー8GBの恩恵も絶大で、ブログ掲載用に写真をリサイズする際、一度に10枚近い画像を表示させることがありますが、旧構成では途中から表示速度が遅くなり、メモリーも限界ギリギリまで消費していましたが、新構成ではSSDの効果も相まって画像の表示は一瞬で、メモリーも半分程度しか消費していません。今の用途ではメモリーを半分消費することもほとんどないのではないでしょうか(笑)。

グラフィックも全く問題ないと感じています。鉄道シミュレータ「Bve trainsim 5」を旧構成の時と同じ設定で動作させてみてもほぼ同じ挙動で、顕著なカクつきなどグラフィックの性能が低いと感じる場面は全くありません。CPU使用率も低く、旧構成ではシミュレータで遊んでいると途中からCPUファンの速度が上がり、ケースの排気がだんだん熱くなってきましたが、新構成ではCPUファンは静かなままで、排気もはっきり分かるほどの温度の変化はありませんでした。

なお、はじめに「現時点では」とつけたのは、新構成はクリーンインストールで構築した新しい構成で、今は余分なファイルなどがないため動作は軽いものの、今後ソフトウェアのインストールやファイルの出し入れなどを繰り返すうちにだんだん動作が重たくなるかもしれないからです。実際に旧構成を組んだ直後は新構成に換装する直前ほど動作は重たくなかったと思います。様々なソフトのインストール、ファイルの出し入れ、Windowsの再インストール、Windows7のインストールを行ううちにだんだんとシステムが重たくなってきました。新構成でも今後様々なソフトをインストールするでしょうし、ファイルもたくさん作ったり削除したりします。Windows10が発売されればこちらにアップグレードするかもしれませんので、そういった作業を経て、旧構成と同じ5年後、今と同じ体感速度を維持しているかといわれるとそれはわかりません。今後使用しながら観察してみたいポイントです。


というわけで、自作PCのパーツ換装についての記事をお送りしました。旧構成は5年頑張ってもらいましたが、正直なところ最後の1~2年は体感速度的にかなりつらいところがありましたので、次回は状況にもよりますが3年後をめどにパーツの換装をしたいと考えています。が、タブレット端末などのモバイル機器全盛の時代ですから、もしかしたら私もそのころには自作PCから離れてノートPCなどをメインPCにしているかもしれません。


2015年1月22日追記


今日、配線整理に必要なパーツなどを購入したので、SSDをケース底面に設置し、配線をきれいにまとめ直しました。とはいえ、SATA端子の向きの都合上SATAケーブルはまだ少しごちゃごちゃしています。以前使用していたマザーボードのように端子が横向きのモデルであればよりすっきりするのですが、端子が横向きだと配線がしづらいのでなんとも言えないところです。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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