空の駅散策後は橋梁下の集落へ下りてみます。
ホーム中ほどから下へおりるための道が用意されていますが、急な坂道で階段状にはなっていないため、特に冬場は路面凍結による滑落に十分注意が必要です。
中腹ぐらいまで降りてくると、新旧橋梁をこのような角度から眺めることができます。
さらに進むと橋梁の真下を通ります。
このように新旧橋梁が並んでかかっている様子を真下から見ることもできます。
このあたりに、そのまま下まで降りていくルートと、再度山を上がり橋梁の展望デッキに行くためのルートとの分かれ道があります。せっかくですから展望デッキも見てみることにします。展望デッキへの道も急な坂道で、雑草が生い茂っており歩きにくいです。カメラなどの重たい機材を伴う場合は足元に十分注意が必要です。
展望デッキに到着。通称「お立ち台」と呼ばれるここには木板で作られた撮影用の立ちスペースが整備されており、日本海を背景に橋梁を渡る列車を撮影できます。
撮影例。列車重視の構図にしてみました。本当はここに何か列車が走ってほしいところですが、時間もありませんので構図の確認だけしてふもとへ下ります。
橋梁の真下は公園として整備されていました。この時、運がいいのか悪いのか、橋梁を列車が通過していきました。旧橋梁時代はいかにも鉄橋らしく大きな音をたてて列車が通過していったそうですが、新橋梁はコンクリート橋であるうえ軌道に防音用のバラストが敷き詰められているため、列車通過時の音は比較的静かでした。
新橋梁は旧橋梁の山側に作られましたが、トンネルの位置は変わっていないため、香住方でS字カーブを描いています。その様子は真下からもはっきり確認できます。
この後、近くにあった「道の駅あまるべ」に入ることに。何か適当に軽食を購入し、すぐに出てくるつもりでしたが、まだ時間もあるしなんといっても外は寒い。それに、道の駅の中にある食堂に気になるメニューがありましたので、食べてみることにしました。
注文したのはこちらの「浜うどん」。見た目は普通の天ぷらうどんですが、わかめを食べた瞬間に驚かされます。水で戻すタイプの乾燥わかめにあるようなふにゃふにゃの食感ではなく、まるで茎わかめを食べているかのようなシャキシャキした食感と磯の香りを感じました。おそらく近くで収穫したわかめを乾燥させることなくそのまま調理したのでしょう。魚の天ぷらも身がプリプリしていておいしく、さらにはうどんもコシのあるしっかりした歯ごたえで、価格以上の満足感を得ることができました。もちろん温かいうどんにしましたので、ここまでの散策で冷え切った体も芯からあたためることができ、大満足の昼食でした。
次回は道の駅あまるべ周辺をもう少し散策してみます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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