サンライズ瀬戸・出雲号が到着しました。いよいよ乗り込んでいきます。車内の通路は狭く、大きな荷物をたくさん持った乗客が次々と乗り込んできますので、自分の指定場所を見つけたらさっさとカーペットへ上がります。
今回乗車したのは寝台券の不要な「ノビノビ座席」で上下2段構造のうちの上段になりました。上段は揺れやすいものの床下の機械音がより聞こえにくく、やや静かに過ごすことができます。
窓周辺。この窓は降車するまで、僕専用の窓となります。といえばちょっと優越感が出ると思った(´・_・`)
左上に点灯しているライトは就寝時に消灯可能です。また、これとは別に読書灯も設置されています。
窓から外を見る。その他の2階建て車両の階上室の窓よりは低いですが、それでもやや高めの目線で、観光バスのような目線の位置でした。
発車までまだ時間がありますので、車内の装備を少し見てみます。
備え付けの紙コップ。ですが、薄っぺらいので、ちょっとした衝撃で破れてしまいそうです(笑)。今回は使用しませんでした。
カーテンは新幹線のそれのような、上から引き下ろすタイプ。フリーストップタイプです。
頭上に風の吹き出し口があります。冬ですが冷風が出ていました。風向・風量ともに調節可能です。
荷物を置き、足をのばすとこんな感じ。ノビノビ"座席"とはいえ、完全に横になることができます(車内を軽く見まわした限りではほとんどの方が眠られておりました)。また、幅もそれなりにありますので、バッグを立てて置いて、その横に寝ることもできます。なお、床暖房が効いているのか、カーペットがほんのり暖かかったです。
備え付けの肌かけ。ですが、僕は着ていたコートを掛け布団代わりに用いて、この肌かけ(と手持ちのネックウォーマー)を枕代わりにしました。
そして22時、定刻通り発車しました。
発車した後は事前に駅で購入しておいたおにぎりとコーヒーを飲食しながら、まずは寝台列車の感覚に慣れることに専念しました。発車して間もなく検札が始まりますので、早々と寝てしまわないように注意が必要です。検札が終わると車掌さんが通路側のカーテンや空席の場所のカーテンを閉めて立ち去っていきました。
それではノビノビ座席のレビューを軽く。
ノビノビ座席は寝台券がいらない代わりに床がカーペット敷きになっており、普通のベッドよりは明らかに硬いです。しかし、カーペット自体にへたりは見受けられず、それにより全く寝ていられないほど硬くはありません。また、備え付けの肌かけを敷いたり、(冬場であれば)自分が着ていたコートを下に敷くなど、工夫次第で快適な睡眠も可能です。僕のような「どうせ寝台列車で寝られるわけねぇし」という考えがあれば、ノビノビ座席はこれ以上ないお得な移動手段と言えます。
ノビノビ座席のある車両は床下にモーターやインバータなど、機械音の出る機器が載せられています。しかし、室内の遮音が行き届いているため、眠りに支障が出るほど大きな音では響きません。こちらも「どうせ寝台列車では寝られない」という考えさえあれば、逆にこれらの機械音をBGMにして寝ることだって(無理
なお、チケットを取った時には「25日の座席は埋まっている」と言われたため、24日発のこの列車も満席だと思っていましたが、意外にも東京駅発車時点では僕の座っていた場所とその右隣り2つ、その他数か所に乗車があっただけでした。そのほかの空席は横浜、熱海と停車するにつれて徐々に埋まっていったようですが、姫路で下車するまで僕の左隣2つは空席のままでした。
ん~、ここでまさかのノートPC広げてのTwitter(´へωへ`*)
ちなみにノートPCを広げたのはTwitterが目的ではなく、エクストリーム東京旅行でここまでに撮影した画像をいち早くOneDriveにアップロードするためでした。スマートフォンでテザリングをして、写真の取り込み・リサイズ・アップロードを手早く行い、そのついでにTwitterも軽く閲覧しました。
そしてこの後、車窓を映すライブ配信をしようと思っていましたが、東京駅発車直後からわずかに催していた列車酔いがだんだんひどくなってくる気配がしましたので、すべての作業を打ち切り、しばらく横になることに。当初は一晩中起きているつもりでしたが、気分が悪い状態で旅行を続けても苦しいだけですので、一足早く23時過ぎに横になりました。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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