この記事は過去に初代ブログで投稿したものです。 初代ブログから本文をそのまま移行したため、一部表現に不自然な点があるかもしれませんが、そのまま掲載します。
テレビアニメの一部、特に日常系のアニメには、その物語の舞台となる街に日本の市町村が選ばれる場合が多く、市町村が特定されるとたちまち「聖地」として、アニメファンによる観光の対象となります。こうした観光旅行を俗に「聖地巡礼」といいます。
一方、市町村としてもこの「聖地巡礼」を利用して観光客を呼び込もうと積極的にPRを行う場合が少なからずあり、中にはアニメ放送期間中にとどまらず、常にアニメのタイアップを行うこともあります。今回僕が訪れた「広島県竹原市」もそのうちの1つです。
この竹原市は、テレビアニメ「たまゆら」(OVA・アニメ1期・2期)の舞台となりました。特筆すべき点は、アニメの中でこの竹原の町並みが忠実に再現されていることです。多くのアニメで現実に存在するものを取り上げる場合、文字を変えたりして「似ているけど違う」ようにする場合が多いですが、「たまゆら」の場合、店名など個人にかかわるものこそ別の名前に変えられていますが、例えば竹原駅はそのまま竹原駅として描くなど、まるで「現実がそのままアニメ化された」ようなリアルさを感じることができます。自分たちの愛する街が忠実にアニメの世界に再現されたということで、竹原市民の皆さんもきっと喜んでいることでしょう。
また、竹原市は「まちなみ保存地区」という場所があり、その古き良き町並みの風情から「安芸の小京都」とも呼ばれます。ちなみに、僕が住む兵庫県の南西部には、たつの市という街があり、こちらも風情ある町並みの場所が存在することから「播磨の小京都」と呼ばれることもあります。昔撮影に行ったことがあるのですが、まるで昔にタイムスリップしたようでした。今回、「小京都」と冠する街を他にも撮影してみよう、という思いがあり、聖地巡礼も兼ねて竹原市に行ってきました。
ちなみにこの竹原旅行、本来は第1期放送直後の2012年2月に行く予定でしたが、実施直前に親に勉強について喝を入れられ、実施しないことに。大学進学決定後の今年3月に実施する予定となりましたが、下宿先選びなどでバタバタしているうちに大学の授業が始まってしまい、旅行をするまとまった機会がなかなか得られずにいました。今度は第2期放送中の今年8月の夏休み中に実施することを検討しましたが、東京旅行の実施許可が下りたことにより、こちらを先に実施することに。休暇中に2カ所も遠方へ旅行に行くのはお金もかかるし気が引けてしまい、またしても実施できませんでした。そして12月、冬休み期間中に問題なく実施できることになりました。計画から実施まで2年弱という長いブランクがありましたが、実はおおよその行程は最初の計画からほとんど変わっていませんw
さて、長い前置きはこのぐらいにしておいて、いよいよ旅行のレポートに入っていきます。
行きは新幹線を利用します。実施した日は平日で、親は仕事のため日中は送迎をしてくれる人がいません。自転車を使うにも駐輪場代が必要になったり、朝早く夜遅いため管理人に駐輪場代を渡せないなどの問題もありました。そこで、親の車に同乗する(親は最寄り駅まで車で移動する)ことにしました。
新幹線を利用するということで、まずは在来線で姫路駅に向かいます。
6時40分頃の姫路駅。まだ薄暗いです。8月に行った東京旅行の時は、1時間ほど前に同じ場所に立ちましたが、その時とほぼ同じ明るさか少し暗いぐらいです。季節の移り変わりを感じましたw
さて、東京旅行の記事で13番のりばに停車している電車を指しながら「いつかこの電車に乗りたいな」と書きました。
(東京旅行の記事より引用)
こちらの「こだま729号」です。この電車は姫路駅始発(姫路駅を朝一番に出発するという意味ではなく、姫路駅から旅客営業を開始するという意味)で、姫路駅を発着する電車の中で唯一13番のりばから発車します。要するにレアな存在な訳です。東京旅行のときに乗った「のぞみ102号」も以前記事に書いたとおりレアな存在なので、こちらもいつか乗りたいと思ったわけです。
ところが今回、
この電車に乗ることに
なりました!!!!!
まさかこんなに早く乗れるとは思っていませんでした。2013年のうちに姫路駅新幹線ホームの2大レア電車に乗ることになりましたw
このときはまだこだま729号は準備中で、ドアは閉まっていました。ホームで待っていると、新大阪方面からのさくら541号がやってきました。いずれの電車もホーム中央よりに停車するので、少し前の方からこの2列車の並びを撮影しました。その写真は当ブログのヘッダー画像に採用しました。
こだま号の扉が開くのを待っていると、12番のりばの発車標がやらかしてくれましたwwwさくら541号が発車した直後、次発のさくら543号の情報が先発列車の段と次発列車の段の両方に表示されていました(写真上段)。しかもこの状態が20秒ほど続いていましたwこれがデフォルトなのか・・・ちなみにその後は写真下段のように通常の表示になりました。
そうこうしているうちに発車20分前になり、ドアが開いたので乗り込みます。
このこだま号は700系7000番台「レールスター」で運用されます。ひかりレールスター運用だった頃は、4~8号車は指定席で、写真のような2列x2列シートでゆったり座ることができました。グリーン車はありませんが、それに匹敵するシートの大きさを実現しています。
こだま号では指定席車両はあるものの5・6号車のみで、4・7・8号車は自由席でありながら上の写真のようなシートに座ることができます。1~3号車には一般的な2列x3列シート車もありますが、ゆったりと座りたい場合は断然4・7・8号車です!
ただ、個人的な感想を申し上げますと、ゆったりシートは余裕がありすぎて姿勢が安定せず落ち着きにくかったです。東京旅行のときに乗った標準シートの方がタイトで、ちょうどよく体をホールドしてくれるので、個人的には1~3号車のシートの方が好みです。こだま運用のレールスター(通称こだまレールスター)の場合、どちらも自由席ですので、好みに合わせて選べるので、自分で好きな方を選びましょうw
そして、発車。相生駅で、通過列車待ち合わせのため、しばらく停車します。
相生駅12番のりば(新大阪方面ホーム)に入線したこだま724号。こだま号としては珍しくN700系8両編成が充当されていました。
後続のさくら543号を見送り、発車します。
相生~岡山間は山間部を走ります。車窓には自然が広がります。
そして、岡山駅に到着。ここで、姫路・相生からの乗客の大半が降ります。特に相生~岡山間の在来線は各駅停車で本数が少ないため、新幹線で1駅しか離れていませんが通勤・通学の足としてこの区間がよく利用されています。
山陽新幹線内では新大阪駅・新神戸駅・広島駅で採用されているフルカラー発車標(JR西日本仕様)が今年4月岡山駅にも導入されました。先に導入された3駅とはLED表示部は同じものの、上の方面表示やのりばの数字のフォントが新しいものになっています。また、岡山駅では在来線ホーム・新幹線ホームとものりば表示の数字の下に小さく「のりば」と表示されているのが特徴で、このフルカラー発車標にもそれが適用されています。
岡山駅では数分停車した後に出発(後続列車の待ち合わせはなし)します。
岡山駅の前後では大きなカーブとなっており、車窓から先の高架が見通せます。
新幹線は一路西へ。続きは次の記事にて。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
テレビアニメの一部、特に日常系のアニメには、その物語の舞台となる街に日本の市町村が選ばれる場合が多く、市町村が特定されるとたちまち「聖地」として、アニメファンによる観光の対象となります。こうした観光旅行を俗に「聖地巡礼」といいます。
一方、市町村としてもこの「聖地巡礼」を利用して観光客を呼び込もうと積極的にPRを行う場合が少なからずあり、中にはアニメ放送期間中にとどまらず、常にアニメのタイアップを行うこともあります。今回僕が訪れた「広島県竹原市」もそのうちの1つです。
この竹原市は、テレビアニメ「たまゆら」(OVA・アニメ1期・2期)の舞台となりました。特筆すべき点は、アニメの中でこの竹原の町並みが忠実に再現されていることです。多くのアニメで現実に存在するものを取り上げる場合、文字を変えたりして「似ているけど違う」ようにする場合が多いですが、「たまゆら」の場合、店名など個人にかかわるものこそ別の名前に変えられていますが、例えば竹原駅はそのまま竹原駅として描くなど、まるで「現実がそのままアニメ化された」ようなリアルさを感じることができます。自分たちの愛する街が忠実にアニメの世界に再現されたということで、竹原市民の皆さんもきっと喜んでいることでしょう。
また、竹原市は「まちなみ保存地区」という場所があり、その古き良き町並みの風情から「安芸の小京都」とも呼ばれます。ちなみに、僕が住む兵庫県の南西部には、たつの市という街があり、こちらも風情ある町並みの場所が存在することから「播磨の小京都」と呼ばれることもあります。昔撮影に行ったことがあるのですが、まるで昔にタイムスリップしたようでした。今回、「小京都」と冠する街を他にも撮影してみよう、という思いがあり、聖地巡礼も兼ねて竹原市に行ってきました。
ちなみにこの竹原旅行、本来は第1期放送直後の2012年2月に行く予定でしたが、実施直前に親に勉強について喝を入れられ、実施しないことに。大学進学決定後の今年3月に実施する予定となりましたが、下宿先選びなどでバタバタしているうちに大学の授業が始まってしまい、旅行をするまとまった機会がなかなか得られずにいました。今度は第2期放送中の今年8月の夏休み中に実施することを検討しましたが、東京旅行の実施許可が下りたことにより、こちらを先に実施することに。休暇中に2カ所も遠方へ旅行に行くのはお金もかかるし気が引けてしまい、またしても実施できませんでした。そして12月、冬休み期間中に問題なく実施できることになりました。計画から実施まで2年弱という長いブランクがありましたが、実はおおよその行程は最初の計画からほとんど変わっていませんw
さて、長い前置きはこのぐらいにしておいて、いよいよ旅行のレポートに入っていきます。
行きは新幹線を利用します。実施した日は平日で、親は仕事のため日中は送迎をしてくれる人がいません。自転車を使うにも駐輪場代が必要になったり、朝早く夜遅いため管理人に駐輪場代を渡せないなどの問題もありました。そこで、親の車に同乗する(親は最寄り駅まで車で移動する)ことにしました。
新幹線を利用するということで、まずは在来線で姫路駅に向かいます。
6時40分頃の姫路駅。まだ薄暗いです。8月に行った東京旅行の時は、1時間ほど前に同じ場所に立ちましたが、その時とほぼ同じ明るさか少し暗いぐらいです。季節の移り変わりを感じましたw
さて、東京旅行の記事で13番のりばに停車している電車を指しながら「いつかこの電車に乗りたいな」と書きました。
(東京旅行の記事より引用)
こちらの「こだま729号」です。この電車は姫路駅始発(姫路駅を朝一番に出発するという意味ではなく、姫路駅から旅客営業を開始するという意味)で、姫路駅を発着する電車の中で唯一13番のりばから発車します。要するにレアな存在な訳です。東京旅行のときに乗った「のぞみ102号」も以前記事に書いたとおりレアな存在なので、こちらもいつか乗りたいと思ったわけです。
ところが今回、
この電車に乗ることに
なりました!!!!!
まさかこんなに早く乗れるとは思っていませんでした。2013年のうちに姫路駅新幹線ホームの2大レア電車に乗ることになりましたw
このときはまだこだま729号は準備中で、ドアは閉まっていました。ホームで待っていると、新大阪方面からのさくら541号がやってきました。いずれの電車もホーム中央よりに停車するので、少し前の方からこの2列車の並びを撮影しました。その写真は当ブログのヘッダー画像に採用しました。
こだま号の扉が開くのを待っていると、12番のりばの発車標がやらかしてくれましたwwwさくら541号が発車した直後、次発のさくら543号の情報が先発列車の段と次発列車の段の両方に表示されていました(写真上段)。しかもこの状態が20秒ほど続いていましたwこれがデフォルトなのか・・・ちなみにその後は写真下段のように通常の表示になりました。
そうこうしているうちに発車20分前になり、ドアが開いたので乗り込みます。
このこだま号は700系7000番台「レールスター」で運用されます。ひかりレールスター運用だった頃は、4~8号車は指定席で、写真のような2列x2列シートでゆったり座ることができました。グリーン車はありませんが、それに匹敵するシートの大きさを実現しています。
こだま号では指定席車両はあるものの5・6号車のみで、4・7・8号車は自由席でありながら上の写真のようなシートに座ることができます。1~3号車には一般的な2列x3列シート車もありますが、ゆったりと座りたい場合は断然4・7・8号車です!
ただ、個人的な感想を申し上げますと、ゆったりシートは余裕がありすぎて姿勢が安定せず落ち着きにくかったです。東京旅行のときに乗った標準シートの方がタイトで、ちょうどよく体をホールドしてくれるので、個人的には1~3号車のシートの方が好みです。こだま運用のレールスター(通称こだまレールスター)の場合、どちらも自由席ですので、好みに合わせて選べるので、自分で好きな方を選びましょうw
そして、発車。相生駅で、通過列車待ち合わせのため、しばらく停車します。
相生駅12番のりば(新大阪方面ホーム)に入線したこだま724号。こだま号としては珍しくN700系8両編成が充当されていました。
後続のさくら543号を見送り、発車します。
相生~岡山間は山間部を走ります。車窓には自然が広がります。
そして、岡山駅に到着。ここで、姫路・相生からの乗客の大半が降ります。特に相生~岡山間の在来線は各駅停車で本数が少ないため、新幹線で1駅しか離れていませんが通勤・通学の足としてこの区間がよく利用されています。
山陽新幹線内では新大阪駅・新神戸駅・広島駅で採用されているフルカラー発車標(JR西日本仕様)が今年4月岡山駅にも導入されました。先に導入された3駅とはLED表示部は同じものの、上の方面表示やのりばの数字のフォントが新しいものになっています。また、岡山駅では在来線ホーム・新幹線ホームとものりば表示の数字の下に小さく「のりば」と表示されているのが特徴で、このフルカラー発車標にもそれが適用されています。
岡山駅では数分停車した後に出発(後続列車の待ち合わせはなし)します。
岡山駅の前後では大きなカーブとなっており、車窓から先の高架が見通せます。
新幹線は一路西へ。続きは次の記事にて。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。