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鉄道小ネタ集(2016年3月30日分)

3月30日に東姫路駅の探訪に行きました。当初は「まぁ、駅施設の写真撮って、軽く記事にする感じかなぁ」といったところで、東姫路駅で撮影した写真も含めて「鉄道小ネタ集」とするつもりでしたが、東姫路駅が列車の写真撮影に向いていることに気づき、作例紹介のために夢中で写真を撮影した結果一つの記事では長すぎるということで、別々の記事として投稿することにしました(それでも駅探訪記事はかなり長文になってしまいましたが……)。東姫路駅の紹介記事はこちらに掲載しています。この記事では東姫路駅以外の写真についてまとめて紹介します。




今回は久しぶりに姫新線で姫路まで行きました。いつも網干駅から山陽本線を利用しているので気分転換の意味もありますが、2016年3月26日から姫新線 姫路~播磨新宮間をはじめいくつかの路線・区間でICOCAが利用可能になったことに伴い、駅設備などに変化が生じているため、そのチェックもしてみたいと思いました。

わたしの姫新線における最寄り駅、太市駅からスタートです。

待合室にはICOCA利用開始を知らせるポスターが掲示されていました。2016年3月26日から、姫新線の播磨新宮までの各駅、播但線の寺前までの各駅(電化区間全駅)、加古川線の西脇市までの各駅でICOCAをはじめとする交通系ICカードが利用可能となりました。これまでこの区間を通る定期券を発行する際は、発着駅がICOCAエリア内であっても磁気定期券を発行する必要がありましたが、これからはICOCA定期券を発行可能となりますので、利便性が飛躍的に向上します。


駅設置の自動券売機にも変化が。太市駅は以前から無人駅用自動券売機UT50を設置していましたが、ICOCAサービスエリア外であったためICカード関連の機能は実装されていませんでした。今回ICOCAサービスエリアに含まれたということでICカードチャージ・履歴印字などの機能が追加されました。


待合室からホームへ上がるところにICカード用簡易型自動改札機が設置されていました(雨が吹き込む場所に設置されているからか、雨除けのビニールカバーがかぶせられていました)。電車に乗るときは「入場用」、電車から降りた後は「出場用」の機械にタッチします。列車から降りる際、無人駅でICカードで精算する場合は運転士にICカードを見せてから降ります。降りた後に「出場用」の改札機にタッチするのを忘れてしまうと、そのカードは次回使用できなくなってしまうので、忘れずにタッチしましょう。紙のきっぷを使用する際の乗降方法は従来と変わりません。

今回のICOCA導入により、姫路駅にも変化が。

姫路駅改札内、播但線・姫新線ホームへの通路の途中に乗り換え改札が設置されていました。加古川駅の加古川線乗り換え口にも同様の乗り換え改札が設置されており、不正乗車を防止するため当駅までの切符・ICカード残高を改札機で確認します。姫路駅で降りる場合でもいったんこの改札を通り、それから中央改札などを通る必要があります。なお、この改札は単にICカードに運賃分の残高があるかを確認するだけのもので、ここまでの運賃がこの改札機で引き落とされるわけではなく、発駅からの通しの運賃が着駅で引き落とされます。有人改札もありますので、青春18きっぷ利用者はここを通ります。


また、姫新線ではこれまで播磨高岡~上月の各駅では独自のラインカラーとしてオレンジを導入し、駅名標にこの色が使われていましたが、2014年8月以降姫路~上月間に路線記号「K」とオレンジのラインカラーが正式に導入されました。しかし、姫路駅の姫新線ホームの駅名標はラインカラー導入後も従来のコーポレートカラーの駅名標を掲示し続けていました。今回確認したところ、東姫路駅開業に伴うJR神戸線ホーム駅名標の交換と合わせたのか、姫新線・播但線ホームでもそれぞれのラインカラーに対応した駅名標に交換されていました。


JR神戸線ホームの駅名標は、大阪方面の隣駅が東姫路駅になったことに伴い表示部分が交換されました。なお姫路駅ではホーム屋根が低いため縦に短い独自サイズの駅名標を導入していますが、今回の駅名標交換でもサイズはそのまま、表示部分だけが交換されました。それどころか隣の東姫路駅でも姫路駅と同じ独自サイズの駅名標が導入されたという(笑)。


おわりに姫路城の写真を。姫新線ホームからは姫路城をまっすぐ見渡すことができます。平成の大修理完了から1年がたち、屋根の白さがわずかに抑えられたような気がしますが、いまだその白さは健在です。去年は外国人観光客も多く訪れたという姫路城。この美しさと街の賑わいがいつまでも続くことを願っています。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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