※この記事に掲載している内容は、あくまで私個人が下記のように対応した結果症状が改善されたという情報を参考までに掲載しているものであり、この記事に掲載している内容を実践することで症状が改善することを保証するものではありません。また、この記事に掲載している内容を実践した結果症状が悪化した場合でも責任を負いかねますので、自己責任にて行ってください。
- (念のため)高速スタートアップを無効にする(コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→電源オプション→電源ボタンの動作を選択する→「現在利用可能ではない設定を変更します」クリック→「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
今回のトラブルに関係する可能性は低いですが、高速スタートアップが原因で何らかのトラブルが起きることも少なくないらしいので、有効になっている場合はこの機会に切ってしまいましょう! - UEFIに入り、「OC Tweaker」タブ内「DRAM Frequency」を、搭載しているRAMに合わせる(例えばDDR3-1333のRAMを挿しているときはこの項目を「DDR3-1333」にセット)。さらにDRAM Voltageを「1.50V」にセット
- 「Advanced」タブ内「CPU Configuration」の中の「Core C6 Mode」を「Disabled」に(「ASRockのボードはC3・C6 state周りが弱いからここをDisabledにするといい」というレビューをもとに設定しているだけなので、ここは変更しなくても問題ないかもしれない)
現時点で推定される原因としては、DRAM Voltageが初期設定ではAutoになっていたために、私の環境ではRAMに1.58Vという異常に高い電圧がかかっていました(通常電圧版のDDR3 SDRAMの定格電圧は1.50V)。その結果何らかの拍子にRAMの動作が不安定になり、フリーズに至ったものと考えています。上記の解決方法を探る段階で試しにDRAM Voltageを1.54Vに固定したところ、起動中のフリーズは発生しませんでしたが(短時間しか検証していないため、もしかしたら数日起動し続けていればフリーズしていたかもしれない)、スリープモードから復帰させる際にフリーズしました。これも復帰時に突発的にRAMに規格外の高い電圧がかかったためにRAMの動作が不安定になったか、スリープモード移行時にRAMに保存していたデータが飛んでしまったために復帰できなかったものと考えられます。
現在、上記の対策を施した状態で1週間ほど使用を続けていますが、一度もフリーズしていません。頻繁にスリープに移行したり、高負荷の作業を断続的に続けたりするなど、対策実施前にフリーズによく陥っていた使用状況を再現してもフリーズの兆候は見られません。
というわけで、UEFIの設定を細かく調整していかないと安定して使用することのできない、ある意味「玄人志向」の製品よりも玄人向けのマザーボードですが、一度安定してしまえば特に不満点もなく使えるのでよしとします。
以上、参考になれば幸いです(ほかに気づいたことがあれば随時更新します)。