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【映画レビュー】劇場版アイカツ!

今回は今日12月13日から公開が始まった映画「劇場版アイカツ!」を見てきましたので、そのレビューをお送りします。

僕は見たい映画があれば公開初日の第1回目の上映を見に行くことにしていますが、今回はそれが一時危ぶまれました。アイカツは女児(私たちの言うところの「幼女先輩」)をメインターゲットとしたアーケードゲームですが、「アイカツおじさん」というワードも生まれるなど、幅広い世代に人気のある作品となっています。そんなアイカツが今回初めてスクリーンに登場したわけですから、劇場版も高い人気を誇ることはおおよそ想像できました。事前にwebで劇場の空席状況の確認が可能であったため、念のため13日の第1回目の上映を確認してみたのですが、すでに真ん中付近を中心に6割以上の座席が予約済み。僕は当初当日券で鑑賞する予定でしたが、「これはもしかすると第1回目の上映は満席になるかもしれない」と思い、また前売券のほうが当日券 + 特割券よりも安く購入できることが判明したため、販売最終日というギリギリのタイミングで前売券を購入しました。日付が変わってからかろうじて空いていた真ん中付近の席を予約し、なんとか今日の最速上映を見ることができました。

以下、感想を述べていきますが、ネタバレ要素を含むため白地に白文字とすることで直接見えないようにしています。ご覧になりたい方は、お手数ですが該当部分をドラッグして文字を浮かび上がらせるか、お手元のテキストエディタなどにコピペしてご覧ください。なお、当ブログはPC・スマートフォン・タブレットのいずれの環境においても書式が反映されるため、文字が直接見えることはないとは思いますが、万が一意図せず白塗り部分が見えてしまっても責任は負いかねます。また、スマートフォン・タブレット端末ではドラッグまたはコピペの操作が細かく難しいため、PCでの閲覧を推奨します。

--- レビューここから ---

まず本編を見終えた今感じていることとして、「ストーリーをあまり詳しく覚えていない」ということがあります。これは寝ぼけてぼーっとしながら見たからとかではなく、開始早々のライブパートでいきなりボルテージを最高レベルまで高められ、その状態が最後まで続いたため、ストーリーを詳しく把握するよりも、今はとにかくいちごたちの「アツいアイカツ」を心から楽しみたい!との思いで本編を見ていたことによるものです。とはいえ、それではレビューになりませんので、まずは思い出せる範囲でおおよそのあらすじを書きます。一部、せりふをレビュー用に最適化したり、自分なりの解釈を加えたりしている部分があります。

☆☆☆
スターライト学園の定期ライブを終えたいちごたちに、織姫学園長から星宮いちごスペシャルライブのオファーが届く。このライブを成功させれば、いちごは正真正銘のトップアイドルになれるかもしれない、というものであった。いちごの直感によって名付けられたそのライブの名前は「大スター宮いちごまつり」。このあとの記者会見で、いちごは「見てくれた人が素敵な明日を迎えられるように」との思いを口にし、スターライト学園の主要メンバー、さらにドリームアカデミーの主要メンバーも巻き込んでの一大プロジェクトが動き出す。
ライブを成功させるにあたって歌に力を入れたいと思ういちごは「掃除のお兄さん」こと涼川直人に楽曲の制作をお願いするも、自分たちの楽曲の雰囲気がいちごには合わないと伝え、代わりに涼川の知り合いでありシンガーソングライターである「かのん(正式表記未確認)」を紹介する。「誰かのために曲を作ったことがないため、自分のことを歌うように曲を作ることは難しい」と言うかのんにどうしても曲を作ってもらいたかったいちごたちは彼女の目の前で歌とダンスを披露し、その姿に感動したかのんはついにいちごのための曲作りにのりだした。
同じころ、トップアイドル神崎美月がいちごに「いちごがトップアイドルの座に君臨すれば、私はもう何も思い残すことはない」と言い、アイドル活動からの引退を考えていることを伝える。自分にアイドルとなるきっかけを与えてくれ、目標とし続けてきた存在であっただけに落胆するいちごであったが、「だからこそこのライブを最高のものにしたい」と気持ちを新たにしてライブに向けてアツくアイカツに励んだ。
そしてライブ当日(設定では今日12月13日がライブの日でした)、天羽さんの作るプレミアムドレスがギリギリになって完成するというハラハラドキドキの展開もあったものの、無事最後の楽曲「輝きのエチュード」を歌い終え、大スター宮いちごまつりは大盛況のうちに幕を下ろす(実はこの後にアンコールがありますがそれは本編を実際に見てのお楽しみということで)。
このライブのあと、アイカツランキングが更新され、ついにいちごが神崎美月を抜き、1位の座を奪い取る。いちごのライブに魅了された美月は引退発言を撤回し「少しでも気を抜いたらまた私が1位の座を奪いに行く」と言い、これからもトップアイドルを争うアツいアイカツは続くのであった。
☆☆☆

といったところでしょうか。だいたいこんな感じだったと思います、ハイ。

僕は主にアイカツの楽曲に激しく感動し、ここまで視聴を続けたりいくつかのCDを購入したりしてきましたが、ライブ当日のライブパートはCGアニメーションを伴った楽曲が5曲ほど続くという超デラックス仕様であったため、鑑賞しながら心の中で「ウオオオオオオオ!!!!」と叫ぶなど、終始テンション上がりっぱなしでした。今回の劇場版で新たに披露されたボーカルありの楽曲は、いちごが歌った「輝きのエチュード」だけで、バラード調のシンプルな伴奏にいちごの思いがたくさん詰まった歌詞が伴っているというものでした。欲を言えば「Growing for a dream」や「KIRA☆Power」のような、打ちこみ系でノレる楽曲の新曲が聴いてみたかったです。
なお「輝きのエチュード」もアイカツでは毎度おなじみとなっている「MONACA」のメンバーの方による作編曲でした。

ストーリー面では、主にいちごメインで描かれてはいましたが、3rdシーズン主人公の大空あかりちゃんもかなりの頻度で取り上げられていました。また、神崎美月がもしかしたらいちごのライブに来ないかもしれないとわかったときには、自ら体を張って美月を探しに行ったり、中学1年生にして定期ライブなどにいちごたちとともに出演するなど、あかりちゃんの成長を感じ取ることのできる描写がいくつも見受けられました。ライブ後にいちごがあかりちゃんに、「輝きのエチュード」を歌う時に使用したマイクを託す場面で、いちごが神崎美月から受け取ったバトンをあかりちゃんに受け継ぎ、「次はあかりちゃんがトップアイドルになる番だ」と伝えている部分が印象的でした。
また、僕は何か作品を見る際自分の身の回りの出来事に重ねあわせて考えることがありますが、この劇場版でも自分の趣味に通じる部分がありました。例えば神崎美月がアイドルをやめるかもしれないという場面では、その理由から「自分はある作曲家の楽曲に強く感動して曲作りを始め、アイカツの楽曲の影響を受けてたびたびモチベーションを高められたが、もしアイカツが放送終了になる時が来たとしたら、自分はその後も曲作りを続けるのだろうか」と考え、いちごがあかりちゃんにマイクを渡す場面では「自分が誰かから味わった感動を、今度は自分が誰かに届ける番だという考えは、自分の曲作りのモットーと同じだ」と考えることができ、より親近感をもって作品の世界に入りこむことができました。

--- レビューここまで ---

以上になります。もっと考察を入れるべきだとは思いますが、テレビ版も含めてアイカツのアニメは子供向けにシンプルなストーリー構成になっている、すなわち登場人物が思ったことをほとんど口にし、内に秘める感情の部分が少ないため、このとき登場人物はこう思っているんじゃないだろうかなどといった自分なりの考察のしようがない、というのが正直なところです。
とはいえ、この劇場版は完全オリジナルストーリーであるうえに、今なら劇場限定のアイカツカードも配布中であるため、アイカツファンならぜひとも見るべき作品だと感じました。

そして、本編の一番最後でとびっきりビッグな発表がありました!その発表を実際に自分の目で見て知りたい、という方のために一応白塗りしておきますが、以下のような内容です。

☆☆☆
アイカツ劇場版、第2弾制作決定!?
正確な文言は覚えていませんが、これは期待しちゃっていいんですね!?仮に劇場版第2弾が公開されればもちろん見に行きたいです!
☆☆☆

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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