2014年も残すところあとわずかとなりました。この時期になると、テレビではこの1年に起こったニュースを振り返る特集番組を放送するなど、1年間を総括しているところを見かける機会が多くなります。
そこで、僕自身もこの1年間を振り返り、きたる2015年に向けて思いを新たにすべく今年もこの特集記事を書くこととしました。長文の記事にはなりますが(笑)、この記事をご覧いただきながらそれぞれのこの1年間に思いを馳せていただければと思います。
2014年全体の所感
タイトルにも書いた通り、今年は「変化と成長の1年」であったと感じています。
まず一番の趣味である作曲活動においては、1月にシンセサイザー「microARRANGER」を導入し、それまでのフリーソフトでの作曲から音色が大きく変化しました。また、microARRANGERに内蔵されている素晴らしい音色に見合う楽曲を作らなければならないという使命感から、自分の作曲技術も大きく向上したと感じています。
また、同時期に私たちと同年代の人が集まって作品(曲に限らず映画やアイドルなど、多岐にわたる活動を想定しているらしい)を作り上げていこうというプロジェクトにも応募しました。残念ながら人手充足により作曲担当としての参加はかないませんでしたが、これがきっかけで「the Creation」と題した自分だけのプロジェクトが始動。ある新人賞に応募していたものの落選してしまった小説をブログ上で公開し、それに自分で作ったBGMを付けるという、新しいスタイルでの楽曲の発表方法も試しました。
4月から5月にかけては大学の友人と同人サークルを結成。9月に開催される同人即売会に向けてお互い協力しながら作曲活動に励みました。一方で、自分が作った曲をサークルの別メンバーがアレンジしたり、別メンバーが作った曲を自分がアレンジするなどを通して、それぞれの作曲に対する考え方の違いを知り、自分の曲作りの方針を考え直す機会にもなりました。同人即売会では、即売会を経験しているメンバーの協力のおかげで、初参加にしてはかなりの枚数を頒布することができました。より多くの人に自分たちの存在を知っていただけたと感じると同時に、同人即売会会場では「同人音楽への関心の低さ」も痛感し、今後の自分の活動方針について改めて考えさせられました。
そして10月、新しくDAWソフト「Cubase Elements」を導入し、この時からより多くの楽曲をお聴きいただきたいとの思いで約1週間に1曲の早いペースで次々と曲をアップロードしました。同時に作曲依頼を受けるなど、とにかくあわただしい期間でした。が、一曲完成するごとに自分のスキルが向上していくのが感じられ、確実に「成長」できたのではないかと思っています。
と、作曲のことばかりでかなりの分量となってしまいましたが、このほかにも変化と成長を感じる場面がいくつかありましたので紹介します。
まずは旅行。去年は東京旅行や竹原旅行など、新幹線を利用した旅行を実施しました。たしかに新幹線は目的地へ速く移動でき、その分現地での散策時間も長く確保できるのですが、実際の自分の旅行では散策時間の大半を持て余してしまったり、移動中の車窓風景を十分楽しめなかったりと、課題もいくつかありました。そこで、今年2014年は実施したすべての旅行で新幹線を使わず、在来線の乗り継ぎだけで移動しました。中には「列車に乗ることが目的」の旅行も実施しました(3月の近畿一周ぐるり旅、そして先日のエクストリーム東京旅行)。在来線だけでの移動は時間がかかり、疲れます。また、乗り継ぎが多いため、どこか一か所で乗り継ぎがうまくいかなかったり、列車が遅れたりすると後の行程が狂ってしまいます。しかし、今年在来線だけの旅行をいくつも実施してきた中で、どうやら自分にはそのような「時間ギリギリでスケジュールを組み、少しでも遅れると後の行程が全部狂う可能性のある」旅行のほうが性に合っていたようです。また、仮に予定が狂った際、それをどのようにして元の予定に戻していくかを、立ち止まらず移動を継続しながら考えることもあり、焦りながらも心の中ではそれを楽しんでいる自分がいました。今年の春休みに実施した旅行も、先日のエクストリーム東京旅行も、去年実施した旅行以上に思い出深いものとなりました。
次に学業。4月、僕は晴れて大学2年生となりました。2年になったということで、勉強はよりハイレベルになりました。しかし、もともと自分の好きな情報分野であったことに加え、自分の興味を強く惹く授業もいくつかあったため、むしろ去年よりも意欲的に学習できたのではないかと考えています。2年生への進級という「変化」、そしてより専門的な分野の内容を学ぶことができたことによる「成長」を体感することのできた1年であったと感じています。
本当は去年の記事と同様1か月ごとにその月に起こった出来事を振り返るつもりでしたが、上記の所感だけで書きたいことをほぼすべて書いてしまいましたので、上記で書いていない小さなことについてのみ、月ごとに簡単に挙げていきたいと思います。
1月
- MDR-XB90EX購入。が、予想外の装着性の悪さと、後日MDR-EX800STを購入したことにより3月に売却。
- Canon PowerShot SX280HS購入。バッテリーの持続時間がかなり短いが画質がコンデジにしては良く、レスポンスも良い。広角から望遠までこの1台でこなせるため、現在も使用中。
2月
- 先月末から今月初めにかけての期末試験をもって1年生の授業はすべて終了。約60日間に及ぶ長い春休みが始まった。
- MDR-EX800ST購入。CD900ST譲りのモニター音質のため半年以上使用してきたが、最終的に装着感に不満を持ち9月に売却。
- 1月に購入したmicroARRANGERの音に慣れるための作曲を行っていたため、2月中は下宿先にこもっていた。
3月
- 春休みの旅行のための青春18きっぷ(常備券タイプ)を求めに奈良線まで出かける。詳しくはこちらの記事を参照。
- 近畿一周ぐるり旅、姫新線での撮影旅行実施。そのあと、実家へ帰省。
- the Creationで4月から投稿を開始する自作小説のサウンドトラック風の音楽の製作開始。
- 家族で和歌山方面へ旅行。
- 高松への旅行。本場の讃岐うどんを堪能。
- LEDデスクライトを導入。省エネ生活を維持しつつより扱いやすい机周りとなった。
- 増税前最終日にスピーカーを購入。それなりの出費であったが、以前のスピーカーで感じていた不満点を解消できた。現在も使用中。
4月
- 2年生へ進級。新しい環境になり、今月はまずそれに慣れることに専念したが、気分の乗らない出来事が多かった。
- アニメの影響と、中学生の時からの「ラテアートをやってみたい」との思いから、ミルクスチーマーつきのエスプレッソマシンを購入。何度も練習を重ね、時々きれいなラテアートを描けるほどにはなった(と思う)。現在も気が向いたときに使用中。なおメイン機能であるはずのエスプレッソマシン部は、試供品で送付されたカフェポッドを試しただけで今は未使用。こちらも機会があれば試してみたい。
5月
- 実習の課題がうまくいかなかったり作曲で苦戦したりと、あまり思い出したくない1か月となった。なお月末頃よりTwitterのフォロワーさんの影響によりテレビアニメ「アイカツ!」の視聴を開始する。
- 去年の3月に購入していたヘッドフォンMDR-1Rを売却したお金でMDR-CD900STを購入。実際に現場で使われているものと同じヘッドフォンということで、全幅の信頼をおいて現在も使用中。
6月
- 偶然見つけた試験監督のアルバイトに応募・登録。以前から一度やってみたかったバイトであることと、自分の生活スタイルに合ったスケジュールで仕事しやすいため、現在も参加中。
- Surface 2を購入。初めは学科指定PC(MacBook Air)以上の携帯性に満足していたが、使えない面があまりに多すぎる割に、使いたいときにサッと取り出したり、寝ながら片手で保持して使えるようなサイズでもないことから、2か月半という短命で下取りの形で後述のノートPCにバトンタッチ。
7月
前月登録した試験監督アルバイトの初めての勤務があったり、同人即売会に向けた曲作り、月末から始まる定期試験の準備など、あわただしい1か月であった。
8月
- 夏休みに突入。デスクトップPCを実家に持ち帰り、帰省中も同人即売会に向けて最後の追い込みを図った。
- スマートフォンを導入。屋外での情報発信、情報入手がより便利に。格安SIMサービスでもよかったのではないか、とも考えたが、今は家族割などもあるので、ひとまずauのままで2年間使用を続けていく方針。
- それまでのデスクトップPC(自作PC)のケースがあまりに重たかったので、ケースをより軽くコンパクトなものに更新。デザインもより自分好みのもので気に入っている。
- Twitterなどで仲良くさせていただいているユーザーさんとのオフ会実施。いろいろなスポットを見て回ることができ、夏休み一番の思い出となった。
- アイカツの楽曲CDを購入。自分が作曲を始めるきっかけとなった曲を聴いた時以上に激しく感動するとともに、自分の曲作りに対する考え方を大きく変えてくれるものとなった。
9月
- ミニサイズではあるがペンタブレットを導入。当初はOneNoteなどのデジタルノートで手書きメモを書くつもりだったが、いつしかお絵かき用に。下手ではあるがこの時から絵も描き始めた。
- Surface 2を売却したお金でノートPCを購入。CPUが思ったよりパワフルで、Windows8.1 with Bingではあるものの機能的には通常のWindowsと全く同じであるため、屋内外問わず幅広い用途に活用中。
- MDR-EX800STを売却したお金でMDR-EX650(と上記のノートPC用のリュック)を購入。EX650は低音がかなり強めであることから、作曲のために常にフラットに保つべき耳の感覚がおかしくなると考え、一時使用を中止していたが、2015年1月より主にタブレット端末での映像視聴やスマートフォンでのラジオ聴取などで使用を再開。
- 後期授業開始。前期とは違う先生の授業に初めは慣れるのが精いっぱいであったが、より自分の興味のある授業も増え、さらに意欲的に学習に取り組むことができた。
- 月末にかなり厳しい条件での作曲依頼があった。が、これをこなせば成長できると感じ、その1か月ほどの間次々と舞い込むあらゆる依頼に全力で取り組んだ。
- ブログを従来のYahoo!ブログからWordPress.comに移行。より自分好みのデザインになると同時に、HTMLにより自分の思い通りの記事の執筆が可能に。
10月
- このころより1週間1曲ペースでの作曲開始。迅速に、かつこれまで以上のクオリティで曲を作ることで、「浮かんだアイデアをできるだけそのままの形で曲に落とし込む」ための基礎を築くことができたと感じている。
- ShureのイヤフォンSE112を購入。MDR-CD900STライクのフラットな音の特性と、別途購入したフォームタイプイヤーピースによる高い遮音性と快適な装着感により、屋外での音楽リスニングがより楽しいものとなる。2015年1月にMDR-EX650を使用再開してからも音楽リスニング用として使用中(MDR-EX650は低音が強く中高域にクセがあるため映像視聴やラジオ聴取などでのみ使用している)。
11月
- ドスパラの1万円台のGoogle Play対応Androidタブレットを導入。しかし、思ったよりも処理速度が遅く、またタッチ感度も悪いため、現在キッチンタイマーや目覚まし時計、BGMなどでのみ使用中。
- 7日の誕生日をもってついに20歳、成人となる。が、誕生日のこの日に授業で課題がうまくいかないなど、気分の乗らない一日だった。
12月
- 学校での課題などもあり、1週間1曲ペースでの作曲が難しくなってくる。このころより、来年の作曲の方針について考えるようになる。
- FILCOの「Majestouch MINILA」を導入(開封レビューは投稿していません)。使用開始直後からタイプミスが減少したり、手の疲れが少なくなる、文字を打つのが楽しいと感じるなどの変化があったことから、やはり長文を打つ人はキーボードには少しぐらいお金をかけるべきだということを実感した。
- BluetoothヘッドセットSBH20を購入。が、音量を最小にしても音が大きく耳が疲れる、厳密に聞き比べればウォークマン直挿しより音がわずかに劣化していることなどによりヘッドセットとしての使用をやめ、手持ちのスピーカーに接続することでこのスピーカーを「簡易Bluetoothスピーカー」としてタブレット端末などの音声を再生する際に使用中。
来年の抱負と活動方針について
今年は最初に述べたとおり「変化と成長の1年」でした。6月末に投稿した記事(注:2014年6月末に初代ブログに2014年前半を振り返った記事を投稿していました)では、1~6月の半年間を「変化と成長の半年」と表しましたが、7~12月はそれ以上に変化に富み、まだ大きく成長できた半年間となりました。また、2013年の振り返り記事では2013年全体を「激動と多忙の年であった」と表しましたが、今年2014年はそれをはるかに超える激動と(特に10月ごろからの)多忙さでした。去年1年間も過ぎ去るのは非常に早く感じましたが、今年はさらに早く感じました。ついこの前桜を撮りに行ったかと思ったらもう夏休み、同人即売会が終わったかと思えばいつの間にか肌寒くなっていた、といったように、いまだかつて経験したことのない時間の過ぎ去り方でした。
また、この1年間、失敗したこと、うまくいかなかったことがたくさんありました。特に創作活動系では思い通りに事が進まずくじけそうになることも多々ありましたし、モノを買っては売りを繰り返しました。しかし今、僕はそれらに対して「やっぱやらなければよかった」「安全策を取ればよかった」「こんなの買わなければよかった」などといった後悔はしていません。この1年間成功したことも失敗したことも、うまくいったこともいかなかったことも、買い物に満足したことも失敗したことも、すべて行動を起こさなければ結果が出ることすらありませんでした。人間は成功や失敗といった「結果」を積み重ねてこそ成長できるのだと考えています。この1年間に経験したたくさんの成功や失敗は、すべて僕の知識や経験として、一つも無駄になることなく僕の中に蓄えられました。この経験は将来何らかの形で必ず役に立つと確信しています。その点では、自分の「思い立ったらとりあえず行動に移してみる」というモットーは長所に働いたのではないかと思っています。
来年がどのような年になるのか、今から想像することはできません。実際に1年前、まさか2014年がこれほどまでに激動で多忙で、多くの変化があり、成長できる1年になるとは想像すらできませんでした。
僕は来年、無事進級できれば大学3年生となります。いよいよ「就職」が見えてきました。来年はインターンシップや企業研究会など、就職を意識した行事に参加することが多くなると思います。それらを充実させ、最終的に就職に結びつけていくためにも2013・2014年にしてきた活動や自分の行動をより深め、今までの経験を少しでも多く将来に生かしていけるように、またそのためにはどうすればいいかを考えていきたいです。
とはいえ、新しいことへの挑戦をあきらめたくはありません。今年以上に多く、とはいかないかもしれませんが、これからも引き続き新しいことに挑戦し続け、たくさんのことを経験していきたいです。
それぞれの趣味についても来年の抱負を述べます。
まず創作活動についてですが、1か月ほど前からひそかに考え始めていた来年以降の活動方針について、ある一つの決断を下しました。重要?なことなので、これについては改めて記事を起こしてそちらに詳しく記したいと思います。
まず創作活動についてですが、1か月ほど前からひそかに考え始めていた来年以降の活動方針について、ある一つの決断を下しました。重要?なことなので、これについては改めて記事を起こしてそちらに詳しく記したいと思います。
次に旅行(鉄道・写真も含む)ですが、現在北陸方面に興味があります。冬休み中の旅行は先日の記事ですでに内容をお知らせしたとおりですが、今度は春休みの長期休暇を利用して北陸方面を旅してみたいですね。もちろん、在来線普通・快速電車で、です。ただし、トクトクきっぷの特約で特急列車などに格安で乗車できるようであれば、それらへ乗車するかもしれません。
これで2014年の振り返り記事を締めたいと思います。最後になりましたが、今年2014年もHEstudentの活動にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。今年はブログをこちらに移行するなど、ブログにおけるHEstudentの活動にも大きな変化がありましたが、それ以上に今年は(特に創作活動において)変化し、成長できた1年でした。来年も前述したことをはじめ、様々なことに挑戦できる1年になればと思います。来年2015年も、HEstudentをどうぞよろしくお願いいたします!
……などとあいさつしましたが、旅行レポート記事は大晦日も元日も投稿しますので、それらの記事で改めて挨拶することになるとは思いますが(笑)
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。