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2024年前半を振り返って~変化と不変の半年~

 早いもので2024年も半分が終わろうとしています。毎年のように言っていることですが、年月の過ぎ去り方は年々早く感じるようになってきており、このあとメインにお話するプライベート関連のほか、廻音の中の人の仕事方面でも大きな変化があったこともあり、なおさら月日が経つのが早く感じる今日この頃です。私廻音あじおは毎年6月末にその年前半を振り返る記事を投稿していますが、今回も2024年前半を振り返ってみたいと思います。 この半年間を簡潔に振り返るなら「変化」と「不変」だと思いました。この半年間を思い返し、それを端的な2つのワードでどう表せるか考えた結果、偶然にも全く正反対のワードを同時に挙げることとなり、自分でも不思議な感じがしています。 この半年間は冒頭に述べた通り公私ともに慌ただしい日々を送っていたこともあり、新しいことや特筆して何かにチャレンジしたり取り組んだりといったことをする時間的・メンタル的余裕がなく、基本的に昨年末までやっていたことを継続して取り組むことがメインとなり、結果「不変の半年」になったと思っています。 昨年と異なる取組状況になっている活動をあえて挙げるならトラックメイキングでしょうか。昨年以前は年に1曲作るかどうかというレベルで、実質活動休止状態でしたが、今年は(数こそ少ないとはいえ)昨年までを上回る2曲のRemixをすでに公開したほか、現在は私が過去に別名義で作った曲や数年前に廻音あじお名義で作ったRemixのリメイク版を制作中です。前述の通り慌ただしい日々の中でスキマ時間を縫って制作しているのでかなりスローペースとなっていますが、年内にさらに数曲リリースできればと思い取り組んでいます。 一方、そのような変化の少ない日々においても様々なことが少しずつ「変化」していることも同時に実感しています。一番大きいのはやはり昨年11月にマイカーを購入したことで、これにより週末の楽しみの一つに「ドライブ」が加わりました。昼間は交通量が多く渋滞が煩わしいことや、ETCの深夜割引を適用できることもあり、最近は深夜のドライブがメインで、時に1ドライブ350km以上走り込むことも(笑)。クルマに関連した動画の撮影も行っており、時々車載動画をYouTubeにアップロードしています。さらに最近ウェアラブルカメラを新たに購入したことでさらに撮影の自由度が高まると思うので、マイカ
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【いまさらレビュー】HP ENVY x360 13(2022年モデル13-bf)

今回はHPのコンバーチブル2in1「ENVY x360」の2022年モデル(13-bf)のレビューをお送りします。 といっても、私がこの商品を購入したのは去年の9月で、今更感がありますが、ここまで使用してきた中で特筆するような不満点もなく、廻音あじおの活動において大いに活躍しているため、この機会に紹介したいと思います。後述する購入経緯もあり開封直後に写真を撮っておらず、本レビュー執筆に合わせて急きょ撮影したため、多少使用感がありますがご容赦ください(笑)。 去年の6月頃に廻音あじおの当時の活動状況に合わせる形で手持ちのガジェット類を整理・新調しようと思い、イラスト制作を中心に細々した作業を機動的に行うべく、Microsoftの2in1「Surface Pro 9」を購入しました(キーボード・ペンなどの周辺機器も同時に購入したためかなりの出費に…)。 ところがある時、スリープからの復帰に失敗したことで強制再起動したところ、Windowsが起動しなくなってしまいました(UEFIも起動しなくなったため、いわゆる 文鎮化 )。幸いサポート期間内であったため本体交換を手配し、同型の新しい個体に交換してもらいましたが、購入直後からたびたびスリープの復帰に失敗するなどしてよくフリーズしていたこと、そのほかにも細かい不具合が頻発していたことからこれを常用することはできないと判断し、Surface Pro 9を手放してHPの2in1を購入することにしました。 自分の活動ですぐに必要だったこととたまたまコスパの良い個体があったこともあって、通常のダイレクトモデルではなく即納モデルのほうを購入。翌日か翌々日ぐらいには手元に届いていたのですが、その後もバタバタすることが多く、結局ファーストインプレッションを撮れていませんでした。 それでは早速レビューしていきましょう! 今回購入したのはダイレクトモデルでいうところの「スタンダードモデル」で、RAMが8GBと少々心もとないですが、即納モデルとしてすぐ入手でき金銭的に購入可能なグレードがこれしかなかったのと使用用途的にも特に大きな問題はないと判断してこちらを購入しました。何よりSurface Pro 9が起動しなくなったことで私自身の活動に影響が出ており、一刻も早く新しい2in1がほしいと思っていたので、即決で購入しましたw 私は過去に Spe

【特集】HeXaHedronの音響システムについて

 「HeXaHedron」は、私 廻音あじおがVRChat上で運営しているクラブワールドです。2022年10月のオープン以来、「Immersive Sound Experience」をメインコンセプトに、リアルクラブのような重低音・音圧を体験できる空間づくりを一貫して重視してきました。 2024年からはこれまで複数主宰してきたクラブイベントを「Sound Freeak」に統合するとともにVRCで主宰するすべてのイベントを「HeXaHedron」や「HeXaHedron」の音響ノウハウを活用したワールドで開催しているほか、先日5月8日には音響のこだわりを受け継ぎつつライティングを一新するなどビジュアル面を強化した「Ver.3.0」をリリースするなど、「Immersive Sound Experience」を軸とした「HeXaHedron」ブランドのさらなる向上に努めています。 ありがたいことに多くのDJ・来場者にご評価いただいており、レンタルでのご利用も増加している「HeXaHedron」の特長・魅力についてより広く知っていただくため、ここに「HeXaHedron」の音響システムについて解説します。 なお、以下で解説する内容の一部は2023年11月に配信された「たまごまご」さんのライブ「VRDJに聴く!」でもお話しています。この配信では私の主宰イベント「Channel CUEration(現 Sound Freeak)」や私のDJ・VRDJの経歴等もトークしていますので、ぜひアーカイブを併せてご覧ください! 解説の前に:VRクラブで音響にこだわる意味 最近でこそ音響にこだわったVRクラブワールドはかなり増えましたが、「HeXaHedron」をリリースした2022年ごろはそういったワールドは希少で、そのワールドで開催されるすべてのイベントで配信リレーの仕組みを使ったリアルタイム音響調整の運用を行っていたのは私の知る限りHeXaHedronが唯一でした。 VRクラブでこれまで音響が重視されてこなかった背景として、Unity・VRC SDK等の技術的制約はもとより、プレイヤーによる聴取環境の違いが関係していたのではないかと推察しています。 リアルクラブにおいては一つの空間に人が集まるので、当然ながらクラブにいるすべての人が同じ条件で音を聴くことになります。一方、VRクラブや

【特集】2023年を振り返って~交流と決断の一年~

 今年も残すところわずかとなりました。「1年があっという間」などと嘆き始めて久しいですが、特に今年は1日・1ヶ月単位のマクロな時間のみならず、数時間・数分単位のミクロな時間も早く感じました。公私に関わらず、何かに没頭していると気がつけば予想外の時間が過ぎていたこともあり、自分の感覚以上に早く過ぎ去っていく時の流れにむしろ困惑すら感じる今日このごろです。「師走」の言葉通りの慌ただしい12月を過ごす中、意外と年末まで時間がないことに気づき、慌ててこの記事を書いている私がいます。 さて、私は2013年から毎年この時期に「1年を振り返って」というテーマで、その年一年を「〇〇と××の一年」という言葉で表現し、その年に自分に起こった出来事を様々な面から振り返る記事を投稿しています。2023年はなんといっても後述するマイカーの購入が一番大きなトピックではないでしょうか。また、感染症に関連する大きな変化があったのも今年で、これもまた今年の私に大きな影響を与えました。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら皆様もこの一年に思いを馳せていただければと思います。 年全体の所感 私のこの一年を一言で振り返ると「交流と決断の一年」でした。ここ最近「交流」というワードが連続して採用されていますが、それほどに私の活動は主にVRプラットフォームを通じた人との交流によって充実しており、また今年はそれをきっかけとした現実での交流も多くありました。また、マイカーの購入という、自分史上最も大きな買い物の「決断」をするにあたり、かなりの期間をかけて悩み、検討しました。 マイカー購入 マイカー購入までの経緯や現在の車種にした決め手については、納車動画で話していますのでそちらをご覧いただくとして、ここでは動画内で話していないことについて補足的に書きたいと思います。 今回のマイカー購入にあたって一番障壁となったのが駐車場でした。私が住んでいる地域はそもそも駐車場の空きが極めて少なく、自分の望む条件の駐車場がないか、あったとしても異常に高額だったりで、とても維持できるものではありませんでした。そんな中、本当にたまたま自分の条件にピッタリ合い、かつ金額的にも維持が可能な駐車場がたった一つだけ見つかり、即契約したという経緯がありました。もしその駐車場が空いていなければ、そもそもクルマを購入していなかっ

2023年前半を振り返って~交流と再挑戦の半年~

 早いもので2023年も半分が終わろうとしています。毎年のように言っていることですが、年月の過ぎ去り方は年々早く感じるようになってきており、特に今年は年始より濃密な日々を送ってきたため、なおさら月日が経つのが早く感じる今日この頃です。私廻音あじおは毎年6月末にその年前半を振り返る記事を投稿していますが、今回も2023年前半を振り返ってみたいと思います。 この半年間を簡潔に振り返るなら「交流」と「再挑戦」だと思いました。私は昨年1年間でVRChatを通じた交流が大きく広がりましたが、一方で既存のコミュニティに新しく加わり、それらに少しでも早くなじむために心身とも無理をしていた部分がありました。今年はこれまでの交流をさらに深めるべく、あくまで「楽しむ」ことを最優先にVRChat上での活動を行いました。感染症の状況が落ち着いてきたこともあり、今年はクラブイベントを中心にVRChatのフレンドとリアルで会うことも大幅に増え、それ自体より交流を深めることにつながりました。 なかでも1月の 「DJなんもわからん 1st Anniversary from 現実世界」で副主催 を、6月の「V-RAVE」で運営スタッフを、それぞれ務めたことは自分にとっても貴重な経験となりました。 VRChatそのものでの交流については、昨年のように頻繁に朝方まで語り明かすような無茶をする機会はほとんどなくなりました(笑)。VRC上で駄弁る機会自体少なくなりましたが、一方でVRCを通じて同じ趣味で知り合ったフレンド同士で配信の同時視聴をしたりDiscord上での雑談を楽しんだりなど、形を変えて交流が続いています。 このほか、今年はイラスト制作を始めたのも大きなトピックの1つです。実は私は過去に別名義で同人活動をしていた時期があり、正確には「再開」と言ったほうがいいかもしれません。DJ活動を本格的に始めた2020年後半以降かつて立ち上げていた同人サークルの活動を終了し、VRDJとしての活動を本格的に始めた2022年以降イラスト制作はほぼ休止状態でした(iPad版ClipStudioも2022年はサブスクリプションを解除していた)。昨年VRChatで活動したり、様々なクリエイターと交流したりする中で、もう一度イラストを描いてみたいと強く思うようになり、2022年末にiPad版ClipStudioのサブスク

「DJなんもわからん from 現実世界」を終えて

 2023年1月28日(土)、VRDJイベント「DJなんもわからん」の開催1周年記念となるリアルイベント「DJなんもわからん 1st Anniversary from 現実世界(以下、本イベント)」が六本木CUBEで開催されました。私は副主催として会場との調整・諸経費の管理・その他事務作業を担当していました。昨年8月から企画を進めてきた本イベントが無事終了し、いまは安堵の気持ちと、関わってくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。イベント終了間もない今のうちに、本イベントに副主催として関わることになった経緯から、今だから話せる(?)本イベントへの思いを書き記しておこうと思います。長文にはなるかと思いますがどうぞお付き合いくださいませ。 そもそも廻音あじおって何者? ありがたいことにVRDJ界隈では私のことを知ってくれている方が多くいらっしゃいますが、この記事をご覧の読者の方には「廻音あじおって何者ぞや?」という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に自己紹介をしたいと思います。 私、廻音あじお(まわりね・あじお)は2020年6月よりDJ活動を開始し、しばらくはリアルDJ・配信DJをメインに活動してきました。VRChatは2021年9月より始め、2021年10月に初めてVRDJイベントに足を運びました。そして2022年1月のイベント出演からVRDJとしての活動が始まりました。DJキャリア自体は2年半ほどあるものの、VRDJとしては実はこの記事の執筆時点で1年しか経っていない新参者です(笑)。 得意ジャンルは4つ打ち全般で、特に本イベントで私がプレイしたA-Remix(アニソンリミックス・インターネットミュージック)が一番歴も長いです。このほかアニソン原曲からHardcoreまで、踊って盛り上がれる曲を幅広くプレイします。 VRChatのほうではDJのほかVJもたまにやっており、またクラブワールド「HeXaHedron」等の制作・運営を行っています。イベント主宰も行っており、隔週開催の「Channel CUEration」をはじめ、様々なジャンル・コンセプトのイベントを開催しています。要するに「なんかいろいろやってる人」だと思ってもらえればw 「DJなんもわからん」のCrewとなったきっかけ 私は本イベントの副主催である以前に、「DJなんもわからん」のCrewでもあ

【特集】2022年を振り返って~開拓と繋がりの一年~

 今年も残すところわずかとなりました。1年を「長い」と感じるか「短い」と感じるか、人それぞれあるかと思いますが、私の場合、出来事が濃密であればあるほど、1年をより短く感じるように思います。そして、今年は例年以上に文字通りの「あっという間の1年間」でした。環境が大きく変化し、ラジオを聴く機会が減少してしまった影響で気温や気候ぐらいでしか季節の移ろいを感じられなかったこともあり、つい1ヶ月ほど前に2022年が明けた感覚さえします。一方で、つい数ヶ月前の出来事が遠い昔のように感じる自分もいて、年月の経過というものはなかなかどうして面白いものです。 さて、私は2013年から毎年この時期に「1年を振り返って」というテーマで、その年一年を「○○と××の一年」という言葉で表現し、その年に自分に起こった出来事を様々な面から振り返る記事を投稿しています。早いものでこの特集記事も今回で10年目となり、6月に投稿している上半期振り返り記事とともにその年の率直な感想を振り返る、自分の中の恒例行事として定着しています。また、振り返り記事をあとから読み返してみて「○年前はこんなことがあったなぁ…」と懐かしむこともできるので、今後も続けていきたいと思います。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら皆様もこの一年に思いを馳せていただければと思います。 年全体の所感 私のこの一年を一言で振り返ると「開拓と繋がりの一年」でした。今年はVRChatでのDJ・VJ活動をメインに、ワールド制作やイベントの企画など、たくさんのことを開拓し、チャレンジしました。それにより、日本全国のみならず全世界のプレイヤーとVRChatを通じてつながることができ、かけがえのない経験をすることができた一年間でした。 DJ・VJ・音楽活動 今年はVRChat上でのDJ・VJ活動、いわゆるVRDJ・VRVJに力を注いだ1年間でした。 VRChatは昨年9月より始め、10月からはVRDJイベントにも時々足を運ぶようになりましたが、徐々にその魅力に惹かれ、今年2022年はVRDJとしての活動を念頭にVRChat上での活動にチャレンジしました。 ありがたいことに1月に早速VRDJのオファーをいただき、早くもVRDJデビューを果たしたわけですが、たびたびいろいろな場所でお話している(なんなら半年前の上半期振り返り記事でも