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2025年前半を振り返って~助走と節目の半年~

 早いもので2025年も半分が終わろうとしています。毎年のように言っていることですが、年月の過ぎ去り方は年々早く感じるようになり、特に今年は上半期から公私とも忙しく活動してきたこともあり、なおさら月日が経つのが早く感じる今日このごろです。私廻音あじおは毎年6月末にその年前半を振り返る記事を投稿していますが、今回も2025年前半を振り返ってみたいと思います。


この半年間を簡潔に振り返るなら「助走」と「節目」だと思いました。昨年2024年の振り返り記事の中で私は「良くも悪くも現状維持の一年だった。来年は日々の変化に常にアンテナを張り、チャレンジ・行動し続けていきたい」と総括しました。アクションありきでのチャレンジ・行動がたいてい空回りすることは過去の経験からわかっていたため気をつけながらも、日々の活動の中で「去年の自分なら守りに入るかな…」となったときにはちょっとだけ攻めのアクションを取ってみるなど、日々のちょっとした判断・決断から少しずつ意識してみました。かつての自分の「やるならとことんやる」「思い立ったらまず行動」を取り戻すための"助走"期間としては、この上半期は有意義に過ごせたのではないかと思っています。

また、私は来る7月1日に「廻音あじお」として活動を開始してから5年の「節目」を迎えます。これまでとこれからの所感についてはまた別の機会に記事を投稿しようと考えていますが、これまでその時々で興味を持った様々な趣味に手を出してきた私にとってある程度決まった活動内容でこれほどの長きにわたり活動を継続したことはなく、またこれほどまで多くの人と関わりながら活動してきたのも初めてでした(前の名義では旧Twitterのフォロワーのピークが550前後だったところ、廻音垢の現時点でのXのフォロワーは1,000を超えており、多くの人に応援いただきながら活動を続けられています)。これまでの活動に対する感謝の気持ちとこれからの活動への決意の気持ちを込めて、実は5月頃からいろいろと準備を始めています。この記事を投稿する6月末時点ではまだ公表できていないものが多いですが、「節目」に向けたさまざまな準備・「助走」をこの半年間でいろいろ行っており、まるで年末のような慌ただしい日々を過ごした期間でもありました。


一方でこの半年間は自分自身のメンタルマネジメントでいろいろ苦悩したというか、試行錯誤した期間でもありました。

「HSP」という言葉をご存知でしょうか?外部からの刺激に対して必要以上に反応してしまいメンタルを消耗してしまうパーソナリティ(気質)を表す言葉で、「繊細さん」などと表現する書籍もあります。私自身、幼少期のころは大きな音や特定の条件下で見る何気ない景色・模様に恐怖を覚えるなど、もともと「HSP」の気質がありました。これらはのちに多くを克服し、いまはクラブの大音響も平気なのですが、例えば夜寝る際にちょっとした物音が気になってなかなか寝付けない、在宅ワーク中に外から聞こえる音や声が気になって集中が切れるなど、完全に克服したわけではありませんでした。そんな中、日常生活においてインターネットを含む様々な情報や新しい知識に触れていくうち些細なことで自分に危害が加わらない・全く関係ないような事柄にさえ逐一苛立ってしまい、メンタルを激しく消耗してしまっている自分がいました。ある時HSP簡易診断を実施してみたのですが、数年前同様の診断を実施した際は「問題なし」だったところ今回「HSPの可能性大」の結果となりました。これらの診断が専門的・医学的なものではないことに注意しつつ、いずれにしても今すぐ何か対処する必要があると判断し、いまはHSPのマネジメント本を読みつつ日々の過ごし方と基本的なマインドについて意識的に見直しているところです。このところVRChatを含めたSNSへの浮上頻度が少なくなっていますが、これは私自身のメンタルマネジメントのために活動外でいろいろ実践していることによるものですので、どうかご理解いただければと思います。


というわけで、今年上半期を振り返ってみました。今年は廻音あじお活動開始5周年に向けた種々の準備の関係もあり、上半期からかなり濃密で多忙な期間を過ごすこととなりました。下半期はまず7月1日の5周年とその後続く関連コンテンツのリリースに始まり、やはり濃密で怒涛の期間になることは間違いないでしょう。このほか、今年後半には引っ越しも予定していて、実はこちらについても2月頃から引っ越し予定エリアの選定を始めるなど、すでに動き始めています。この上半期「助走」してきた様々なことが良い形で結実できるよう、日々のメンタルマネジメントも含めて下半期も楽しみながら活動していきたいと思います。


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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