湖西線はその名のとおり琵琶湖西岸を走る路線です。琵琶湖線よりも比較的沿岸に近いほうを走りますので、進行方向左手にはほぼ全線にわたって琵琶湖を望むことができるほか、右手には比良・比叡の山脈を見ることができ、風光明媚な車窓です。
小野~堅田間では、琵琶湖の対岸に「(元)廃墟モール」として有名(?)な「ピエリ守山」が見えます。
敦賀から1時間半ほどで山科に戻ってきました。
車窓にちょうど湖西線の0キロポストが見えました。
このあと大阪まで戻り、大阪駅で約40分時間調整を行ったのち、次の未乗路線である和歌山線の乗りとおしを開始する、はずでしたが……
新大阪駅付近でふと見たWESTビジョンに列車の運行情報が。よく見ると「天王寺駅で人身事故。大阪環状線の全線・大和路線のJR難波~奈良間運転見合わせ」の文字が。そして私が40分後に乗るのは大阪環状線と大和路線。(^o^)(^o^)(^o^) pic.twitter.com/p9CwixcPUZ— ヘス@お絵かき学畜 (@HEstudent) 2016年2月17日
う……うわ……
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私は2014年12月の「エクストリーム東京旅行」で行程の途中、列車の遅延に遭い、予定が崩れそうになりながらもうまく行程を調整し、結果的には(散策時間を短縮したスポットはあったものの)訪問予定のスポットをすべて訪れ、帰りの列車は予定通りに収めることができました。また、2015年1月の「鉄道乗り初め旅行2015」では寝坊により午前中に乗車する列車は変更になったものの、餘部駅での散策時間を調整することにより午後の行程は予定通り進めることができました。
しかし、今回は数分の遅延も許されないタイトなスケジュールで組んでおり、時間調整の効く「散策」が全くなかったため、どう頑張っても行程を回復することができません。また、終電までフル活用したスケジュールだったため、無理に行程通り進めると途中で電車がなくなる可能性もありました。運転再開がちょうど次の電車の乗車時刻付近でしたが、運転再開したとしてもしばらく大幅なダイヤ乱れが発生するのはわかっており、行程通りに進めることができるかはわかりません。苦渋の決断ではありましたが、和歌山線、王寺~高田間の乗りとおしは断念することにしました。
というわけで、とりあえず運転再開されるという16時10分ごろまでヨドバシカメラに立ち寄って時間をつぶしました。
16時10分を過ぎてから大阪駅に戻るとすでに運転再開していましたが、案の定ダイヤが大幅に乱れていました。そして、名物の「珍行先」もいくつか見られました。
大和路快速 王寺行きと、関空・紀州路快速 大阪止まり。なお、関空・紀州路快速はこの大阪止まり以降、30分以上全く発着がなく、駅員によるアナウンスでも「関空・紀州路快速はしばらくの間、大阪駅の発着はございません。関西空港・和歌山方面ご利用のお客様は、到着の電車で天王寺駅までお越しいただき、天王寺駅でお乗り換えください」と案内する有様でした(笑)。また、この発車標では大和路快速以外遅延は発生していないように見えますが、実際は5分以上遅れて到着したり、駅ホームで運転整理により長時間停車したり、発車標の列車が入れ替わったり消えたり、発車標から消えた列車が復活したり、発車標の順番通りに来なかったり、予告なしで行先が変更になったりと、"悲惨な状況"でした。遅延後の混乱はJR西日本のお家芸と言っていいほど毎度のことではありますが、旅行中にこれに遭遇してしまうと怒りを通り越して楽しくすらなります(爆笑)。
そうこうしているうちに、大阪止まりの関空・紀州路快速が入線してきました。混乱によって正常に種別・行先掲示せずに来ることも予想されましたが、この列車についてはちゃんと「関空・紀州路快速 大阪行き」と掲示していました(この直後に2番のりばに入線した関空・紀州路快速 天王寺行きは行先が空欄となっていましたが(笑))。
混乱が一通り収まったところで、今回乗りとおす予定の路線でなんとか乗車可能な残り2路線については今日のうちに乗りとおすことにしました。まずJRゆめ咲線へ。
JRゆめ咲線は途中にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の最寄り駅であるユニバーサルシティ駅があり、USJへのアクセス路線として知られています。当初の行程ではこの区間は21~22時台に乗車する予定だったため、さすがにUSJへ向かう・USJから帰る乗客は少なかったとは思いますが、予定変更により夕方に乗車することになったため、特に桜島から西九条に向かう電車はUSJで楽しんだ後の人で非常に混雑していました。
残る1路線は梅田貨物線ですが、JRゆめ咲線乗りとおし完了時点で新大阪から乗車する列車まで5時間近くあったので、軽食を取りつつ日本橋と梅田で時間をつぶしました。
22時を過ぎたころに新大阪へ移動します。
22時台の新大阪駅新幹線乗り換え口は多くのサラリーマンが行き交っていました。東京方面の列車は22時30分発名古屋行きしかありませんが、
博多方面はまだいくつか列車があります。とはいっても、広島より西に行く列車はすでになく、岡山より西に行く列車も残り1本でした。発車標には表示されていませんが、23時06分発岡山行きの次の、23時25分発姫路行きが博多方面最終列車です。
新幹線発車標を確認した後は、次に乗る列車が到着する11番のりばに向かいます。11・12番のりばは先月下旬にホーム変更・リニューアルされたばかりです。
11・12番のりばは基本的に特急の発着に使われているため、新しい11・12番のりばの発車標も旧ホームと同様3段表示です(13~16番のりばは5段表示)。2段目に表示されている快速御坊行きに乗ります。
特急サンダーバードは今日の運転をすべて終了したため、12番のりばには先発列車の表示はありません。
しばらく待っていると、
快速 御坊行き(4+4両で、後ろ4両は日根野行き)が入線してきました。本線の駅に阪和線仕様の225系が入線するのは何とも新鮮です。
WESTビジョンもチェックしました。
新大阪~西九条間の車窓を動画で撮影しました。
この電車でそのまま天王寺まで向かい、天王寺から大和路線で久宝寺へ。久宝寺からおおさか東線に乗車します。
JR長瀬に到着後、放出方面ホームには運転終了を知らせるスクロール表示が出ていました。なお久宝寺方面は撮影時点であと2本列車があります。
というわけで、途中大混乱となった未乗路線乗りとおし旅行のレポートをお送りしました。久しぶりの遠方への旅行となりましたが、やっぱり電車に乗りまくる旅行はイイナァ、と再認識することができました。ここ最近はお出かけで行く場所が固定化してしまっていたため、久々の雪を見られたことも含め非常に良い気分転換になりました。今回残念ながら乗車することのできなかった和歌山線王寺~高田間、紀勢本線和歌山~和歌山市間は、機会を見つけて乗りとおししていきたいと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。