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未乗路線乗りとおし旅行2016(前編)

2015年の振り返り記事の中で「2015年はあまり旅行できなかった。自分は大学院に進学するのに伴って時間的・精神的余裕もあるので、2016年は遠方への旅行を実施したい」といった内容を書きました。2月17日に、さっそく遠方への旅行第1弾を実施しましたので、前編・後編の2つに分けて旅行レポートをお送りします。
なお、春休み中の旅行はこのほかにも複数計画済みですが、急きょ中止になる可能性もあるので、2014年のときのように事前に予告記事は投稿せず、各旅行のレポート記事の1つ目冒頭で、その旅行の概要について説明する形式とします。




今回の旅行はJR西日本の「冬の関西1デイパス」を利用した「未乗路線乗りとおし旅行2016」です。未乗路線の乗りとおしを目的とした鉄道旅行は、2014年3月の「近畿一周ぐるり旅」や2015年2月の小旅行など、複数回実施してきましたが、今回はそれらの旅行でもまだ乗っていない鉄道路線を乗りつぶしていくことにしました。

今回乗りとおす予定だった未乗路線は以下の5路線です。なぜ「だった」なのかは後編で判明します。

  • 北陸本線 米原~近江塩津

  • 和歌山線 王寺~高田

  • 紀勢本線 和歌山~和歌山市

  • JRゆめ咲線 西九条~桜島(全線)

  • 梅田貨物線 新大阪~西九条

未乗路線自体は少ないですが、これらの区間に到達するために長時間移動しなければならなかったり、30分以上電車を待ったりしなければならなかったため、朝9時~夜11時という長丁場の旅行となりました。特に梅田貨物線では朝晩各1本ずつしか走っていない、梅田貨物線~大阪環状線~阪和線~きのくに線経由の快速電車に乗車することになりましたが、朝の1本は最寄り駅を始発で出ても乗れなかったため、夜の1本に乗ることに。その結果、最寄り駅へ帰るために最後に乗る電車が最終電車になるというタイトなスケジュールとなりました。




それでは早速旅行レポートを写真とともにお送りしていきます!
まずは最寄りのJR長瀬からおおさか東線・学研都市線・JR東西線で尼崎へ出ます。これから近江塩津へ行くので、京橋から大阪環状線で大阪に出れば近道になるのですが、大阪からの乗車は混雑のため座れない可能性もあったので、尼崎から乗車し、大阪での乗客入れ替わりのタイミングで座席を確保することにしました。

その後は2時間以上かけて米原・近江塩津へと向かいますが……

滋賀県に入ったあたりで突然の豪雨!!そして、

彦根あたりで雨が雪に!!!(写真は米原駅で撮影)
まだまだ冬ですので北部は雪国だということは承知していましたが、今シーズンは地元・下宿いずれでもまだ雪を見かけていなかったため、久しぶりの雪に胸の高まりを感じずにはいられませんでした。


この区間は琵琶湖東岸を走行しますので、進行方向左手に琵琶湖が見えます。しかし、後編で紹介する湖西線よりは湖から離れたところを走行しますので、琵琶湖が見られるのはわずかです。


長浜あたりを過ぎてくると路面にも積雪が見られるようになります。山もうっすら雪化粧していました。なるほど雪の強い日に新快速が電車の屋根に大量の雪を載せて姫路まで来るのもわかります。

そして、近江塩津駅に到着。次の列車まで27分ありますので、いったん改札を出て駅前の様子を見てみました。

駅舎は木造で趣があります。

駅舎内は薄暗く、きっぷうりばと食堂があります。自動改札機はありませんが、ICOCAエリア内なので交通系ICカードの入出場処理端末が設置されています。

駅前の道路の路肩には融雪スプリンクラーが設置されていました。

駅周辺の様子を観察したあとは再び駅ホームに戻ります。


駅北側の引き上げ線に先ほどまで乗車していた電車が待機していました。この写真を撮影した数分後に、新快速琵琶湖線経由網干行きとして入線してきました。

しばらくすると、

特急サンダーバードが上下ほぼ同時に通過していきました。
さらにしばらく待っていると、

湖西線から新快速敦賀行きが入線してきました。今回の未乗路線はここまでで、反対側にすでに入線している新快速琵琶湖線経由網干行きに乗車してもいいのですが、せっかくなのでこの敦賀行きで敦賀まで行き、そのまま折り返して湖西線経由で大阪方面へ戻ることにしました。


2014年の「近畿一周ぐるり旅」以来の敦賀です。といっても、今回はすぐに折り返すので、駅名標を手早く撮影した後は先ほどまで乗っていた電車に戻りました。

ここからは湖西線経由で一気に大阪へ戻ります。続きは次回の記事にて。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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