2014年11月3日(月・祝)、網干総合車両所にてふれあいフェア(一般公開)が開催されました。これは毎年開催されているもので、僕も2011年に一度訪れたことがありましたが、2012年は大学受験直前で行くことができず、リベンジと思っていた去年2013年は学校行事と重なり行くことができませんでした。今年は「3度目の正直」といった感じで、3年ぶりに網干総合車両所へ行くことができました。現地で撮影した写真を紹介しながら当日の模様を簡単にレポートしたいと思います。記事が長大になりますため、前後編の2回に分けて投稿します。
なお、以前のブログでは写真はすべて記事に貼り付けて紹介していましたが、こちらのブログでは記事の見やすさの向上とより多くの写真の公開を目的に、撮影した写真をOneDriveにアップロードし、記事ではそのリンクを紹介しつつ、特に説明を加えてレポートしたい写真をピックアップして記事に貼り付ける形としたいと思います。
網干総合車両所はJR西日本京阪神エリアの大半の電車が所属する場所です。あの130km/h運転を誇る223系・225系も当所に所属しています。また、播但線を走る103系も当所に所属しているほか、検査のために姫新線の列車や岡山地区を走る電車も網干総合車両所に出入りします。朝夕を中心に「網干行き」が設定されているのは、網干止まりの電車がそのまま車両所へ回送できるためです。また、朝夕など一部の時間帯は網干総合車両所から出庫した電車が網干駅から営業運転を開始することもあります。
と、なぜ僕がここまで網干総合車両所についてアツくなっているかといいますと、「Profile」にも記載したとおり実家の最寄駅が網干駅であるからです。網干駅は姫路駅などに比べればこじんまりとした雰囲気の駅ですが、網干総合車両所をかかえた、京阪神エリアにおいて重要な役割を果たしている駅です。また、前述のとおり網干駅始発・網干駅終着の電車も多いため、朝ラッシュ時であっても座席に余裕で座れたり、姫路駅で播州赤穂・岡山方面行き電車と接続した後の網干行き(ほとんどの乗客は先発の播州赤穂・岡山方面行きに乗り換えるため、後発の網干行きは空気輸送列車になるのですw)で静かな時間を過ごせたりと、車内で快適に過ごせる時間が少しでも長いのが網干駅ユーザーの自慢ポイントです。さらに、網干総合車両所の所在地が自分の住んでいるまちであるため、私たちのまちにこのような大きな車両所があるということを(少なくとも僕は)誇りに思っています。
さて、網干駅自慢はこのぐらいにしておいて(笑)、ここからいよいよ網干総合車両所に向かっていきます!
実家に住んでいる時は親に送り迎えをしてもらうことで当所へ訪れていましたが、今回は下宿先から網干駅へ向かいました。網干駅から網干総合車両所までは約2kmあり、徒歩だと30分程度かかるそうです。そのため、駅近くと網干総合車両所とを往復する無料シャトルバスが運行されていました(網干総合車両所がウエスト神姫の路線バスを数台貸し切りにする形で運行しているようでした)。今回初めてこのシャトルバスに乗って車両所へ向かいます。
この日は連休最終日であり、また鉄道関係のイベントということで親子連れを中心に多くの来場者で、バスに乗るまで20分ほど列に並ぶ必要がありました。往路は車両所の直前で踏切を渡ります(帰りは別のルートで跨線橋を通るため踏切は渡りません)。
車両所に入ってすぐのところにある「第2検修庫」で、今まさに電車のつり上げ移動が行われようとしていたので、その様子を見てみます。
この時に持ち上げられていたのは115系D-10編成でした。車体は見る見るうちに上昇していき、10mぐらいの高さまで吊り上げられました。普段は見ることのできない車体の下部、特に台車の中心ピンやその周辺の配線などをじっくりと観察することができました。
続いて第1検修庫に移動します。ここでは、
列車の台車を至近距離で観察することができます。僕は最近台車の構造に興味を持ち、時々webで調べたりすることがあるのですが、やはり実物をあらゆる角度から眺めることに勝るものはありません。おおよその構造はwebで調べた段階で大体把握していましたが、今回台車を至近距離で観察することにより、台車構造についてより理解を深められました。
こちらでは研磨を終えたばかりで銀色の光沢を放つ車輪がたくさん並んでいました。
次に第1検修庫の2階へ行ってみようとしました。2階と言っても、1階の天井が非常に高いですので、3~4階に相当する高さまで階段を上っていきます。
ここまで来ると電車や部品、人々が小さく見えるほどです。なお、2階は休憩室・トイレなどであることが判明したため、一番上までのぼったところで引き返しました。
さらに第1検修庫の見学を続けていると、偶然「台車反転装置」の実演の現場に遭遇しましたので、その様子も見てみます。説明では「台車を180度反転させて検査の効率と安全性を向上する」といったことが紹介されましたが、どのように180度反転させるかというと……
こんな具合で、専用の装置を使用して上下真っ逆さまにします!
続いて、西引き上げ線で展示されている車両を見に行きます。
左から、マイテ49、221系B11編成(体質改善車)、223系J6編成。今回の目玉と言えばもちろん、
こちらのマイテ49。「つばめ」ヘッドマーク付き。車両所内での展示のみならず、網干総合車両所宮原支所から本所への送り込み回送、また一般公開終了後の宮原支所への返却回送までもが鉄道ファンのネタになる、人気の車両です。なおこの車両は内部を見学することも可能でした(自分は時間の都合で見学しませんでした)。前方には12系客車2両と機関車としてDD51を連結しています。
ところで、このような一般公開では普段は絶対に見られないような珍しい種別幕・行先表示を多数見ることができます。今回僕が見つけたのは、
ホリデー 宇治行き(221系体質改善車に掲示されていましたw)
207系に掲示された新快速 大阪行き。なお、新快速 大阪行き自体は平日に運用があり、珍しくはないのですが、207系による新快速の運用は臨時列車などでしか存在しません。ちなみに記事を書いているときに気付いたのですが、運用番号(種別幕の左側のマグサイン)が一般公開開催日である「1103」に設定されているというw
珍幕・珍行先は後編でも紹介します。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
なお、以前のブログでは写真はすべて記事に貼り付けて紹介していましたが、こちらのブログでは記事の見やすさの向上とより多くの写真の公開を目的に、撮影した写真をOneDriveにアップロードし、記事ではそのリンクを紹介しつつ、特に説明を加えてレポートしたい写真をピックアップして記事に貼り付ける形としたいと思います。
網干総合車両所はJR西日本京阪神エリアの大半の電車が所属する場所です。あの130km/h運転を誇る223系・225系も当所に所属しています。また、播但線を走る103系も当所に所属しているほか、検査のために姫新線の列車や岡山地区を走る電車も網干総合車両所に出入りします。朝夕を中心に「網干行き」が設定されているのは、網干止まりの電車がそのまま車両所へ回送できるためです。また、朝夕など一部の時間帯は網干総合車両所から出庫した電車が網干駅から営業運転を開始することもあります。
と、なぜ僕がここまで網干総合車両所についてアツくなっているかといいますと、「Profile」にも記載したとおり実家の最寄駅が網干駅であるからです。網干駅は姫路駅などに比べればこじんまりとした雰囲気の駅ですが、網干総合車両所をかかえた、京阪神エリアにおいて重要な役割を果たしている駅です。また、前述のとおり網干駅始発・網干駅終着の電車も多いため、朝ラッシュ時であっても座席に余裕で座れたり、姫路駅で播州赤穂・岡山方面行き電車と接続した後の網干行き(ほとんどの乗客は先発の播州赤穂・岡山方面行きに乗り換えるため、後発の網干行きは空気輸送列車になるのですw)で静かな時間を過ごせたりと、車内で快適に過ごせる時間が少しでも長いのが網干駅ユーザーの自慢ポイントです。さらに、網干総合車両所の所在地が自分の住んでいるまちであるため、私たちのまちにこのような大きな車両所があるということを(少なくとも僕は)誇りに思っています。
さて、網干駅自慢はこのぐらいにしておいて(笑)、ここからいよいよ網干総合車両所に向かっていきます!
実家に住んでいる時は親に送り迎えをしてもらうことで当所へ訪れていましたが、今回は下宿先から網干駅へ向かいました。網干駅から網干総合車両所までは約2kmあり、徒歩だと30分程度かかるそうです。そのため、駅近くと網干総合車両所とを往復する無料シャトルバスが運行されていました(網干総合車両所がウエスト神姫の路線バスを数台貸し切りにする形で運行しているようでした)。今回初めてこのシャトルバスに乗って車両所へ向かいます。
この日は連休最終日であり、また鉄道関係のイベントということで親子連れを中心に多くの来場者で、バスに乗るまで20分ほど列に並ぶ必要がありました。往路は車両所の直前で踏切を渡ります(帰りは別のルートで跨線橋を通るため踏切は渡りません)。
車両所に入ってすぐのところにある「第2検修庫」で、今まさに電車のつり上げ移動が行われようとしていたので、その様子を見てみます。
この時に持ち上げられていたのは115系D-10編成でした。車体は見る見るうちに上昇していき、10mぐらいの高さまで吊り上げられました。普段は見ることのできない車体の下部、特に台車の中心ピンやその周辺の配線などをじっくりと観察することができました。
続いて第1検修庫に移動します。ここでは、
列車の台車を至近距離で観察することができます。僕は最近台車の構造に興味を持ち、時々webで調べたりすることがあるのですが、やはり実物をあらゆる角度から眺めることに勝るものはありません。おおよその構造はwebで調べた段階で大体把握していましたが、今回台車を至近距離で観察することにより、台車構造についてより理解を深められました。
こちらでは研磨を終えたばかりで銀色の光沢を放つ車輪がたくさん並んでいました。
次に第1検修庫の2階へ行ってみようとしました。2階と言っても、1階の天井が非常に高いですので、3~4階に相当する高さまで階段を上っていきます。
ここまで来ると電車や部品、人々が小さく見えるほどです。なお、2階は休憩室・トイレなどであることが判明したため、一番上までのぼったところで引き返しました。
さらに第1検修庫の見学を続けていると、偶然「台車反転装置」の実演の現場に遭遇しましたので、その様子も見てみます。説明では「台車を180度反転させて検査の効率と安全性を向上する」といったことが紹介されましたが、どのように180度反転させるかというと……
こんな具合で、専用の装置を使用して上下真っ逆さまにします!
続いて、西引き上げ線で展示されている車両を見に行きます。
左から、マイテ49、221系B11編成(体質改善車)、223系J6編成。今回の目玉と言えばもちろん、
こちらのマイテ49。「つばめ」ヘッドマーク付き。車両所内での展示のみならず、網干総合車両所宮原支所から本所への送り込み回送、また一般公開終了後の宮原支所への返却回送までもが鉄道ファンのネタになる、人気の車両です。なおこの車両は内部を見学することも可能でした(自分は時間の都合で見学しませんでした)。前方には12系客車2両と機関車としてDD51を連結しています。
ところで、このような一般公開では普段は絶対に見られないような珍しい種別幕・行先表示を多数見ることができます。今回僕が見つけたのは、
ホリデー 宇治行き(221系体質改善車に掲示されていましたw)
207系に掲示された新快速 大阪行き。なお、新快速 大阪行き自体は平日に運用があり、珍しくはないのですが、207系による新快速の運用は臨時列車などでしか存在しません。ちなみに記事を書いているときに気付いたのですが、運用番号(種別幕の左側のマグサイン)が一般公開開催日である「1103」に設定されているというw
珍幕・珍行先は後編でも紹介します。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。