さて、一通り展示物を見終わり「次はどこに行こうか」と考えながら歩いていると、偶然南引き上げ線で行われている車体洗浄体験の受付の前にたどりつきました。「ただいま、次の体験の乗車受付をしております」とのことで、行ってみることにします。
受付でこのような乗車券を受け取り、列に並びます。実は車両洗浄体験に乗車するのは今回が初めてです。3年前も乗る機会がありましたが、このときは混雑と終了間際により外からの撮影のみとなりました。
ちなみにこの乗車券、裏面は、
ダイヤグラムの一部を切り取ったものでした。なお、これが実際に使われていたものなのか、イベント用に適当なダイヤグラムを裏面に印刷したものなのかは不明です。
しばらく待っていると、ひとつ前の洗浄体験を終えた電車が戻ってきました。
はい珍表示来ましたよ(´・∀・`)
JR東西線経由快速は(223系2000番台で掲示されることはめったにありませんが)学研都市線・JR東西線・JR宝塚線系統で毎日走っており、近江塩津行きも本線系統で頻繁に走っている。しかしこの2つが組み合わさった「快速 JR東西線経由 近江塩津行き」は存在しないどころか経路的に無駄が(笑)。どうしても実現させようと思えば、JR神戸線 or JR宝塚線から尼崎でJR東西線に直通し、そのまま学研都市線で木津まで行き、ここで折り返して奈良線で京都へ。京都から琵琶湖線 or 湖西線で近江塩津へ、というルートが考えられますが、京都駅で奈良線から琵琶湖線の上り線まで一気に転線出来るのかはわかりません。いずれにしても「直通の意味ねぇし!」と一蹴されるのは確かですw
……などと夢のないことを想像しているうちに自分たちの乗車する順番が回ってきました。
車内に入って窓際の席を確保。ドア上の案内表示を見ながら待っていると……
(゚ Д゚ )!!?!?
今度は「急行 大阪環状線行き」とかいうとんでもない幕出しましたよwまぁ大阪環状線行きは阪和線和歌山方面 or 大和路線奈良方面から天王寺駅に向かい、そのまま大阪環状線に直通する列車に対して掲示されるからいいとして、急行列車ですか……こういう、普段はめったに見られないような種別表示を平気で見られるのが、この一般公開の面白いところです。
その後も珍表示に期待しましたが、この後は無難な表示に切り替わったため、そのまま発車を待つことにしました。
洗車機のあるところまで進む途中、「網干電車区発足記念」と書かれたモニュメントが設置されているのが見えました。このモニュメントは位置関係上、普段は敷地南側の道路からしか見ることができませんので、「こんなものもあったのか」と新鮮さを感じると同時に網干総合車両所の歴史の一部を垣間見ることができました。
車両洗浄体験が終わり、電車を降りてしばらくすると……
今度は「新快速 城崎温泉行き」とか(´・_・`)
城崎温泉行きは北近畿エリアにおいて223系5500番台に掲示されることがあるので、特に珍しいものではありませんが、新快速としてここまで乗り入れるとしたらどうなるのでしょうかね……
ふと時計を見るといつの間にか13時近くに。同日開催の「太子あすかふるさとまつり」の会場でのJR西日本の展示も見てみようかと思っていましたが、まだ車両所内で見ていない展示があり、それらを見て回ったり昼食をとったりしていると時間がないと判断し、残念ながら今回はパスしました。来年行く機会があれば、今度は「太子あすかふるさとまつり」の会場メインで撮影をしたいですね。
続いて、保線用機械の一種である「マルチプルタイタンパー(通称:マルタイ)」の役割紹介の説明を聞きに行きました。
初めに保線区の人から線路保守の目的、マルタイの役割紹介などがされ、そのあとマルタイを実際に動作させてどのように保線を行っているかを実演していました。マルタイは線路のゆがみを矯正するための機械で、この写真で係員が立っている人のすぐ後ろにある機構で「線路の持ち上げ」「枕木の下にバラストを送りこむ」「バラストを突き固める」の作業を行っています。今回は動作紹介のため、これらの機構が見える状態で動作させていましたが、実際の保線作業は夜間に行われるため、騒音低減のため上にあるカバーを閉めて作業をしているそうです。
そのほか、夜間でも貨物列車などが走っているため、それの走行を邪魔しないように(?)、電車が全く走らないわずかな時間(上り線で90分、下り線で120分)を利用して作業を行っていることなどの説明を受けました。
帰り際に改めてこの列車を撮影。通路が狭いですが立ち入りOKの場所でしたので、先頭のDD51 1193を撮影。何気にDD51をこれほど近くから撮影したのは初めて?でした。インターネットでよくDD51の写真を見ていたからか、あまり「初めて」の実感はありませんがw
最後に構内牽引車を用いた車両移動の様子も見てみました。
こんな小さな機械が……
4両編成の電車をいとも簡単に引っ張り出していました。
このあと車両所を後にし、網干駅に戻って電車で帰りましたが、途中の姫路駅でえきそばを食べるために降り、また天王寺駅でもいったん降りて「あべのハルカス」での買い物を済ませてからの帰宅となりました。
今回、3年ぶりの網干総合車両所の一般公開参加となりましたが、前回とは展示内容が全然違っていて終始新鮮さを感じながらの見学でした。また、立ち寄った先で偶然実演が始まるということが何度もあったため、より多くの実演展示を効率よく見学することができました。
2012年は車両展示として新快速3世代が225・223・221系の順に展示されており、参加できなかったことが非常に悔やまれるのですが、今回はそのような目を引く車両展示はありませんでした。来年はぜひとも新快速3世代のような、目を引く、あるいは撮影しがいのある展示に期待したいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
受付でこのような乗車券を受け取り、列に並びます。実は車両洗浄体験に乗車するのは今回が初めてです。3年前も乗る機会がありましたが、このときは混雑と終了間際により外からの撮影のみとなりました。
ちなみにこの乗車券、裏面は、
ダイヤグラムの一部を切り取ったものでした。なお、これが実際に使われていたものなのか、イベント用に適当なダイヤグラムを裏面に印刷したものなのかは不明です。
しばらく待っていると、ひとつ前の洗浄体験を終えた電車が戻ってきました。
はい珍表示来ましたよ(´・∀・`)
JR東西線経由快速は(223系2000番台で掲示されることはめったにありませんが)学研都市線・JR東西線・JR宝塚線系統で毎日走っており、近江塩津行きも本線系統で頻繁に走っている。しかしこの2つが組み合わさった「快速 JR東西線経由 近江塩津行き」は存在しないどころか経路的に無駄が(笑)。どうしても実現させようと思えば、JR神戸線 or JR宝塚線から尼崎でJR東西線に直通し、そのまま学研都市線で木津まで行き、ここで折り返して奈良線で京都へ。京都から琵琶湖線 or 湖西線で近江塩津へ、というルートが考えられますが、京都駅で奈良線から琵琶湖線の上り線まで一気に転線出来るのかはわかりません。いずれにしても「直通の意味ねぇし!」と一蹴されるのは確かですw
……などと夢のないことを想像しているうちに自分たちの乗車する順番が回ってきました。
車内に入って窓際の席を確保。ドア上の案内表示を見ながら待っていると……
(゚ Д゚ )!!?!?
今度は「急行 大阪環状線行き」とかいうとんでもない幕出しましたよwまぁ大阪環状線行きは阪和線和歌山方面 or 大和路線奈良方面から天王寺駅に向かい、そのまま大阪環状線に直通する列車に対して掲示されるからいいとして、急行列車ですか……こういう、普段はめったに見られないような種別表示を平気で見られるのが、この一般公開の面白いところです。
その後も珍表示に期待しましたが、この後は無難な表示に切り替わったため、そのまま発車を待つことにしました。
洗車機のあるところまで進む途中、「網干電車区発足記念」と書かれたモニュメントが設置されているのが見えました。このモニュメントは位置関係上、普段は敷地南側の道路からしか見ることができませんので、「こんなものもあったのか」と新鮮さを感じると同時に網干総合車両所の歴史の一部を垣間見ることができました。
車両洗浄体験が終わり、電車を降りてしばらくすると……
今度は「新快速 城崎温泉行き」とか(´・_・`)
城崎温泉行きは北近畿エリアにおいて223系5500番台に掲示されることがあるので、特に珍しいものではありませんが、新快速としてここまで乗り入れるとしたらどうなるのでしょうかね……
ふと時計を見るといつの間にか13時近くに。同日開催の「太子あすかふるさとまつり」の会場でのJR西日本の展示も見てみようかと思っていましたが、まだ車両所内で見ていない展示があり、それらを見て回ったり昼食をとったりしていると時間がないと判断し、残念ながら今回はパスしました。来年行く機会があれば、今度は「太子あすかふるさとまつり」の会場メインで撮影をしたいですね。
続いて、保線用機械の一種である「マルチプルタイタンパー(通称:マルタイ)」の役割紹介の説明を聞きに行きました。
初めに保線区の人から線路保守の目的、マルタイの役割紹介などがされ、そのあとマルタイを実際に動作させてどのように保線を行っているかを実演していました。マルタイは線路のゆがみを矯正するための機械で、この写真で係員が立っている人のすぐ後ろにある機構で「線路の持ち上げ」「枕木の下にバラストを送りこむ」「バラストを突き固める」の作業を行っています。今回は動作紹介のため、これらの機構が見える状態で動作させていましたが、実際の保線作業は夜間に行われるため、騒音低減のため上にあるカバーを閉めて作業をしているそうです。
そのほか、夜間でも貨物列車などが走っているため、それの走行を邪魔しないように(?)、電車が全く走らないわずかな時間(上り線で90分、下り線で120分)を利用して作業を行っていることなどの説明を受けました。
帰り際に改めてこの列車を撮影。通路が狭いですが立ち入りOKの場所でしたので、先頭のDD51 1193を撮影。何気にDD51をこれほど近くから撮影したのは初めて?でした。インターネットでよくDD51の写真を見ていたからか、あまり「初めて」の実感はありませんがw
最後に構内牽引車を用いた車両移動の様子も見てみました。
こんな小さな機械が……
4両編成の電車をいとも簡単に引っ張り出していました。
このあと車両所を後にし、網干駅に戻って電車で帰りましたが、途中の姫路駅でえきそばを食べるために降り、また天王寺駅でもいったん降りて「あべのハルカス」での買い物を済ませてからの帰宅となりました。
今回、3年ぶりの網干総合車両所の一般公開参加となりましたが、前回とは展示内容が全然違っていて終始新鮮さを感じながらの見学でした。また、立ち寄った先で偶然実演が始まるということが何度もあったため、より多くの実演展示を効率よく見学することができました。
2012年は車両展示として新快速3世代が225・223・221系の順に展示されており、参加できなかったことが非常に悔やまれるのですが、今回はそのような目を引く車両展示はありませんでした。来年はぜひとも新快速3世代のような、目を引く、あるいは撮影しがいのある展示に期待したいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。