今年も残すところわずかとなりました。「1年があっという間」などと嘆き始めて久しいですが、特に今年は1日・1ヶ月単位のマクロな時間のみならず、数時間・数分単位のミクロな時間も早く感じました。公私に関わらず、何かに没頭していると気がつけば予想外の時間が過ぎていたこともあり、自分の感覚以上に早く過ぎ去っていく時の流れにむしろ困惑すら感じる今日このごろです。「師走」の言葉通りの慌ただしい12月を過ごす中、意外と年末まで時間がないことに気づき、慌ててこの記事を書いている私がいます。
さて、私は2013年から毎年この時期に「1年を振り返って」というテーマで、その年一年を「〇〇と××の一年」という言葉で表現し、その年に自分に起こった出来事を様々な面から振り返る記事を投稿しています。2023年はなんといっても後述するマイカーの購入が一番大きなトピックではないでしょうか。また、感染症に関連する大きな変化があったのも今年で、これもまた今年の私に大きな影響を与えました。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら皆様もこの一年に思いを馳せていただければと思います。
年全体の所感
私のこの一年を一言で振り返ると「交流と決断の一年」でした。ここ最近「交流」というワードが連続して採用されていますが、それほどに私の活動は主にVRプラットフォームを通じた人との交流によって充実しており、また今年はそれをきっかけとした現実での交流も多くありました。また、マイカーの購入という、自分史上最も大きな買い物の「決断」をするにあたり、かなりの期間をかけて悩み、検討しました。
マイカー購入
マイカー購入までの経緯や現在の車種にした決め手については、納車動画で話していますのでそちらをご覧いただくとして、ここでは動画内で話していないことについて補足的に書きたいと思います。
今回のマイカー購入にあたって一番障壁となったのが駐車場でした。私が住んでいる地域はそもそも駐車場の空きが極めて少なく、自分の望む条件の駐車場がないか、あったとしても異常に高額だったりで、とても維持できるものではありませんでした。そんな中、本当にたまたま自分の条件にピッタリ合い、かつ金額的にも維持が可能な駐車場がたった一つだけ見つかり、即契約したという経緯がありました。もしその駐車場が空いていなければ、そもそもクルマを購入していなかったかもしれません。とはいえ、駐車場代が比較的高いことに変わりはないので、4年後に予定している引っ越しでは家賃も駐車場代も安い郊外に引っ越そうと思います。まぁ多少公共交通の利便が悪いところでもマイカーがあればなんとかなるという場面もあると思いますし（笑）、浮いたお金を貯金すれば比較的早く次のクルマに買い替えることができるかもしれません。
また、今回WRX S4にした決め手として、動画内で「自分のMT車の運転スキルにショックを受けた」と挙げましたが、当時は都内の比較的狭く、速度も1速半クラッチの操作が必要なほどゆっくり走る必要のある道が多く、そのような道を多く走ってしまったことがフィーリングを悪く感じてしまう原因になっていたかもしれません。実はつい先日BRZのMT車に再び乗る機会があり、このときは行き先の関係で道幅が広く、比較的速度も乗る道メインだったのですが、以前乗ったときよりも印象は悪くなく、首都高の渋滞で多少ギクシャクすることはありましたが、全体的には好印象で、もしこのときの乗車が1回目だったら、第一候補だったBRZの中古を買っていたかもしれません。まぁこれも何かのめぐり合わせだと思いますし、今回購入したWRX S4もこれはこれで本当に買ってよかったと思っています。購入から1ヶ月になりますがすでに500km以上走っており、年明け後に考えている実家への帰省（片道600km以上）でもWRX S4に乗っていこうかなと思っていますし、そのうちマフラー・ホイールを中心にチューニングもしていこうと考えています。いずれにしてもカーライフは始まったばかりなので、お財布とも相談しながらこの全く新しい「クルマのある生活」を楽しんでいこうと思っています。
DJ・音楽活動
今年は1/4より飛び込みで60分DJをすることから始めるなど、昨年に引き続きVRChat上でのDJ活動に注力した一年でした。また、今年は新型コロナウイルス感染症の位置づけやそれに伴う行動指針が緩和されたことに伴い、VRChatで知り合ったフレンドの主催するリアルイベントでDJ出演したり、VRDJの出演するリアルイベントに遊びに行くことが大幅に増えるなど、リアルでの交流が大きく広がった一年でもありました。特に1月のイベントで副主催を務めたり、6・11月のイベントでスタッフを担当したりしたことは、VRDJを始める以前の私のDJ活動では機会がなかったため、とても貴重な経験となりました。
主宰イベントについては、昨年よりVRChatで開催している「Channel CUEration」に今年も引き続き取り組んだほか、新しいコンセプトのイベントとして、私のメインジャンルであるA-Remix（アニソンRemixやインターネットミュージック、サブカル音楽）を気軽に流せる・聴けるイベント「Feel Free A-Remix」を主宰しました。ほかにも単発・不定期のイベントをいくつか主宰するなど、昨年以上にDJ・音楽を通じて多くの方と交流することのできた一年でした。
VRクラブワールド制作の大きなトピックとしては、昨年10月に制作した音響重視クラブワールド「HeXaHedron」を今年5月に改装し、内装のみならず音響も大幅にアップデートしたver.2をリリースしました。今年に入りリアルのクラブに通う機会が増えたこともあり、特に重低音・音圧の強烈な箱についてはじっくりと音を聴き込み、HeXaHedronの音作りに役立てました。また、HeXaHedronの音響のエッセンスをいつでも誰でも楽しめるラウンジワールドとして「Sound Space『Grigio Cenere』」を10月にCommunity Labsに公開しました。HeXaHedronで採用した音響ギミックを搭載しつつ、パラメータは「Grigio Cenere」専用にチューニングしたものとなっています。Public公開のラウンジ・雑談ワールドでこれほどの音響を体感できるところは希少だと思うので、ぜひ体験してみてください！
このほか、11月にclusterを始め、12月には普段VRCで主宰している「Channel CUEration」の出張特別版として、初めてclusterでイベントの主宰＆DJをしたのも大きなトピックでした。今年に入り、clusterで普段活躍されているDJがVRCを始められ、私もそういった方々と交流させてもらうことが増えたことで、clusterというプラットフォームへの興味がありました。実際に11月ごろからclusterのイベントにも出入りするようになりましたが、配信方法の違いからユーザ同士のコミュニケーション方法の違い（VRCはボイスメイン、clusterはテキストチャットメイン、等）に至るまで、新鮮な体験でした。最近はclusterユーザがVRChatに来たり、逆にVRChatユーザがclusterに来たりとプラットフォーム間の交流も盛んに行われ、今回主宰したcluster DJイベントもclusterからVRChatに来たフレンドとの交流があったからこそ実現できたものでした。来年2024年はclusterユーザがVRChatでDJする機会、VRChatユーザがclusterでDJする機会がより増え、今以上にプラットフォーム間の交流が盛んになっていってほしいと思っていますし、そのために自分にできることはDJイベントの企画等も含めいろいろやっていきたいと思っています。
来年の抱負
今年2023年はマイカーの購入やclusterでのDJ活動開始、感染症の情勢の変化やそれに伴うリアルでの交流の増加など、ある意味廻音あじおの活動における大きな転換点となる年でした。
クルマに関しては、いまは冬で路面凍結のリスクがあるため、走ってみたい山道・峠へのドライブは控えていますが、冬が明けて良い気候になったらまたマイカーでいろんなところへ出かけてみたいです。YouTubeチャンネルを持っていることもあり、車内にカメラを設置して車窓などを映すいわゆる「車載動画」もどんどん撮っていこうと思っています（すでに納車間もないころに箱根ターンパイク・芦ノ湖スカイライン・箱根スカイラインを走行し、その車載動画をアップロードしています）。マイカーの紹介動画なんかも撮りたいですね。
clusterでのDJ活動に関しては前述の通り、VRChatとのプラットフォーム間の交流がより盛んになるよう自分もいろんなことにチャレンジしていきたいです。また、前述のclusterでの初DJ・主宰イベントではフレンドの所有するラウンジワールドをお借りしてイベントを開催しましたが、いずれはcluster側にも私のクラブワールドを所有しようと考えています。もちろん、音響にこだわることは言うまでもありません。VRCとclusterはワールド制作上の制約事項が異なり、いまは私自身がそれを勉強中であるため、どこまで音響にこだわれるかは未知数ですが、前回clusterで主宰したイベントでかなりの手応えを感じたため、それをモチベーションに自分も演者も、そしてフロアのお客さんも満足してもらえるようなものを作っていきたいです。
そして、これらの活動に不安なく取り組んでいくために健康であり続けることも来年は特に意識したいです。来年からはクルマの維持に関わる諸費用が発生するなど、今年以上に支出が多くなる見込みです。そんな中で病気にでもかかってしまったらさらに大きな出費となるうえ、それにより会社を休まなければならない事態になると、これら活動が破綻してしまうリスクすらあります。昨年2022年はVRChatにのめり込むあまり、平日でもオールしてしまうなどかなり無理をする瞬間が多くありました（笑）。今年はVRChat等での活動が軌道に乗ったこともあり、過度な夜更かしをしないなど丁寧な生活を心がけてきましたが、来年はより一層丁寧な生活を意識し、一日一日を大切に過ごしていこうと思います。ただでさえ年月が過ぎ去るのが早く感じる今日このごろなので、不摂生で体調崩して何もできなくなるのはもったいないですからね。
というわけで、以上で2023年の振り返りを終わります。今年一年廻音あじおの活動にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。来年以降もどうぞよろしくお願いいたします。