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【開封レビュー】Huawei Mate 10 Pro

今回はHuaweiのSIMフリースマートフォン「Mate10Pro」を購入しましたので、ファーストインプレッションをお送りします。

 私は2016年の4月にSoftbankにMNPで乗り換え、その際Nexus 6Pを購入しました。例によって2年契約で契約したため、そろそろ契約更新の時期が近づいてきていました。また、この2年間端末を酷使してきたためバッテリがかなりへたってきており、バッテリ残量が少なくなってきたところで負荷をかけると突然バッテリ残量が0になり電源が落ちるという状況でした。そこで次の乗り換え先を検討していたのですが、キャリア大手3社には気になる機種がなく、また仮にあったとしても現在のNexus 6Pほど格安(月5,000円強、端末割賦代金が月2,300円ほどだったので通信料金は実質2,700円程度)で機種変更できる見込みがないことから、今度こそMVNO(いわゆる格安SIM)へ乗り換えることにしました。Mate10Proは、今回私が選択したMVNO「OCNモバイルONE」で端末セット購入のラインナップにも含まれており、24回分割で毎月通信料金と一緒に支払うことも可能でしたが、諸事情により先に端末のみを購入し、Softbankの契約更新期間開始となる4月21日にOCNモバイルONEに乗り換えました。OCNモバイルONEへの乗り換えの詳細や、格安SIMの使用感などについては、格安SIMに興味を持たれている方も多いと思いますのでまた別の機会に記事を書きたいと思います。

 それでは早速開封していきましょう!
Huaweiのスマートフォンのフラッグシップモデルだけあって、パッケージも非常に高級感があります。箱を開けると例によっていきなり本体が登場しますが、いったん置いておいて先に付属品を紹介します。

クイックスタートガイド、SIMトレイ取り出しピン、クリアケース。Mate10Proにはクリアケースと液晶保護フィルム(光沢タイプ、本体に貼り付け済み)も付属するという至れり尽くせり仕様!ただ、クリアケースはゴム素材のため使用とともに表面がベタベタしてくること、また液晶保護フィルムは出荷時の傷を防止するためのものであり最低限の強度しかなく、爪でひっかくだけで傷がついてしまうことから、あまり長く使い続けられるものではなさそうです(汗)。私も使用開始してまだ1か月半ほどしかたっていませんがすでにケースの表面がべたつき、フィルムも(どこかにぶつけたわけでもないのに)早くも細かい傷が目立ってきたので、いずれ新しいケース、液晶保護ガラスに交換しようと思います……

ハイレゾイヤフォン、type-C-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ、USB ACアダプタ、USBケーブル。付属のイヤフォンは試聴だけしてすぐ片付けるつもりでしたが、試しに聴いてみたところ、低域から高域までバランスがよく非常にクリアなサウンドで、付属品とは思えない音質でした。外音が入ってきやすいオープンエア型であることや、屋外では基本的にBluetoothイヤフォンを使うことから、これを外で使うことはないとは思いますが、部屋で音楽を聴くときなどに使ってみたいと思います。
 USB ACアダプタは最大5V 4.5A、4.5V 5Aの大出力に対応しており、端末を超急速充電することができます。ただし付属のACアダプタ・USBケーブルの組み合わせで使う必要があり(端子の接点を確認したところ、ACアダプタ、ケーブルともに接点が2倍程度の太さになっており、大電流に対応した専用品であることが確認できた)、対応品を使用していない場合は5V 2Aの通常スピードでの充電となります。

 それでは本体の紹介。
前面。ディスプレイは6.0インチOLEDです。以前使用していたNexus 6Pの画面サイズは5.7インチでしたから、さらに画面サイズが大きくなりました。OLEDなのでNexus 6PのAMOLEDと同様自発光式でコントラストが高く、発色も鮮やかです。解像度は2160x1080でアスペクト比は18:9です。Nexus 6P(2560x1440)よりは解像度が低いですが、肉眼ではその差はわかりません。なお、画面の四隅は角ばっており、iPhone XやGalaxy S8などのようにラウンドしていないため、画面いっぱいに表示されるコンテンツでも角が見切れることはありません。

背面。背面は複数枚のガラスを重ねたもので、光の当たり具合によって色合いが変わる美しいものとなっています。とはいえ、カバーをつけてしまうと色の変化がわかりづらくなりますがw
 上部にはLeicaのデュアルカメラを備え、その下に指紋センサが付いています。表示はありませんが、この付近にNFCセンサもあります。Huaweiのスマートフォン・タブレットの指紋センサの感度は非常によく、これまで購入してきたMediaPadやMateBookなどでも指紋認証に関しては高い満足感を持っていましたが、Mate10Proはさらに高精度かつ短時間の認証が可能となっています。Nexus 6P(製造がHuawei)ではセンサに触れてからロックが解除されるまでワンテンポありますが(それでも十分に速い)、Mate10Proは触れた瞬間にロック解除されます。また、このセンサを上から下にスワイプすることで通知一覧を表示させたり、センサを長押しすることで電話に出たりアラームを止めたりといったことに使うことができます(設定により各々個別にオンオフを切り替え可能)。
 一方、ミドルハイモデルのHuawei P10では指紋センサはディスプレイ側にあり、画面を上にして置いたまま指を押し付けるだけでロック解除し、そのまま画面表示を確認できるほか、センサをナビゲーションキーとして活用できましたが、Mate10Proは背面にセンサがあるため、指紋センサでロック解除するには端末を手に取る必要があります。また、Nexus 6Pでは指紋認証が成功すると短く振動し、それが指を離す合図になっていましたが、Huaweiのスマートフォン・タブレット端末は認証成功時の振動はなく(認証失敗時は振動する)、慣れるまでは指を離すタイミングをつかみにくい点が気になりました。まぁ、Mate10Proに関してはタイミングをつかむ必要がないほど高速でロック解除できるので、あまり関係のない話ではありますがw

右側面。電源ボタンと音量ボタンがあります。電源ボタンは手に持った時ちょうどいい位置に配置されているほか、細かいスリットが刻まれているため、手探りでも押しやすくなっています。ただし、付属のケースは電源ボタン・音量ボタンも覆うタイプなので、スリットはわからなくなります。

左側面。SIMカードトレイがあります。デュアル4G・デュアルVoLTEに対応しています。従来のスマートフォン・タブレットでは2番目のSIMカードスロットがmicroSDカードスロットと兼用になっているモデルもありましたが、Mate10ProはmicroSDカードスロットはありません(USB端子にmicroSDカードリーダ・ライタを装着すれば一応使えないことはないですが、実用的ではありません)

上部。近年のスマートフォンとしては珍しく、赤外線センサがついています。プリインストールされている「スマートリモコン」アプリを利用することで、テレビやエアコンなどの家電製品を操作することができます。

下部。送話口、USB type-C端子、スピーカーがあります。ヘッドフォン端子はなく、有線ヘッドフォンを使用するには付属の変換アダプタを用いる必要があります。

ディスプレイ上部。受話口の左に通知ランプ、右にインカメラがあります。

手に持つとこんな感じ。背面のエッジがラウンドしているため、手にしっくりとなじみます。6.0インチのディスプレイは縦に長く、片手だけで画面の領域のすべてに触れるのは困難です。ただし、下部のナビゲーションバーを左または右にスワイプすることで画面全体を小さく左下または右下に寄せ、片手で操作できるようにする機能が搭載されており、これで操作のしにくさはある程度カバーできます。ちなみに付属のクリアケースにはストラップ穴が開いていないため、片手で持った時の安定性を向上させたいときはストラップ穴の開いているケースを別途購入するか、バンカーリングを取り付けるなどの対策が必要となります(私は長らくストラップ派でしたが、クリアケースにストラップ穴が開いていなかったこと、また以前ヨドバシカメラに行ったときに偶然Huaweiのイベントが開催されており、その際にMate10Proをタッチアンドトライした記念にノベルティでオリジナルバンカーリングをプレゼントされたため、この機会にバンカーリングデビューすることにしましたw)。

Nexus 6Pと並べて置いてみるとこんな感じ。画面は6.0インチと、Nexus 6Pの5.7インチからさらに大きくなっていますが、超狭額縁ディスプレイを採用していることなどもあり、フットプリントとしては縦横ともにむしろNexus 6Pよりもコンパクトになっています。特に横幅が小さくなったのは個人的に大きく、手に持ちやすくなったばかりでなく、Yシャツの胸ポケットに端末を入れる際に服によってはNexus 6Pが入らないことがありましたが、横幅がコンパクトになったことで胸ポケットに入れやすくなると期待しています(もちろん前かがみになったときに端末が脱落する可能性もあるので、姿勢には注意する必要がありますが)。

 それでは使用感について。
 スペックとしては6GB RAM・128GB ROM・8コアCPU・12コアGPU、さらにNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を搭載したハイエンドスマートフォンです。そもそものポテンシャルが非常に高いものですが、NPUがユーザの端末の使い方を学習することで、それに適したパフォーマンス調整を行うため、高いパフォーマンスはそのままに電力効率をより向上させることができるとのことです。実際に1週間ほど、普段通りのスマートフォンの使い方(昼頃に学校へ行くために端末を持ち出し、夕方ごろに帰宅し、夜は時々アプリを開き、深夜~昼前まではほとんど端末を使用しない)で運用してみましたが、端末を使用しない時間帯のバッテリー消費がほとんどありませんでした(Nexus 6Pは画面を全く点灯させていなくても少しずつ残量が減少していく)。また、先日1泊2日で研究室の出張の用事があり、この時出発前に満充電にしておいてどこまでバッテリーが持つのかを試してみましたが、出張先への移動中Bluetoothイヤフォンで音楽を聴いたりSNSを閲覧したりしたものの帰宅時点でまだ40%程度残っていました。
 もしかしたら新品であることによるものである可能性も否定できないため、もうしばらく使用してみないとわかりませんが、深夜時間帯には画面を切った状態ではメールや列車運行情報アプリの通知が来ず、画面を点灯させてしばらくするとこれらアプリからの通知が一斉に来るので、少なくとも何らかのバッテリー管理が効いていると考えられます。また、そもそものバッテリー容量が4000mAhと大容量(Nexus 6Pは3450mAh)であることから、これまでのようにバックグラウンドでGoogle Mapのトラッキングやライフログをオンにしているために半日でバッテリーが切れてしまう、といったような心配はなさそうです。
 このNPUは前述のバッテリー管理のほか、オフラインでの翻訳、写真撮影時の画質調整など、様々な用途に使われています。Nexus 6Pと同じ8コアCPUではありますが、発熱は抑えられており、Nexus 6Pのように負荷の高い作業を長時間続けていると背面がカイロのように熱くなる、といったことはありません。とはいえやはり多少は熱を持ち、背面が温かくなる感覚はするので、熱がこもらないように気を付ける必要はあります。

 ベンチマークは例によってAntutuで計測。
参考までに、過去に計測した端末のAntutuスコアを再掲します。
Nexus 6P: 89944
DG-Q08M: 55381
MediaPad M3 Lite 10: 46603
MediaPad T2 7.0 Pro: 37743
DG-Q8C3G: 15038

 カメラについてはスマートフォンのカメラとは思えない充実装備です。レンズにはLeicaのものが採用されており、いま流行りのデュアルレンズ仕様となっています(先日発表されたHuawei P20シリーズではさらにその上を行くトリプルレンズが搭載されましたがw)。オートモードで撮影すると被写体にカメラを向けるだけでNPUがあらかじめインプットされている画像のデータベースからその被写体が何であるかを判断し、その被写体に最適な撮影方法を自動で設定してくれます(カメラが被写体を何と認識しているかは画面上にアイコンで表示されます)。さらにマニュアルモードも充実しており、シャッタースピード・絞り・ホワイトバランス・ISO感度などを自在に調整することができ、一眼レフカメラに匹敵する自由度の高さです。大きくズームができないこと以外は、デジカメがそのままMate10Proに入ったようなもので、「スマフォのカメラ」という意識をする必要もなく、普段使いカメラとして十分な機能を提供してくれます。動画はもちろん4K動画にも対応。

 試しに4K動画を撮影してみました。
動画撮影時、Nexus 6Pでは音声がなぜかモノラルになっていましたが、Mate10Proではちゃんとステレオで録音されており、しかも左右の音の分離がよいため、臨場感あふれる映像体験ができます。また、Nexus 6Pは4K撮影時に端末が激しく発熱し、気温によっては途中で録画が停止してしまうことがありましたが、前述のとおりプロセッサの発熱が穏やかになっているため、すぐに録画が停止してしまうことはなさそうです。

 その他の特徴的な仕様としてIP67防水・防塵対応になりました。USB端子にカバーがないキャップレス防水タイプです。さすがにカタログに記載されているような、水の中に投げ入れるような使い方はしませんが(笑)、突然雨に降られた時などに防水対応であることは非常に心強いです。

 また、Mate10ProのUSB端子はDisplayPort1.2対応となっており、別途アダプタを接続することで「PC MODE」が起動します。これまでにも一部のスマートフォンで外部出力に対応したモデルがありましたが、MHLやSlimPortなど、専用のアダプタを用意する必要があり、導入にはやや敷居が高くなっていました。対してMate10Proは近年急速に普及しているUSB type-C端子によるDisplayPort出力であるため、12インチMacbook用などとして発売されているようなアダプタを用いることで手軽に画面出力を使用することができます。端末側がUSB type-Cでさえあればいいので、ディスプレイ側がDisplayPortである必要はなく、HDMIやDVIなどとなっているアダプタでも出力が可能で、接続できるディスプレイも広がります。

試しに手元のUSB type-C→HDMI変換アダプタ(Matebook用に購入していたもの)を接続してみたところ、そのまま認識し、すぐにPC MODEに遷移しました。PC MODEではWindowsやmacOSなどのようにウィンドウモードでアプリを操作でき、その名の通りPCに近い使い勝手で端末を使用することができます。PC MODEで起動できるアプリはChromeやHuaweiプリインストールアプリのほか、OneNoteなど一部のサードパーティ製アプリも起動できますが、すべてのアプリが対応しているわけではありません。PC MODEで動作している間、端末の画面上にはタッチパッドが表示され、これで画面を操作することができます。このタッチパッドはアプリのようにふるまっているため、ホームボタンなどでこのタッチパッドを消せば、PC MODEを起動したまま端末上でも通常通りアプリを起動することもできます。タッチパッドは通知センタから呼び出して再び表示できます。

このほか、端末画面のミラーリングにも対応しています。

ちなみに、同じくMatebook用に購入したドッキングステーション(電源入力・USB3.0x4、SDカードスロット・HDMI出力・LANポートがついている)を接続してみるとこちらも問題なく認識しました。LANポートやSDカードスロットなどの動作については確認していませんが、少なくともこの画像のように、電源入力から端末を充電しながらHDMIで画面を出力し、さらにPC MODEの画面をマウスとキーボードで操作できるという、限りなくPCに近い使い方ができることも確認しました。すべての機器が対応しているわけではなく動作は自己責任となりますが、使い方次第で様々な活用方法が考えられる画期的な機能だと感じました。

 というわけで、Huawei Mate10Proのインプレッションをお送りしました。Nexus 6Pもハイエンドスマートフォンだけあって使用感も良く、2年間機能面で不満に感じる点は全くありませんでした。とはいえ、バッテリーが消耗品であり、しかもユーザ自身で交換できないため、今回のように端末を買い替えることとなりました。
 Nexus 6Pで使用していたSoftbankも、一昔前によく嘆かれていた「つながりやすさはdocomo・auに劣る」といったことはなく、それまで使用していたXperia ZL2(au)と全く同じように使用することができました。さらに「Super Friday」という素晴らしいキャンペーンにより、牛丼並盛やドーナツ、ファミチキなどが無料でもらえ、ますますSoftbankが気に入りました。残念ながら2年縛りの期間が終了し、以降は通信料金が高くなってしまうためOCNモバイルONEへMNPという形となりました。
 何はともあれ新しくなった端末・キャリアで、まずは1年間使っていきたいと思います。これまでのような2年縛りはなく(最低利用期間として半年縛りだけはある)、また今回は端末を一括購入しているので、これまでよりも柔軟に端末の買い替えや、(もし必要な場合は)キャリアの再検討ができ、ますます快適さを追求できそうです。

 最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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