早いもので2017年も半分が終わろうとしています。年を重ねるごとに年月の過ぎ去り方が速くなってきており、C91に参加したことや2017年が明けたことがまるで昨日のことのようです。私ヘスは毎年6月末に「前半を振り返って」、12月末に「1年間を振り返って」ということで振り返り記事を投稿しておりますが、今回も2017年前半を簡単に振り返ってみたいと思います。
この半年間を一言で振り返ると「新たなスタートとさらなる挑戦の半年」だったと感じています。去年2016年を振り返るキーワードが「挑戦と飛躍」でしたからニュアンス的にはかなり近いものですが、2015年の時のように悩みに悩んだ末何とか絞り出したものではなく、実際に感じたことを言葉にした結果、たまたま去年と同じ言葉になっただけです。
今年前半で印象的なのはやはり大学院への入学と、それに伴う生活習慣の大きな変化です。3月まで通っていた大学の大学院に進学し、所属研究室もそのままのため、正直なところあまり変化はないのではと思っていましたが、実際には入学直後から大きな変化の連続でした。
まずは授業。大学院は研究ばかり、というイメージを持つ方がほとんどだと思いますが、実は大学院にも授業があります。といっても学部の授業のように先生が教壇に立って一方向に教えるものは少なく、大半の授業は「輪講」といって、各自が先生から指示された分野の論文や教科書を読み、それについてのサマリーをスライドにまとめて発表し、学生同士で意見交換しあうというものです。ほかの研究室の学生と交流する貴重な機会ですし、自分の専門以外の視点からの意見を聞くことで新たな発見を得て、研究に役立てよう、という目的で行われています。
とはいえ、私は学部4年に進級するまでに、卒業研究以外の卒業に必要な単位をすでに取得していたため、4年生では授業を全くとっておらず、卒業研究と趣味だけで過ごす一年間でしたから、約1年ぶりの授業に初めはなかなか慣れませんでした。4年の時は週1回のゼミ以外は基本的に学校へ行くのは自由でしたから、平日でも昼前まで寝て、夜は遅くまで起きている日がほとんど(卒業間際の数か月は外が明るくなり始めるまで起きていることも頻繁にあった)でしたが、大学院では月~金まで午前中から授業が入っているので、朝きちんと起き、夜も次の日寝坊しないよう早く寝るという本来の生活習慣に戻す必要がありました。とはいえ、社会人になればこの生活習慣が当たり前になるので、この機会に4年の時の歪んだ生活習慣を矯正することができて良かったと思います。
そして授業と研究と趣味の両立。私は2015年にも今回と同じように新年度を機に忙しくなり、この時はその忙しさを理由に創作活動(当時は作曲をメインに行っていた)をおろそかにしました。その結果、自らの作曲に対する充足感も相まって「もういいや」と感じることが多くなり、結果的に作曲活動の衰退を招きました(作曲自体は現在も続けてはいますが、2014年の全盛期に比べると極めて小規模化しています)。そこで現在力を入れて取り組んでいるイラスト・漫画については「どんなに忙しくても、どんなに苦しくても、描くのをやめることだけは絶対にしない」という最低限の目標を掲げ、さらに2016年にpixivに連載してきた4コマ漫画「女パソ~とある女子パソコン部の日常~」の続編の制作を宣言しておくことで、コンスタントにイラストや漫画を描き続ける環境(厳しい言い方をすると、周りに宣言することによる、描き続けなければならない環境)を自ら作っておくこともしました。そして、現在の女パソが「義務的に描き続ける」作品になってしまうといずれ長続きしなくなるので、あえて更新頻度を隔月とし、空いた時間を利用して自分が「こういうのを見てみたいから自分で描いてみたい!」と思うようなイラスト・漫画を作るようにしました。結局漫画のほうはストーリーが自分の満足いくものに仕上がらなかったため制作を中止し、空いた時間を女パソ番外編の制作に充てましたが、このようなフレキシブルな対応ができたのも「自分が見たいイラスト・漫画を描く」という枠を用意した効果であると感じています。もしこの作品について女パソ本編と同様「隔月で必ず更新していく」という風に宣言してしまっていたら、気分の乗らない作品に対し時間を費やすことになり、何かの拍子にイラストや漫画に対するモチベーションが破綻してしまっていたかもしれないと考えると、今回の判断はうまく機能したと感じています。
さらに、夏から秋、それ以降にかけてのモチベーション維持、自らのスキル向上のためにC92にも応募しました。応募が2月で大学院入学前だったため、入学後の忙しさが読めない中での応募でしたが、どんな忙しく、苦しい状況であったとしても締め切り(今回で言うところのコミケ当日)までに高いクオリティの作品をきちんと完成させ、本にし、頒布することが、クリエイターとして当然に遂行すべき責務であり、たかが学業程度に漫画・イラスト制作を左右されてはならないという意識のもと、自らのクリエイター意識の限界を試す意味でも応募を決めました。そしてありがたいことにサークル配置され、初めて単独でのサークル出展となりました(初出展はC91だったが、この時は他サークルに委託させてもらう形式だった)。現在、C92出展に向け、作品を鋭意制作中です。今のところ予定通り制作が進んでいます。続報がありましたら随時ブログやTwitterなどで告知していきます。
ここまでは主に学業に絡んだ話をしてきましたが、旅行においては3月17~19日にかけて実施した東京遠征が現在でも印象に残っています。
学部の卒業を間近に控え、学部生活の集大成となる思い出を作りたかったこと、また研究室の先輩を見ていて大学院進学後は忙しい日々が続くことが目に見えていましたので、その前に一度だけでも思いっきり羽を伸ばし、来る大学院生活に向けて気持ちを整えていきたいという目的がありました。この遠征では奥多摩でのサイクリングと軽井沢・小諸の散策がメインイベントでした。実はどちらも1~2年のころに考案した旅行で行きたいと考えていたものの、結局行けなかったスポットでした。さらに当時関東エリアでのみ展開していたラーメン二郎にも一度行ってみたかったので、それも行程に盛り込みました(遠征直後の4月に京都に西日本エリア初のラーメン二郎がオープンしたため、現在は二郎に対するハードルはかなり下がっている)。
というわけで、今年上半期を簡単に(といいつついつものように長文になってしまいましたが)まとめました。昨年2016年は「挑戦と飛躍の一年」のほかに「満足のいく、楽しい一年」だったと総括しましたが、今年上半期についても(特に創作活動においては)満足のいく、楽しい半年を過ごせていると感じています。しかし、そこで終わってしまっては2015年の二の舞になってしまいますので、満足感や楽しさもそこそこに、クリエイターとして常にストイックであり続ける姿勢を大事にして残りの半年を過ごしていきたいと思います。もちろん学業においても現在行っている研究が社会の役に立つよう、今後も努力していきたいと思います。
最後に、昨年2016年は多くの方との出会い、協力、応援によって私ヘスの創作活動が充実したものとなりましたが、おかげさまで今年上半期についても昨年からの交流の継続によって充実した創作活動を行うことができています。この場をお借りして御礼申し上げるとともに、残る半年も引き続き応援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
この半年間を一言で振り返ると「新たなスタートとさらなる挑戦の半年」だったと感じています。去年2016年を振り返るキーワードが「挑戦と飛躍」でしたからニュアンス的にはかなり近いものですが、2015年の時のように悩みに悩んだ末何とか絞り出したものではなく、実際に感じたことを言葉にした結果、たまたま去年と同じ言葉になっただけです。
今年前半で印象的なのはやはり大学院への入学と、それに伴う生活習慣の大きな変化です。3月まで通っていた大学の大学院に進学し、所属研究室もそのままのため、正直なところあまり変化はないのではと思っていましたが、実際には入学直後から大きな変化の連続でした。
まずは授業。大学院は研究ばかり、というイメージを持つ方がほとんどだと思いますが、実は大学院にも授業があります。といっても学部の授業のように先生が教壇に立って一方向に教えるものは少なく、大半の授業は「輪講」といって、各自が先生から指示された分野の論文や教科書を読み、それについてのサマリーをスライドにまとめて発表し、学生同士で意見交換しあうというものです。ほかの研究室の学生と交流する貴重な機会ですし、自分の専門以外の視点からの意見を聞くことで新たな発見を得て、研究に役立てよう、という目的で行われています。
とはいえ、私は学部4年に進級するまでに、卒業研究以外の卒業に必要な単位をすでに取得していたため、4年生では授業を全くとっておらず、卒業研究と趣味だけで過ごす一年間でしたから、約1年ぶりの授業に初めはなかなか慣れませんでした。4年の時は週1回のゼミ以外は基本的に学校へ行くのは自由でしたから、平日でも昼前まで寝て、夜は遅くまで起きている日がほとんど(卒業間際の数か月は外が明るくなり始めるまで起きていることも頻繁にあった)でしたが、大学院では月~金まで午前中から授業が入っているので、朝きちんと起き、夜も次の日寝坊しないよう早く寝るという本来の生活習慣に戻す必要がありました。とはいえ、社会人になればこの生活習慣が当たり前になるので、この機会に4年の時の歪んだ生活習慣を矯正することができて良かったと思います。
そして授業と研究と趣味の両立。私は2015年にも今回と同じように新年度を機に忙しくなり、この時はその忙しさを理由に創作活動(当時は作曲をメインに行っていた)をおろそかにしました。その結果、自らの作曲に対する充足感も相まって「もういいや」と感じることが多くなり、結果的に作曲活動の衰退を招きました(作曲自体は現在も続けてはいますが、2014年の全盛期に比べると極めて小規模化しています)。そこで現在力を入れて取り組んでいるイラスト・漫画については「どんなに忙しくても、どんなに苦しくても、描くのをやめることだけは絶対にしない」という最低限の目標を掲げ、さらに2016年にpixivに連載してきた4コマ漫画「女パソ~とある女子パソコン部の日常~」の続編の制作を宣言しておくことで、コンスタントにイラストや漫画を描き続ける環境(厳しい言い方をすると、周りに宣言することによる、描き続けなければならない環境)を自ら作っておくこともしました。そして、現在の女パソが「義務的に描き続ける」作品になってしまうといずれ長続きしなくなるので、あえて更新頻度を隔月とし、空いた時間を利用して自分が「こういうのを見てみたいから自分で描いてみたい!」と思うようなイラスト・漫画を作るようにしました。結局漫画のほうはストーリーが自分の満足いくものに仕上がらなかったため制作を中止し、空いた時間を女パソ番外編の制作に充てましたが、このようなフレキシブルな対応ができたのも「自分が見たいイラスト・漫画を描く」という枠を用意した効果であると感じています。もしこの作品について女パソ本編と同様「隔月で必ず更新していく」という風に宣言してしまっていたら、気分の乗らない作品に対し時間を費やすことになり、何かの拍子にイラストや漫画に対するモチベーションが破綻してしまっていたかもしれないと考えると、今回の判断はうまく機能したと感じています。
さらに、夏から秋、それ以降にかけてのモチベーション維持、自らのスキル向上のためにC92にも応募しました。応募が2月で大学院入学前だったため、入学後の忙しさが読めない中での応募でしたが、どんな忙しく、苦しい状況であったとしても締め切り(今回で言うところのコミケ当日)までに高いクオリティの作品をきちんと完成させ、本にし、頒布することが、クリエイターとして当然に遂行すべき責務であり、たかが学業程度に漫画・イラスト制作を左右されてはならないという意識のもと、自らのクリエイター意識の限界を試す意味でも応募を決めました。そしてありがたいことにサークル配置され、初めて単独でのサークル出展となりました(初出展はC91だったが、この時は他サークルに委託させてもらう形式だった)。現在、C92出展に向け、作品を鋭意制作中です。今のところ予定通り制作が進んでいます。続報がありましたら随時ブログやTwitterなどで告知していきます。
ここまでは主に学業に絡んだ話をしてきましたが、旅行においては3月17~19日にかけて実施した東京遠征が現在でも印象に残っています。
学部の卒業を間近に控え、学部生活の集大成となる思い出を作りたかったこと、また研究室の先輩を見ていて大学院進学後は忙しい日々が続くことが目に見えていましたので、その前に一度だけでも思いっきり羽を伸ばし、来る大学院生活に向けて気持ちを整えていきたいという目的がありました。この遠征では奥多摩でのサイクリングと軽井沢・小諸の散策がメインイベントでした。実はどちらも1~2年のころに考案した旅行で行きたいと考えていたものの、結局行けなかったスポットでした。さらに当時関東エリアでのみ展開していたラーメン二郎にも一度行ってみたかったので、それも行程に盛り込みました(遠征直後の4月に京都に西日本エリア初のラーメン二郎がオープンしたため、現在は二郎に対するハードルはかなり下がっている)。
というわけで、今年上半期を簡単に(といいつついつものように長文になってしまいましたが)まとめました。昨年2016年は「挑戦と飛躍の一年」のほかに「満足のいく、楽しい一年」だったと総括しましたが、今年上半期についても(特に創作活動においては)満足のいく、楽しい半年を過ごせていると感じています。しかし、そこで終わってしまっては2015年の二の舞になってしまいますので、満足感や楽しさもそこそこに、クリエイターとして常にストイックであり続ける姿勢を大事にして残りの半年を過ごしていきたいと思います。もちろん学業においても現在行っている研究が社会の役に立つよう、今後も努力していきたいと思います。
最後に、昨年2016年は多くの方との出会い、協力、応援によって私ヘスの創作活動が充実したものとなりましたが、おかげさまで今年上半期についても昨年からの交流の継続によって充実した創作活動を行うことができています。この場をお借りして御礼申し上げるとともに、残る半年も引き続き応援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。