今年も残すところあと3日となりました。年を重ねるごとに年月の過ぎ去り方が早く感じるようになり、年末の「いよいよ来年まであと○日か……」というわくわく感が希薄になってきましたが、それでもテレビやラジオなどから聞こえてくる「今年の放送はこれで最後となります」「皆さま、よいお年をお過ごしください」という文言に、1年の終わりの名残惜しさを感じずにはいられません。
さて、私は2013年から「1年を振り返って」というテーマで、その年1年を「○○と××の1年」という言葉で表現し、月ごとやトピックごとに1年間を総ざらいする記事を投稿してきましたが、今年も例によって2015年の振り返り記事を投稿していきます。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら、皆さまもこの一年に思いを馳せていただければと思います。
2015年は去年おととしのように「○○と××の1年」のワードがすぐに決まらず、この記事を書きながらもなお悩んでいましたが、やはり「多忙と成熟の1年」ではないでしょうか。
今年は特に3年生へと進級した4月以降、就職関連の行事が自分のスケジュールの多くを占めるようになり、その割合は日に日に増加していきました。5月に始まった公務員試験対策講座は、途中で授業についていけなくなり、また同じころに進路の見直し(後述)を行ったため、9月下旬に事実上リタイアしました。講座の担当教員から「理系は文系よりも勉強しないといけないことが多いから大変かもしれないよ」といわれていたため、多少覚悟はしていましたが、やはり理系で、かつ民間企業と併願での公務員試験勉強には無理がありました。とはいえ、そのことにいち早く気づくことができ、早々に民間企業への就職に進路変更することができた点では、あのままなんとなく講座を受け続けて内容もろくに頭に入らず、勉強にも身が入らず、それでも公務員の道をあきらめきれないからとどっちつかずの状態で毎日を過ごした結果両方悲惨な結果に終わる、という最悪のシナリオはひとまず回避できてよかったのではないかと思います。
民間企業への就職を目指して気を取り直した9月、今度は親から「もし大学院に行きたいのならお金は何とかするから、自分でよく考えておきなさい」と言われ、「大学院に進学する」という新たな選択肢が現れました。自分のやりたいことなどを総合的によく考えたうえで、私は大学院への進学を決意し、大学院進学に反対していた父親を説得し、なんとか大学院進学に向けての第一歩を踏み出すことができました(詳しくはこちらに日記記事を書いています)。なお大学院進学に進路変更はしたものの、万が一の時のことと、大学院に進学したとしても、2年後にはやはり就職活動を行わなければならないため、その事前練習もかねて学部3年生向けの就活関連行事や、ゼミで課された就活関連の課題にも取り組んでいます。また、現在の私の成績では簡単な面接だけで大学院に入学できる制度を利用することができますが、今受けている授業の成績が悪くなり、平均点を押し下げてしまうとそれができなくなり、入試勉強を行わなければならなくなります。今できることとして、1回1回の授業をしっかりと受け、成績を下げないばかりでなくむしろ上げるぐらいの気持ちで、これまで以上に熱心に取り組んでいます。
以上のようなこともあり、ここ最近は創作活動に割ける時間が大幅に少なくなり、また9月からは絵を本格的に始めたためそちらにシフトしてしまい、ここ最近はオリジナル曲は全く制作できておらず、過去に制作した楽曲などのオルゴールアレンジを申し訳程度に制作・アップロードする程度となってしまいました。なお、今期の成績が確定し、面接のみの大学院入試が受けられることが確実になればある程度時間的余裕が生まれると思いますので(ただし卒業研究の具合によってはこの限りではない)、このタイミングで創作活動に再び力を入れていきたいと思います。
作曲については「成熟」の域に達したと感じています。しかし、今思えば「成熟の域に達した」と少しでも思ってしまったことが、その後の作曲活動の衰退を招いてしまったのではないかとも感じています。去年2014年は、最も早いときで1週間に1曲のペースで楽曲を作り、1曲作り上げるたび「今回はここがダメだったな。次はもっと良くしていこう」などと1曲ごとに不満点・改善点を見出し、それがモチベーションとなって次々と歌詞・メロディを考えることができましたが、今年に入ってからは「うん、この曲は今の自分の力を全て出し切れた!パーフェクト!」と感じることが多くなり、それが数曲続くうちに「このぐらいでいいか」と考えるようになりました。これまでは「自分の作曲技術の向上。ひいては僕が作曲を始めたいと思うきっかけとなった作曲家に迫るクオリティに持っていく」という明確かつ強固な目標があり、「自分が「作曲を始めたい!」と決意した時に味わった感動を、自分なりの形でほかの人に表現したい」という終着点があったため、どんな時でもあきらめずに頑張ることができましたが、自分の中で「成熟の域に達した」と区切りをつけた今、かつての終着点にもう到達したと考えてしまい、終着点に到達するための目標も自分の中で意味をなさなくなりました。この記事の執筆時点で「なぜ作曲を続けているのか?」と問われたとき、残念なことに答えに窮してしまう自分がいます。ここに答えを見いだせない私が今後も2014年と同じような作曲活動をすることができるかと言われると、それは「NO」です。
とはいえ、完全に作曲活動をやめてしまうことにはまだ心残りがあります。例えば自分の描いた絵のPR動画に用いる音楽や、YouTubeに投稿する動画のBGMなど、「音楽がほしいけど、フリー素材では面白くないなあ」と思う時がいくつもあります。そのようなときにサッと曲を作り、BGMなどとして反映できる程度には作曲活動は継続していきたいです。楽曲のジャンルについても、これまではボーカルありの曲がほとんどでしたが、ボーカルライブラリがなかなか増えない中でマンネリ化が進行してしまい、自分で作っていて「面白くない」と感じるようになってきたため、今後はボーカルなしの楽曲やBGMなどを中心に制作していきたいと考えています。
絵については未だ初心者の域を出てはいないものの、少しずつスキルが向上してきたのではないかと感じています。特に色塗りや立体感の表現などは、絵を本格的に始めてから1年以上たった現在でも当初とほとんど塗り方は変わっていません(塗り方を深く勉強していないのがそもそもの原因ですが)。線画については、今年前半までは絵を本格的に始めるきっかけとなった「アイカツ!」の作画を意識したものでしたが、顔のパーツがうまく配置できず、2次元絵特有のかわいらしさをなかなか表現できませんでした。しかし、今年後半以降は8月に読み始めた4コマ誌の影響を大いに受け、それまでの「人間らしさ重視」から「2次元だからこそ描ける丸っぽさ」を前面に押し出した作画を意識するようになりました。また、このころから顔のパーツ配置や目の描き方、アングルなどに自分オリジナルの要素を加えるようになり、作画の方針は11月頃にほぼ確立しました。
また、1枚絵に並行して漫画も描くようになりました。漫画特有の技法やコマ割りについて何も知らない状態からのスタートだったため、今は4コマ漫画をベースに細かい要素については既存の作品を参考にしながら描いています。いずれは自分オリジナルの要素を加えたり、4コマ以外の自由なコマ割りの漫画も描いてみたいです。
2014年は旅行面では非常に充実した1年となりましたが、その反動が来たとでも言いましょうか、今年は大規模な旅行をあまり実施しませんでした。原因としては前述した時間的・金銭的余裕の減少です。特に東京旅行は去年の年末に行った「エクストリーム東京旅行」で、東京で散策したいスポットを一通り散策し、いまだ満足感が残っているため、今年は東京方面への旅行は実施しないか、計画したとしても東京都心は通過し、可能であれば東北まで行くつもりでした。しかし、夏休みはインターンシップと公務員試験対策講座(この時はまだなんとかついていけると思い、講座への参加を続けていました)でのんびりできる期間が1週間しかなく、この期間もオフ会や創作活動などが重なり、結局遠方への旅行は実施できず。冬休みの旅行についても、時間的余裕がないわけではないものの、今度はPC関連で出費が重なり、旅行資金をねん出することが困難になったため、年末年始も遠方への旅行は実施しないつもりです(近場での旅行は「鉄道乗り初め旅行」の形で実施するかもしれませんが)。
また、今年は9月になんとなくの気分で大阪国際空港(伊丹空港)へ航空機を撮りに行ったことがきっかけで、航空機への興味が再燃(小学生の頃に神戸空港へ連れていってもらった時や、中学の修学旅行で飛行機に初めて乗ったときに一時的に航空機に興味が沸いたことはありましたが、以後は鉄道のほうにシフトしていたため、航空機への興味はしばらく遠のいていました)しました。現在は下宿から行きやすい大阪空港での撮影をメインで行っていますが、大阪空港では見かけない航空機・航空会社などの撮影のためにそのほかの空港へも撮影に行ってみたいです。
ここからは、上記でお伝えしなかった小さなトピックについて、月ごとに分けて簡単に紹介していきます。
公務員試験対策講座スタート。初めは意欲的に学習し、授業にも欠かさず出席していたものの、8月にインターンシップでどうしても連続して欠席しなければならなくなり、このころからついていけなくなり、またインターンシップでのアドバイスなどもあり、そもそも公務員になりたいのかどうかすらわからなくなったため、結局9月にリタイア。
公務員試験対策講座、インターンシップ事前研修、アルバイトなどが土日両方に入ったため、約3週間休日が全くない期間が続いた。このころより作曲活動が滞り始める。
9月下旬に公務員試験対策講座をリタイアしたことにより、それまで講座に出席していた時間の分余裕が生まれたが、それと入れ替わるように就職関連行事が増加したり、学業が多忙化したりしたことにより結局プラスマイナスゼロで、やはり創作活動に十分な時間が割けないまま時が過ぎていった。
上旬に関西空港へ航空機の撮影、その翌日に大阪モーターショーへ、さらにその翌日に神戸ルミナリエ(目的はJR西日本とルミナリエのコラボグッズの入手だったが)に行った。さらにエクストリーム東京旅行から1年となる24・25日に何もしないのももったいないと感じたため、25日に始発列車で大阪空港へ行き、7時の供用開始から朝ラッシュ時間帯の航空機の撮影を行った。
今年は冒頭で述べた通り「多忙と成熟の1年」でした。しかし、月ごとの振り返り記事で「後悔」という文字を使ったように、今年は特に物品購入において去年以上に無駄な行動の多い1年となりました。リモートデスクトップ・ファイル送受信ソフトの件は、もっと早くしっかりとwebで調べていればZ3 Tablet Compactの売却を回避でき、さらに「タブレット端末の一本化」名目のDG-D10IW2の売却、DG-D08IWBの購入、それのWindows10アップグレード関連の問題による売却不可能事案、その後のDG-Q8C3G購入などすべてが回避できたと思うと、後悔してもしきれず、できることならこのソフトの存在を知った状態で7月以前に戻りたいぐらいです(公務員試験対策講座やインターンシップなど、大変な日々をもう一度過ごさないといけなくなりますが(笑))。情報系学科で学ぶ身であるにもかかわらず物事をその場その場のとっさな判断だけで決めてしまい、深く調べずに行動を起こしてしまう点は、2015年の一年間を送る中で「直ちに」改善しなければならないと痛感しました。10月以降はこの点を意識しながら毎日を過ごした結果、前述のタブレット端末の一件ような無駄な行動は起こさずに済みましたが、自分の「思い立ったらとりあえず行動に移してみる」というモットーは今年全体で見ると残念ながら短所に働いたといわざるを得ません。
とはいえ、今年のこの一連の行動がなければ「思い立ったらとりあえず行動に移すという自分のモットーは、時には悪く作用することもある」ということに気づくことができず、来年や社会に出てから気づき、場合によっては今年以上の損失を被っていたかもしれません。その点では、今年の一連の行動も「全く無駄で、意味をなさない出来事」ではなかったといえます(それでももう少し早く行動を改善すべきでしたが)。
去年の振り返り記事で「来年はこれまでの経験を少しでも多く将来に生かしていけるように、またそのためにはどうすればよいかと考える一年にしたい」と書きましたが、これについてはおおむね達成できたのではないかと感じています。インターンシップのエントリーシートを書く際や実習先での自己紹介、雑談などでこれまでの経験を踏まえた文章を考えたり、話のネタに用いたりしました。その結果、エントリーシートは充実した内容を書くことができましたし、雑談においても特に創作活動と旅行の話題の受けがよいこともわかりました。来年はこれら今年得た経験をさらにフィードバックし、より良い内容のエントリーシートや面接でのアピール材料につなげていきたいです。
来年、無事進級できれば私はいよいよ大学4年生となります。学科の就職活動自体は2月から本格的に始まるため、早ければ4年生進級とほぼ同時期に内定を1つ以上出すことができているかもしれません。とはいえ、私の第一志望は大学院進学であるため、4月以降卒業研究を本格的に始めていくことになると思います。学科で3年間学んできたこと+持ち前のクリエイター精神で、よい研究を行うことができればと思っています。
創作活動については、特に2016年前半の予定がどうなるか未知数であるため、今から活動方針を一つに決定することはできません。しかし、どれほど研究が忙しかったり、苦しいことがあったとしても作曲と絵は今後も続けていきたいです。そして、現在多忙により滞っている同人サークルの活動も、めどがつき次第本格的に活動を始め、9月の夏こみトレ、(機会に恵まれれば)8月のコミケ(サークルメンバーの一人が4月から関東に引っ越すため、その方の協力により実現可能)への出展を目標に活動していきたいと考えています。
旅行については大学院進学に一定のめどがつけば精神的にも余裕が生まれると思いますので、そのタイミングで遠方への旅行を実施したいです。来年は同人サークルのメンバーの一人が関東へ引っ越すため、まずその方のところへ行き、合流してさらに遠方へ、といったこともしてみたいです。また、今年航空機好きが再燃したのをいい機会として、高校の修学旅行以来久しく乗っていない飛行機にも乗ってみたいです。実は中学の修学旅行でBoeing 767、高校の修学旅行でBoeing 777に搭乗しているため、次に乗るのはBoeing 787と決めています(笑)。サークルメンバーとのオフ会の行程のどこかで航空機を利用してみたいです。また余裕があればリージョナルジェットやターボプロップ機などの小型飛行機にも乗ってみたいです。
これにて2015年の振り返り記事を締めたいと思います。最後になりましたが、今年一年もHEstudentの活動にお付き合いいただき、ありがとうございました。今年は去年2014年に比べると充実感に欠ける一年となってしまいましたが、一方で得るものも多く、なんだかんだで「2015年があってよかった」と思っています。来年も前述したことをはじめ、いよいよ進路決定に向けて大きな一歩を踏み出し、その決断に間違いがなく「この道を選んでいてよかった」と思える一年にしたいです。来年2016年もHEstudentをどうぞよろしくお願いいたします!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
さて、私は2013年から「1年を振り返って」というテーマで、その年1年を「○○と××の1年」という言葉で表現し、月ごとやトピックごとに1年間を総ざらいする記事を投稿してきましたが、今年も例によって2015年の振り返り記事を投稿していきます。相変わらずの長文ではありますが、この記事をご覧になりながら、皆さまもこの一年に思いを馳せていただければと思います。
2015年全体の所感
2015年は去年おととしのように「○○と××の1年」のワードがすぐに決まらず、この記事を書きながらもなお悩んでいましたが、やはり「多忙と成熟の1年」ではないでしょうか。
学業について
今年は特に3年生へと進級した4月以降、就職関連の行事が自分のスケジュールの多くを占めるようになり、その割合は日に日に増加していきました。5月に始まった公務員試験対策講座は、途中で授業についていけなくなり、また同じころに進路の見直し(後述)を行ったため、9月下旬に事実上リタイアしました。講座の担当教員から「理系は文系よりも勉強しないといけないことが多いから大変かもしれないよ」といわれていたため、多少覚悟はしていましたが、やはり理系で、かつ民間企業と併願での公務員試験勉強には無理がありました。とはいえ、そのことにいち早く気づくことができ、早々に民間企業への就職に進路変更することができた点では、あのままなんとなく講座を受け続けて内容もろくに頭に入らず、勉強にも身が入らず、それでも公務員の道をあきらめきれないからとどっちつかずの状態で毎日を過ごした結果両方悲惨な結果に終わる、という最悪のシナリオはひとまず回避できてよかったのではないかと思います。
民間企業への就職を目指して気を取り直した9月、今度は親から「もし大学院に行きたいのならお金は何とかするから、自分でよく考えておきなさい」と言われ、「大学院に進学する」という新たな選択肢が現れました。自分のやりたいことなどを総合的によく考えたうえで、私は大学院への進学を決意し、大学院進学に反対していた父親を説得し、なんとか大学院進学に向けての第一歩を踏み出すことができました(詳しくはこちらに日記記事を書いています)。なお大学院進学に進路変更はしたものの、万が一の時のことと、大学院に進学したとしても、2年後にはやはり就職活動を行わなければならないため、その事前練習もかねて学部3年生向けの就活関連行事や、ゼミで課された就活関連の課題にも取り組んでいます。また、現在の私の成績では簡単な面接だけで大学院に入学できる制度を利用することができますが、今受けている授業の成績が悪くなり、平均点を押し下げてしまうとそれができなくなり、入試勉強を行わなければならなくなります。今できることとして、1回1回の授業をしっかりと受け、成績を下げないばかりでなくむしろ上げるぐらいの気持ちで、これまで以上に熱心に取り組んでいます。
以上のようなこともあり、ここ最近は創作活動に割ける時間が大幅に少なくなり、また9月からは絵を本格的に始めたためそちらにシフトしてしまい、ここ最近はオリジナル曲は全く制作できておらず、過去に制作した楽曲などのオルゴールアレンジを申し訳程度に制作・アップロードする程度となってしまいました。なお、今期の成績が確定し、面接のみの大学院入試が受けられることが確実になればある程度時間的余裕が生まれると思いますので(ただし卒業研究の具合によってはこの限りではない)、このタイミングで創作活動に再び力を入れていきたいと思います。
創作活動について
作曲については「成熟」の域に達したと感じています。しかし、今思えば「成熟の域に達した」と少しでも思ってしまったことが、その後の作曲活動の衰退を招いてしまったのではないかとも感じています。去年2014年は、最も早いときで1週間に1曲のペースで楽曲を作り、1曲作り上げるたび「今回はここがダメだったな。次はもっと良くしていこう」などと1曲ごとに不満点・改善点を見出し、それがモチベーションとなって次々と歌詞・メロディを考えることができましたが、今年に入ってからは「うん、この曲は今の自分の力を全て出し切れた!パーフェクト!」と感じることが多くなり、それが数曲続くうちに「このぐらいでいいか」と考えるようになりました。これまでは「自分の作曲技術の向上。ひいては僕が作曲を始めたいと思うきっかけとなった作曲家に迫るクオリティに持っていく」という明確かつ強固な目標があり、「自分が「作曲を始めたい!」と決意した時に味わった感動を、自分なりの形でほかの人に表現したい」という終着点があったため、どんな時でもあきらめずに頑張ることができましたが、自分の中で「成熟の域に達した」と区切りをつけた今、かつての終着点にもう到達したと考えてしまい、終着点に到達するための目標も自分の中で意味をなさなくなりました。この記事の執筆時点で「なぜ作曲を続けているのか?」と問われたとき、残念なことに答えに窮してしまう自分がいます。ここに答えを見いだせない私が今後も2014年と同じような作曲活動をすることができるかと言われると、それは「NO」です。
とはいえ、完全に作曲活動をやめてしまうことにはまだ心残りがあります。例えば自分の描いた絵のPR動画に用いる音楽や、YouTubeに投稿する動画のBGMなど、「音楽がほしいけど、フリー素材では面白くないなあ」と思う時がいくつもあります。そのようなときにサッと曲を作り、BGMなどとして反映できる程度には作曲活動は継続していきたいです。楽曲のジャンルについても、これまではボーカルありの曲がほとんどでしたが、ボーカルライブラリがなかなか増えない中でマンネリ化が進行してしまい、自分で作っていて「面白くない」と感じるようになってきたため、今後はボーカルなしの楽曲やBGMなどを中心に制作していきたいと考えています。
絵については未だ初心者の域を出てはいないものの、少しずつスキルが向上してきたのではないかと感じています。特に色塗りや立体感の表現などは、絵を本格的に始めてから1年以上たった現在でも当初とほとんど塗り方は変わっていません(塗り方を深く勉強していないのがそもそもの原因ですが)。線画については、今年前半までは絵を本格的に始めるきっかけとなった「アイカツ!」の作画を意識したものでしたが、顔のパーツがうまく配置できず、2次元絵特有のかわいらしさをなかなか表現できませんでした。しかし、今年後半以降は8月に読み始めた4コマ誌の影響を大いに受け、それまでの「人間らしさ重視」から「2次元だからこそ描ける丸っぽさ」を前面に押し出した作画を意識するようになりました。また、このころから顔のパーツ配置や目の描き方、アングルなどに自分オリジナルの要素を加えるようになり、作画の方針は11月頃にほぼ確立しました。
また、1枚絵に並行して漫画も描くようになりました。漫画特有の技法やコマ割りについて何も知らない状態からのスタートだったため、今は4コマ漫画をベースに細かい要素については既存の作品を参考にしながら描いています。いずれは自分オリジナルの要素を加えたり、4コマ以外の自由なコマ割りの漫画も描いてみたいです。
旅行について
2014年は旅行面では非常に充実した1年となりましたが、その反動が来たとでも言いましょうか、今年は大規模な旅行をあまり実施しませんでした。原因としては前述した時間的・金銭的余裕の減少です。特に東京旅行は去年の年末に行った「エクストリーム東京旅行」で、東京で散策したいスポットを一通り散策し、いまだ満足感が残っているため、今年は東京方面への旅行は実施しないか、計画したとしても東京都心は通過し、可能であれば東北まで行くつもりでした。しかし、夏休みはインターンシップと公務員試験対策講座(この時はまだなんとかついていけると思い、講座への参加を続けていました)でのんびりできる期間が1週間しかなく、この期間もオフ会や創作活動などが重なり、結局遠方への旅行は実施できず。冬休みの旅行についても、時間的余裕がないわけではないものの、今度はPC関連で出費が重なり、旅行資金をねん出することが困難になったため、年末年始も遠方への旅行は実施しないつもりです(近場での旅行は「鉄道乗り初め旅行」の形で実施するかもしれませんが)。
また、今年は9月になんとなくの気分で大阪国際空港(伊丹空港)へ航空機を撮りに行ったことがきっかけで、航空機への興味が再燃(小学生の頃に神戸空港へ連れていってもらった時や、中学の修学旅行で飛行機に初めて乗ったときに一時的に航空機に興味が沸いたことはありましたが、以後は鉄道のほうにシフトしていたため、航空機への興味はしばらく遠のいていました)しました。現在は下宿から行きやすい大阪空港での撮影をメインで行っていますが、大阪空港では見かけない航空機・航空会社などの撮影のためにそのほかの空港へも撮影に行ってみたいです。
ここからは、上記でお伝えしなかった小さなトピックについて、月ごとに分けて簡単に紹介していきます。
1月
- Xperia Z3 Tablet Compactを購入。中旬に縁あって買ってもらったネットワークレコーダー「nasne」の番組プレーヤーなどとして活用するも、7月に手持ち端末をVPN Azure対応端末に一本化するため売却。ところが10月頃にVPN接続に頼らなくてもリモートデスクトップやファイル送受信を行えるソフトの存在を知り、売却する必要はなかったと激しく後悔。
- いつも仲良くさせてもらっているTwitterのフォロワーさんとオフ会。ところが、朝の最寄り駅で発車標・自動放送装置が故障していたり、途中立ち寄った尾道駅で怪しい宗教団体に絡まれたりと、大波乱のオフ会となった。
- 鉄道乗り初め旅行で餘部橋梁散策。朝寝坊してしまい一時スケジュールが危ぶまれたが、なんとか予定を回復。いろいろな意味で思い出に残る旅となった。
- 中旬にSONYのネットワークレコーダー「nasne」を導入。対応機器で自由なスタイルでテレビ番組を視聴できる利便性に満足していたが、6月下旬に試験的に構築したテレビ番組録画サーバーがうまく軌道に乗りそうだったためテレビ視聴・録画をこちらに一本化。現在は実家で家族のテレビ番組視聴・録画用に使用中。
- 自作PCの基本パーツを5年ぶりに完全更新。体感速度重視の構成とし、更新後は非常に快適なPCライフとなった。
2月
- タブレットPC「DG-D10IW2」購入。WUXGAの高解像度と10.1型の大画面タッチパネルにより、nasneに録画したテレビ番組を快適に視聴することができた。またバッテリーも比較的長時間持続し、学校へ持っていってのレポート作成やリモート作業などに役立った。7月に購入したDG-D08IWBへの一本化と、録画サーバー増強の資金をねん出するため、8月に売却するも、やはり8型タブレットでの作業は難しいものがあり、売却してしまったことを後悔。
- 妹の受験必勝祈願で北野天満宮へ。ただ北野天満宮に行くだけでは面白くないので、冬の関西1デイパスを用いて、アーバンネットワークの未乗路線乗りとおしなど、一日フル活用の小旅行を行った。
3月
- メインPCの更新に伴って使わなくなった電源ユニット・HDD・メモリを流用し、CPU・マザーボード・PCケースを新たに購入してコンパクトPCを作ってみようという計画を立てる。ほんの軽い気持ちで始めたはずが、ああでもないこうでもない、そうだ録画サーバーを立ててみよう、こんな用途だとNUCのほうがいいよな、などといろいろ悩むようになり、時間的・金銭的損失が大きくなってしまった。1年近くたった当記事執筆時点でもまだ長期間にわたって使っていける構成にたどりついていない。
- 去年9月に始めた絵の技術を向上させるため4コマ漫画を描き始めたり、4月に控えている基本情報技術者試験の勉強をしたりなど、部屋に引きこもることの多い1か月となった。
4月
- 大学3年に進級。授業はさらに専門的になるとともに、いよいよ就職に向けて本格的に動き出すこととなった。
- このころVPNによるリモートデスクトップ・ファイル送受信について知る。VPN接続のための常時起動サーバーはメインPCやコンパクトPCでは消費電力面で気になったため、新たにNUCを導入。しかし8月にこのNUCと同等レベルの消費電力を実現できるマザーボードを導入したことにより、友人に売却。
5月
公務員試験対策講座スタート。初めは意欲的に学習し、授業にも欠かさず出席していたものの、8月にインターンシップでどうしても連続して欠席しなければならなくなり、このころからついていけなくなり、またインターンシップでのアドバイスなどもあり、そもそも公務員になりたいのかどうかすらわからなくなったため、結局9月にリタイア。
6月
公務員試験対策講座、インターンシップ事前研修、アルバイトなどが土日両方に入ったため、約3週間休日が全くない期間が続いた。このころより作曲活動が滞り始める。
7月
- 録画サーバーを構築。またファイルバックアップもこの録画サーバーのHDDの領域を利用して行った。VPNサーバーのみ常時起動とする必要があったため引き続きNUCを利用した。
- 8型WindowsタブレットDG-D08IWBを購入。片手で持ちやすく持ち運びもしやすい8型であるため様々な用途に活用。しかしPCとしてはやはり画面の小ささにより作業がしづらく、9月上旬にはAndroidタブレットでもできるような用途にしか使用していなかったため、9月中旬に売却を検討。しかし7月末に導入したWindows10がこのタブレットに対応しておらず、それを知らずにアップデートした上にWindows8.1のリカバリ領域を削除してしまったため「保証対象外」とのことで売却不可能に。その後紆余曲折あり、結局Windows10タブレット(タッチパネルが誤動作するため無効化し、タブレット端末なのにマウスとキーボードが必須)として細々と使用中。
- 29日にWindows10がリリース。メインPC、録画サーバー、タブレットすべて無償アップグレード対象であったためアップグレードを行ったが、アップグレード後に不具合が多く、録画サーバーに至ってはチューナーが正常に動作しなくなり録画が全くできなくなるという事態に陥ったため、タブレット端末以外のすべてのPCをそれぞれの元のOSに(新規インストールの形で)戻した。なおメインPCのみ動作しない恐れのあるソフトがなかったこと、動作の不安定さもある程度許容できることにより、11月に再度アップグレードを実施。
8月
- 上旬に公務員インターンで1週間、下旬に地元企業へのインターンで2週間実習だったため、夏休みにのんびりできる期間がわずか1週間だけとなった。その1週間も公務員試験対策講座などがあったため、創作活動がほとんど進まず。
- いつも仲良くさせてもらっているTwitterのフォロワーさんと4日間のオフ会を実施。うち3日間はフォロワーさんの一人を下宿先に泊め、腹を割っていろいろな話をするなど、2015年の最も思い出に残る行事の一つとなった。
- NUCと同等以下の低消費電力を実現できるマザーボード(オンボードCPU)の存在を知り、録画サーバーのプラットフォームを換装。しかし、思ったよりスペックが低く、録画終了後の変換処理中に動作が非常に重たくなったり、そもそもスペックの低さが原因で録画番組にノイズが入ったりなどの問題があったため、12月末に消費電力にこだわりすぎないプラットフォーム換装の検討を開始。
9月
- DG-D08IWBの代替としてAndroidタブレットDG-Q8C3Gを購入(当初はDG-D08IWBを売却し、それを資金に購入するつもりだったが、前述のような事情があり売却できなかったため新規での購入となった)。メディアプレイヤーやwebブラウジングなどに活用中。
- 下旬に母親から大学院進学の件について提案され、この時から卒業後の進路について再び考え始めるようになる。
- いつも仲良くさせていただいているTwitterのフォロワーさんと同人サークルを結成。冬こみトレへの出展を目標に作品作りを開始したが、メンバー全員が現在多忙のため思うように作品作りが進まずこみトレに間に合う見込みが立たなくなったため、とりあえず今の多忙な生活が落ち着くまでの間はのんびりと活動していく方針に変更。
- 中旬になんとなくの気分で大阪空港へ航空機の撮影に行ったのをきっかけに航空機好きが再燃。以後何度か空港へ行って航空機の撮影を行ったり、航空機のプラモデルを組み立ててみたり。
- CPU・グラフィック性能の強化のためメインPCのCPUをCore i3 4160からCore i5 5675Cに換装。強力なCPU・グラフィック性能を65Wという低消費電力で実現でき、メインPCにふさわしい構成を実現できた。
10月
9月下旬に公務員試験対策講座をリタイアしたことにより、それまで講座に出席していた時間の分余裕が生まれたが、それと入れ替わるように就職関連行事が増加したり、学業が多忙化したりしたことにより結局プラスマイナスゼロで、やはり創作活動に十分な時間が割けないまま時が過ぎていった。
11月
- 上旬の一時的な帰省で大学院進学に反対していた父親と話し合い、ついに大学院進学の許可をもらう。ここから今受けている授業にさらに真剣に取り組み、成績を落とさないよう努力する日々が始まった。
- Xperiaアンバサダーミーティングに初めて参加。Xperia好きのユーザーとの交流や、自分が好きなXperiaのことをより詳しく知ることができた。さらに最新機種Xperia Z5を約3週間じっくりと試し、その魅力をブログを通じて発信することができ、様々な面で非常に有意義なイベントとなった。
12月
上旬に関西空港へ航空機の撮影、その翌日に大阪モーターショーへ、さらにその翌日に神戸ルミナリエ(目的はJR西日本とルミナリエのコラボグッズの入手だったが)に行った。さらにエクストリーム東京旅行から1年となる24・25日に何もしないのももったいないと感じたため、25日に始発列車で大阪空港へ行き、7時の供用開始から朝ラッシュ時間帯の航空機の撮影を行った。
来年の抱負と活動方針について
今年は冒頭で述べた通り「多忙と成熟の1年」でした。しかし、月ごとの振り返り記事で「後悔」という文字を使ったように、今年は特に物品購入において去年以上に無駄な行動の多い1年となりました。リモートデスクトップ・ファイル送受信ソフトの件は、もっと早くしっかりとwebで調べていればZ3 Tablet Compactの売却を回避でき、さらに「タブレット端末の一本化」名目のDG-D10IW2の売却、DG-D08IWBの購入、それのWindows10アップグレード関連の問題による売却不可能事案、その後のDG-Q8C3G購入などすべてが回避できたと思うと、後悔してもしきれず、できることならこのソフトの存在を知った状態で7月以前に戻りたいぐらいです(公務員試験対策講座やインターンシップなど、大変な日々をもう一度過ごさないといけなくなりますが(笑))。情報系学科で学ぶ身であるにもかかわらず物事をその場その場のとっさな判断だけで決めてしまい、深く調べずに行動を起こしてしまう点は、2015年の一年間を送る中で「直ちに」改善しなければならないと痛感しました。10月以降はこの点を意識しながら毎日を過ごした結果、前述のタブレット端末の一件ような無駄な行動は起こさずに済みましたが、自分の「思い立ったらとりあえず行動に移してみる」というモットーは今年全体で見ると残念ながら短所に働いたといわざるを得ません。
とはいえ、今年のこの一連の行動がなければ「思い立ったらとりあえず行動に移すという自分のモットーは、時には悪く作用することもある」ということに気づくことができず、来年や社会に出てから気づき、場合によっては今年以上の損失を被っていたかもしれません。その点では、今年の一連の行動も「全く無駄で、意味をなさない出来事」ではなかったといえます(それでももう少し早く行動を改善すべきでしたが)。
去年の振り返り記事で「来年はこれまでの経験を少しでも多く将来に生かしていけるように、またそのためにはどうすればよいかと考える一年にしたい」と書きましたが、これについてはおおむね達成できたのではないかと感じています。インターンシップのエントリーシートを書く際や実習先での自己紹介、雑談などでこれまでの経験を踏まえた文章を考えたり、話のネタに用いたりしました。その結果、エントリーシートは充実した内容を書くことができましたし、雑談においても特に創作活動と旅行の話題の受けがよいこともわかりました。来年はこれら今年得た経験をさらにフィードバックし、より良い内容のエントリーシートや面接でのアピール材料につなげていきたいです。
来年、無事進級できれば私はいよいよ大学4年生となります。学科の就職活動自体は2月から本格的に始まるため、早ければ4年生進級とほぼ同時期に内定を1つ以上出すことができているかもしれません。とはいえ、私の第一志望は大学院進学であるため、4月以降卒業研究を本格的に始めていくことになると思います。学科で3年間学んできたこと+持ち前のクリエイター精神で、よい研究を行うことができればと思っています。
創作活動については、特に2016年前半の予定がどうなるか未知数であるため、今から活動方針を一つに決定することはできません。しかし、どれほど研究が忙しかったり、苦しいことがあったとしても作曲と絵は今後も続けていきたいです。そして、現在多忙により滞っている同人サークルの活動も、めどがつき次第本格的に活動を始め、9月の夏こみトレ、(機会に恵まれれば)8月のコミケ(サークルメンバーの一人が4月から関東に引っ越すため、その方の協力により実現可能)への出展を目標に活動していきたいと考えています。
旅行については大学院進学に一定のめどがつけば精神的にも余裕が生まれると思いますので、そのタイミングで遠方への旅行を実施したいです。来年は同人サークルのメンバーの一人が関東へ引っ越すため、まずその方のところへ行き、合流してさらに遠方へ、といったこともしてみたいです。また、今年航空機好きが再燃したのをいい機会として、高校の修学旅行以来久しく乗っていない飛行機にも乗ってみたいです。実は中学の修学旅行でBoeing 767、高校の修学旅行でBoeing 777に搭乗しているため、次に乗るのはBoeing 787と決めています(笑)。サークルメンバーとのオフ会の行程のどこかで航空機を利用してみたいです。また余裕があればリージョナルジェットやターボプロップ機などの小型飛行機にも乗ってみたいです。
これにて2015年の振り返り記事を締めたいと思います。最後になりましたが、今年一年もHEstudentの活動にお付き合いいただき、ありがとうございました。今年は去年2014年に比べると充実感に欠ける一年となってしまいましたが、一方で得るものも多く、なんだかんだで「2015年があってよかった」と思っています。来年も前述したことをはじめ、いよいよ進路決定に向けて大きな一歩を踏み出し、その決断に間違いがなく「この道を選んでいてよかった」と思える一年にしたいです。来年2016年もHEstudentをどうぞよろしくお願いいたします!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。