今回はHuawei MateBook(2016年モデル)を購入しました。発売が2016年7月で今更感はありますが、ファーストインプレッションをお送りします。なお、MateBookはすでに2017年モデルが発表されており、これと区別するためにタイトルは2016年モデルとしましたが、以後特記した場合を除き2016年モデルを指して単にMateBookと呼びます。
タブレット端末を買ってはすぐ手放す状況に終止符を打つべく、まずはAndroidタブレットについて去年10月にHuaweiの「MediaPad T2 7.0 Pro」を購入し、現在も使用を続けていますが、Windowsタブレットについてはまだ手を付けておらず、去年4月に購入したPhoton2をなんとなく使い続けていました。が、このPhoton2も昨年夏ごろから筆圧検知が動作しなくなり、ただのWindowsタブレットとしての使用となり、さらに先日リカバリをかけた後ドライバをインストールしようとするもPhoton2のドライバの配信元サイトが停止しており、また標準ドライバではディスプレイが正常に表示されないため、実質的に使用不能になってしまいました。
また、これまで使用してきたWindowsタブレットはCPUがAtomまたはそれと同等レベルのプロセッサであり、度々動作の重さに悩まされてきましたので、この機会にWindowsタブレットについても思い切ってより高い性能のプロセッサを持つモデルとし、あらゆる状況で快適に使用できるタブレット端末を購入しようと考えました。
それでは早速開封していきましょう!発売から1年近く経過しており、すでに多くの方がレビューされていますが、個人的な記録用を兼ねてこの記事をお送りしていきます(-_-;A ...アセアセ
今回購入したMateBookは、2016年7月にHuaweiから発売された2in1(脱着式キーボードを備え、状況に応じてタブレットスタイルで使用することも、ノートPCスタイルで使用することもできる端末)です。発売当初はタブレット本体のみで69,800円(税抜)、キーボードは別売で9,800円(税抜)でしたが、今年5月にMateBookの2017年モデルが発表され(2017年6月末現在まだ発売はされていない模様)、実質的に型落ちモデルとなり、タブレット本体とキーボードをセットにしたモデルが最安6万円台で手に入るようになりました。今回のWindowsタブレット購入にあたっては、同じ2in1、同じプロセッサ搭載、キーボードセット販売であるDiginnosの2in1「DGM-S12Y」も検討しましたが、狭額縁による小さいフットプリントとスマートなデザイン、バックライト搭載キーボードを備える点などの充実スペックの割に価格がお手頃であったことから、思い切ってMateBookを購入した次第です。とはいえ、2017年モデルの発売を目前(?)に控えており、いつ販売終了になるかヒヤヒヤしながら給料日が来るのを待っていました笑(もし販売終了になるか、最安値が大幅に上昇した場合は諦めてDGM-S12Yを購入するつもりでした……w)。
キーボードセットモデルは一つのパッケージの中に本体のパッケージとキーボードのパッケージが重ねられて入っています。外箱はHuaweiの中上位機種(MediaPad M3など)に見られるデザインで、以前購入したMediaPad T2 7.0 Proに比べてしっかりとした作りの外箱です。
まずは本体のほうのパッケージをオープン。いきなり本体が出てきますが、いったん置いておいて、先に付属品を紹介します。
クイックスタートガイドと保証書(本体のものと、ACアダプタのものの2種類)、PCリサイクルのステッカーが付属しています。ステッカーはタブレット本体に貼り付けるか、本体を廃棄するときまで大切に保管しておく必要があります。
USB typeC-typeCケーブルと、typeC-microB変換ケーブル。typeC-typeCケーブルは長めのきしめんケーブルで、比較的柔らかいため取り回しはしやすいです。
そしてmicroB-typeA変換アダプタも付属しています。後述しますが、本体のUSBポートはtypeCが一つしかなく、一般的なフルサイズUSB機器を使用するにはアダプタをかませる必要があります。しかしそのあたりはHuaweiもわかっているようで、ちゃんとフルサイズUSBへの変換アダプタを付属してくれていました。このアダプタは、
先ほどのtypeC-microB変換ケーブルを接続して使用します。
続いてUSB ACアダプタ。5V 2A or 9V 2A or 12V 2Aでの出力が可能です。出力ポートはUSB typeCです。なお、手持ちのUSB ACアダプタやモバイルバッテリー(5V出力のみ)では充電ができませんでした。おそらく充電の際は9Vか12Vの電圧が必要と思われます。
今回の付属品は、MateBookに対応できる手持ちの機器がないことからすべて使用します。欲を言えば本体カラーに合わせてこれら付属品も黒基調のものであってほしかったです(白いケーブルやハードウェアは長期間使用することでだんだん黄ばんできて、汚く見えてしまうので)。
続いて本体の紹介。いつもなら本体の撮影に入る前にディスプレイ部分に液晶保護フィルムを貼り付けるところですが、うっかり注文し忘れてしまい、別で注文したため撮影時点でまだ手元に届いていませんorz
ディスプレイは12インチですが、ベゼル幅が非常に狭く、フットプリントは安価な10インチタブレットのそれに近くなっています(Matebookのフットプリントは278.8mm×194.1mmで、Photon2は264mm×182.2mmで、縦横ともわずか10mm程度の差です)。画面占有率が非常に高く、スマートな印象を受けます。もう一つの購入候補だったDGM-S12Yはベゼル幅が広く、13インチノートPCに匹敵するほどのフットプリントの大きさ(DGM-S12Yのフットプリントは305mm×210mm、Diginnosの13インチノートPC「Altair F-13」は327mm×220.6mm)で、野暮ったい印象を受けます。
下部にHuaweiのロゴ、上部にwebカメラ(すぐ横にインジケータランプがあり、webカメラ動作中は白く点灯する)があります。Windowsタブレットによくある、ベゼル部分のWindowsボタンはMateBookにはありません。また、正確な位置は不明ですが照度センサも内蔵されており、周囲の明るさに応じて画面の明るさを変化させることができます。
背面。中央にHuaweiのロゴ、その下にWindowsロゴステッカーとIntel Insideステッカー。これら2つのステッカーは大手メーカーの中上位クラスにならないとなかなか貼り付けられないもので、これだけでも安価なタブレットではない、プレミアムな気分に浸ることができます。なお、タブレットとしては珍しく背面カメラがありません。といっても背面カメラを使う機会はほぼないので問題にはならないでしょう。
続いて右側面。画像左が下部です。下部にUSB typeCコネクタ、すぐ隣に充電インジケータランプ(外部電源を接続するとバッテリー残量に応じて赤→橙→緑に点灯します)、音量ボタン、音量ボタンの+と-に挟まれた、平らな部分が指紋センサーです。指紋を登録しておくことで、Windows Helloによりログインの際のパスワード入力の手間を省くことができます。なお、DGM-S12Yでも指紋によるログインを行うことができますが、センサーがキーボードカバーのタッチパッド部分に搭載されており、キーボードカバーを外した状態だと利用できないのに対し、MateBookは本体側にセンサーが搭載されているため、キーボードカバーの装着有無に関わらず指紋認証を利用することができます。
上面。画像左が右側です。右上部に電源ボタン、上面左右にスピーカーが搭載されています。出力はタブレットとしてはなかなかのもので、軽く動画を視聴する程度なら十分対応できます。
左側面。画像左が上部です。一番上にヘッドセット出力があるほかは特に何もありません。
MateBookは本体が非常に薄く、厚さは6.9mmです。DGM-S12Yの10.5mm、Surface Pro 4の8.4mmと比べても薄く(Surfaceはキックスタンドが搭載されているため一概には比較できないが……)、先日6月9日に発売されたばかりのHuaweiのAndroidタブレット「MediaPad M3 Lite 10」でも7.1mmですから、Windowsタブレットとしてはもちろん、タブレット端末全体としてもトップクラスの薄さを誇ります(厚さ6mm台のタブレット端末はXperia Z2 Tabletの6.7mm、Z3 Tablet Compactの6.4mm、Z4 Tabletの6.1mmなどがある程度)。側面と背面は金属製で、フチの部分にはダイヤモンドカットも施されており、質感はさすがです。
重量も640gと、DGM-S12Yの935gやSurface Pro 4の766g(m3モデル)と比べて軽く、12インチという画面の大きさからは想像もつかないほどの可搬性の高さです。キーボードカバーを装着しても総重量は約1.1kgほど(私が大学院の授業用に使用しているノートPC「Altair VH-AD」は1.6kg)で、ノートPCとしても気軽に持ち運びできそうです。
続いてキーボードカバーを開封していきましょう!
本体は革張り風の仕上げとなっており、質感は良いです。キーボードは日本語配列で、JIS配列ほぼそのままのキー配列となっています。DGM-S12Yに付属するキーボードカバーのキー配列は日本語配列ながらEnterキーがUS配列風の小さいものになっている、一部のキーが別の場所に移動しているなど、慣れを必要とするものですが、MateBookの日本語キーボードは(Enterキーの周辺のキーがやや小さいものの)配列の大きな崩れはなく、普段デスクトップで使用しているフルサイズキーボードと同じ調子でキー入力を行うことができます。キーピッチも大きく、キーストロークもノートPCのそれとほぼ同じ深さで、違和感がありません。個人的には、文章入力の際カーソルを行の先頭や終端に持っていくのにHome・Endキーを、一度変換した文字をひらがなに戻すのに無変換キーをそれぞれ多用するのですが、これら3つのキーが省略されておらず、さらにほかのキーとの同時押しを必要としない点は高評価です。
また、タッチパッドも大きく、しかも表面が滑らかな磨りガラスとなっているため、タッチパッドの操作も快適です。
さらにこのキーボードは防滴仕様になっているほか、暗くなると、
バックライトまで点灯するデラックス仕様!このようなキーボードカバーが付属するだけでもMateBookを購入してよかったと思えます。
ところで、このキーボードカバーと本体との接続はキーボード上部にある接点で行います。別途電源を必要とせず、ペアリングも不要のため初回セットアップ時からいきなりキーボードカバーを使うことができます。接点で接続するタイプのキーボードで不安になるのが接触不良によるキー操作・ポインティング操作の挙動の変化。実は以前ドスパラのWindowsタブレット「DG-D10IW2」を使用していた時期があり、思い切ってキーボードカバーも購入したのですが、磁力が弱かったためかタブレット本体とキーボードカバーの接点がしっかりと密着せず、頻繁にタッチパッド操作ができなくなる現象に悩まされていました。ところがMateBookは、
このようにキーボードカバーを装着したまま本体だけを持って持ち上げてもくっついてくるほどに磁石が強力で、接点も確実に密着して快適なキー入力・タッチパッド操作が期待できそうです。
continuumに対応しているので、例えばキーボードカバーを外した際に自動的にタブレットモードへ移行することも可能なほか、キーボードカバーを外しても通常モードで使いたい時、逆にキーボードカバーをつけてもタブレットモードのまま使用を続けたい時のために、脱着の際にその後の挙動を選択するよう設定することも可能です。
本体はカバーの一部を折りたたんでそれに立てかける形で使用します。本体の傾きは二段階に設定可能で、
このように立たせた状態と、
少し寝かせた状態にできます。一見不安定そうに見えますが、本体背面に磁石が内蔵されており、それにカバーのフリップ部分が吸い付く形で固定されるので、安定して支えることができます。また、ひざの上に置いても安定して使うことができます。
なお、SurfaceのType CoverやDGM-S12Yのキーボードカバーはキーボード面の角度を2段階(平らな状態と、奥側が少し浮き上がった状態)に調節できますが、MateBookのキーボードカバーはキーボード面の角度調節はできません。ただしキーボード奥側がわずかに高くなっているため、テーブルに置いた際にキーボード面の奥側がわずかに浮き上がります。
全体としてはこんな感じ。ベゼル幅が非常に狭いこともあり、遠目から見ればまるでノートPCそのものです(ディスプレイサイズ的には12インチMacBook?)。
それでは早速タブレットを起動していきましょう!
ブート画面はもちろんHuawei仕様。このあとセットアップを行います。指紋認証のセットアップも同時に行います。
初回起動画面はこんな感じ。2016年7月発売のため、Windows10のNovember Updateが適用されています(Anniversary Updateは8月リリースだったため、ギリギリ間に合わなかった)。やはりWindows10を使っているからには最新のビルドを使用したいので、Creators Updateを適用していきます。安価なWindowsタブレットはeMMCの容量が32GBや64GBと少ないため、空き容量に余裕のある初期状態のうちにアップグレードを済ませたいところですが、MateBookは(私が購入したものには)128GBのSSDが内蔵されており、容量には十分な余裕があるため(初回起動時の空き容量を確認し忘れたため正確な容量はわかりませんが、少なくとも100GB程度の空き容量があります)、好きなタイミングでアップグレードを行うことができます(もちろん思わぬトラブルを避けるために初期状態のうちにアップグレードを済ませるに越したことはないので、すぐにアップグレードを実行しました)。
プリインストールソフトウェアとしては、スマートフォンとペアリングすることでMateBook側からスマートフォンのテザリングのオンオフを切り替えることができるなど、屋外でのネットワーク利用やスマートフォンとのデータのやり取りをより手軽に行うためのソフトウェア「MateTrans」や、ドライバソフトウェアなどがあるほかはほぼ素のWindowsとなっています。壁紙はHuaweiオリジナル壁紙が1枚だけプリインストールされており、デフォルトの壁紙(上の画像の壁紙)となっています。
それでは恒例のベンチマーク測定。使用するソフトはいつもの「CINEBENCH R15」です。
MateBookに搭載されているCPUはCore m3-6Y30で、DGM-S12Yや12インチMacBook、Surface Pro 4の最廉価モデルに搭載されているものと同じです。タブレット・Ultrabook向けSoCですが、Atom x5/x7などとは異なりCoreプロセッサファミリーで、m3-6Y30はSkylake世代のSoCです。デスクトップPC用プロセッサの血を引いているだけあって性能はなかなかのもので、CPUのスコアはCeleron N3150の2倍以上、AMDのAPU「A10-7890K」にも迫るスコアを叩き出しています。グラフィックのスコアはCore i7 4770(Haswell世代)の内蔵グラフィックを上回るスコアを出しており、Skylake世代の高いグラフィック性能を示すものとなっています。
体感的な動作も快適そのもので、アプリケーションの起動やウェブブラウジングなどの基本的な操作からネット動画の視聴といった少し重ための作業まで特にストレスを感じることなく使用できます。動画エンコードのような高い負荷を長時間かけるような用途には向いていないと思いますが、それ以外のPCを用いるあらゆる作業ではターボブーストが有効に作用し(ベースクロックは900MHzだがターボブーストにより2.2GHzまでクロックアップされる)、快適にPCを使うことができるのではないでしょうか。
画面解像度は2160x1440で、アスペクト比は3:2、Surface Pro 3と同じ解像度です。スケーリングはデフォルトで150%となっています。100%でも文字が見えないことはないですが、文字やアイコンがかなり小さくなり作業しづらくなりますので、125%以上が妥当なところでしょう。また、ディスプレイの発色は鮮やかでコントラストも高く、視野角も広いので、動画や画像を楽しむのに十分なクオリティです。
タッチパネルの反応は特に問題ありません。さらにMateBookにはwacomの筆圧検知技術が採用されており、別売のMatePenまたはwacom AESに対応したペンを用いることでペン入力も可能となります(私は当初、wacom feelIT technologyが採用されていると勘違いしており、手持ちのペンタブのペンが流用できると思っていましたが、実際に採用されていたのはペン側に電池が必要なwacom AESだったため、これに対応したペンとしてwacomのBamboo Smart(Bamboo stylus for select tablets and 2-in-1 convertible devices)を急遽購入しました)。
実際にペンを使ってみた感想としては、やはりwacomの筆圧検知技術を使っているだけあって筆圧の反映のされ方が手持ちのIntuosと同様リニアで、Photon2のN-trigで悩まされた、入力に対する出力の過敏な反応(筆圧を強めるとある地点で急に線が太くなり、弱めると急に線が細くなる)も特になく、おおむね思った通りの線が描けると感じました(もっとも、画面上に直接線を描く環境に慣れていないので、実際にMateBookを液タブとして本格的に使い始めた時には印象が変わるかもしれませんが)。ディスプレイはダイレクトボンディングとなっており、表示面とペンの接触面のギャップが少なく狙った通りの線を描くことができます。「MatePen」は高価なのとペン先が太く厳密な線を描くのには適していないので、MatePenに搭載されているレーザーポインタを使いたい、ペンはOneNoteなどで軽くメモを取る程度、といった事情がない限りはBamboo Smartなどの先が細いペンが使いやすいのではないでしょうか。
指紋認証についてですが、やはりあるとWindowsのログオンが非常に手軽になります。センサーに触れてからログオンされるまで最速で0.5秒程度で、まったくストレスを感じません。私は手持ちのHuaweiの端末としてNexus 6P(製造がHuawei)、MediaPad T2 7.0 Proを所有していますが、いずれも指紋センサーの感度は良好で、濡れた指で触れた場合を除いては1回のタッチでほぼ確実にロック解除されたので、MateBookの指紋センサーに対しても大いに期待していたのですが、今のところ期待通りの性能を発揮しているようです。もしかしたら使っているうちに「実はそこまで感度高くなかった!」ということがあるかもしれませんが、MediaPadで同じことを言っておきながら、結局8か月以上使用してきた中で感度が悪いと感じた場面は一度もなかったため、MateBookも期待できそうです。
発熱については負荷の程度によります。負荷があまりかからない・短時間の負荷がかかる状況での使用においてはほとんど発熱せず、本体背面は熱を持ちません。一方比較的高い負荷を長時間かけ続けていると背面が熱くなり、程度によっては長時間持つことが苦痛に感じるほどになります。
Photon2やスティックPCでは長時間連続して負荷をかけていると(発熱の程度に関わらず)徐々にクロック周波数とCPU使用率の上限が低下していく「サーマルスロットリング」によって動作が非常に重たくなる現象に悩まされてきました(サーマルスロットリングは熱によるCPUの故障を防ぐためにハードウェアレベルで機能しているもので、ユーザの意思で無効にすることができない)が、MateBookにおいては同様の負荷をかけた状況でもサーマルスロットリングは機能していません。使用の際に熱がこもらないよう注意し、極端に高い負荷が長時間かからないようにだけすれば、常に快適な操作が可能になりそうです。
バッテリーについては薄型ボディであること、12インチという大画面ディスプレイを備えていること、キーボードカバーを装着した場合キーボード部へも電力供給(特にバックライト使用時)する必要があることなどから劇的に長いわけではなく、実際の使用においては文字入力や動画視聴など、低~中程度の負荷をかけた状態で6時間程度といったところでしょうか。高い負荷をかけた場合にはさらに持続時間が短くなります(満充電の状態からWindows Updateやディスククリーンアップなど高負荷のタスクを実行しながらこの記事の下書きを書いていたところ、約2時間で残量がおよそ半分になっていました)。
というわけで、今更ではありますがMateBook(2016年モデル)のレビューをお送りしました。SoCが一世代前のモデルだったため、満足のいく性能かどうか不安な点もありましたが、(これまでWindowsタブレットで散々な思いをしてきたこともあってか)性能はもちろんハードウェアのちょっとした上級な装備に感動しっぱなしで、Windowsタブレットもある程度のスペックに達すれば十分使えるものなんだな、と改めて考えることができました。MediaPadに続いてWindowsタブレットでもようやっと端末を頻繁に買い替える現状に終止符を打つことができそうです(思えばモバイル端末の購入試行錯誤は2014年6月のSurface 2に始まり、気が付けば3年経っていました)。今後は可搬性の高さを生かして屋外での創作活動に活用したり、屋内においても大画面ディスプレイを生かしてネット動画やテレビ番組などのエンタメを楽しむための端末として活用していきたいです。また、今回は本体と、サードパーティ製のペンのみの購入でしたが、USB typeCポート1つだけでは心もとないような場面が発生するようであれば、今後MateDockまたはサードパーティ製の互換品の追加購入も検討したいと考えています。
最後に、ここまでの下書きはすべてMateBookのキーボードカバーのキーボードで入力してきましたが、キーがアイソレーションタイプではないためたまに隣のキーを間違ってタイプしてしまう場合があるものの、キーピッチの大きさやキー配列の違和感の無さなどから比較的快適な文字入力ができたことをご報告します。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。