とある事情で購入していた2つのCPUについて、ベンチマークスコアとWindowsエクスペリエンスインデックスの値を紹介し、簡単にレビューする。
Athlon 5150
- CPU: AMD Athlon 5150
- MB: MSI AM1I
- RAM: ADATA AD3U1333W4G9-R (DDR3 PC3-10600 4GB)
- HDD: 手持ちのものを使用
- OS: Windows7 Home Premium 64bit DSP版
ベンチマークのスコアとしてはWindowsタブレットDG-D10IW2とほぼ同程度で、デスクトップ向けCPUとしては低い部類に入る。そもそもAthlon 5150をはじめとするシリーズは、それまで「Kabini」として知られていたSoCをソケット交換可能な方式にアレンジしたもので(このためチップセットに相当する機能もCPUパッケージ内に収められており、マザーボード上にはチップセットが存在しない)、ある程度性能が低いのは仕方ないことだが、タブレット端末と同程度のスコアということもあり、動作は全体的にもっさりしている。鉄道シミュレータ「Bve trainsim 5」を動作させてみたところ、メインPCで30fps程度で表示されるシナリオが、Athlon 5150では12fps程度しか出ない(DG-D10IW2では15fps程度)。ただ、TDPが25Wと極めて低く(高負荷時のシステム全体の消費電力が50W未満とするレビュー記事もweb上でいくつか見受けられた)、またストレージにSSDを採用することでもたつきをある程度カバーできると考えられることから、これをネットトップやOfficeでの文書作成などの比較的軽い作業で使用するのであれば、最適な選択肢といえる。
Celeron G1840
- CPU: Intel Celeron G1840
- MB: MSI B85I
- 以下、上記と同構成
こちらはいかにもデスクトップ向けデュアルコアCPUといった感じで、動作も(CPU性能を高く要求するものを除けば)滑らかである。「Bve trainsim 5」で上記と同じシナリオを動作させてみると20~25fps程度で表示されている。ただ、CPU内蔵グラフィックで出力した映像がディスプレイによっては白くくすんだように見えるため、必要に応じて調整が必要である。